尖閣諸島を巡り、日中間の外交問題が日を追って緊迫の度を強めている。領土問題や三権分立等々、微妙な問題を含んでおり時間が必要だ。
私は、日本のメディアが過敏症気味なのが気掛かりだ。連日、中国人観光客のキャンセルが相次ぎ、観光地やホテルが大打撃を受けると報道するが、苦境を乗り切る度量を望みたい。
すべてではないが、中国人観光客のマナーの悪さは折り紙つきだ。ホテルの部屋は汚すし、灰皿やドライヤーまで持ち帰る者もいる。NZLやAUSのホテルのルームキーパーは、中国人客が泊まった部屋を担当するのを嫌がると聞いた。
この際、「中国人観光客はお断り」を断行する勇気あるホテルはないものか?或いは、キャンセルされた部屋を赤字覚悟で、国内向けに割引きしてマイナスを最小限に食い止める知恵はないのか?
「来て欲しい」ではなく、「行きたい」と思わせる仕組み作りをしないと、足元を見透かされる。安売りしないプライドを大切にしたいものだ。