プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★真のもてなしとは、、

2015-12-20 08:48:20 | 日記・エッセイ・コラム
 東京オリンピック招致の際、流行語にもなった「お・も・て・な・し」。それ以来、私の嫌いな言葉の一つになった。

 本来、「もてなし」とは、その人に備わった物腰や身のこなし等の知性の体現であって、マニュアル化や運動論に馴染まない。

 先日、ある老舗旅館にweb予約を入れたら、宿泊日の1週間前に、お礼と確認の電話があった。続いて、宿泊前日、チェック・イン時間確認の電話があり、随分、慎重だなと感じた。

 さらに、「返信をお願いします」とのメールが届いていた。留守中に、メールを送ったきたのだが、度を超すと不愉快になる。

 当日、宿に着くと、駐車場入り口に宿の従業員が傘をさして、立っていた。雨だったので、お客様が濡れないようにとの配慮だったが、私も妻も恐縮するだけで、嬉しくなかった。

 ホテルや旅館のサービスを充実させることは結構だが、海外からの観光客増加のために、国を挙げて展開する”もてなし運動”は、卑屈で、心の貧困さを感じさせる。