今夏は、猛暑日や熱帯夜続きで、各地で有難くない記録更新ずくめだが、台風も例年にないルートを通過している。現在、台風9号が北陸に接近中で、上陸の可能性が高いが、直撃は極めて珍しい。
台風は、沖縄南方から太平洋側に北上するのが通常のルートだが、今年は4・7・9号と相次いで日本海側に抜けている。
主な原因は二つだそうで、一つは、台風のルートに影響を与える太平洋高気圧が高緯度まで張り出していること。二つ目は、日本海の海面水温が例年より高いためとされる。例年、海面水温は27度以上になるのは太平洋だけだが、今年は日本海も高温なので台風のルートに仲間入りしたとのこと。
気象予報図で沖縄の気温が金沢より低い日が続くのを見るにつけ、異常気象というよりも、温暖化現象が恒常化し、日本は亜熱帯地方になったのではないかとすら思う。