プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★納得の仕方

2017-06-16 08:45:44 | 日記・エッセイ・コラム
 「共謀罪」が成立した。委員会での採決を飛ばして、本会議で決着するやり方は、民主主義の原則である合意形成を踏みにじる暴挙だ。

 多数決は、民主主義の運営ルールに過ぎず、議論の成熟を見ないまま、数を頼りに強行するのは、言語道断で、一強他弱の現実を見せつけられ、虚しい。

 ちょうど、一年前の小ブログに、「ビッグ・マウス2」を取り上げたが、一人は前都知事。もう一人は、現総理大臣だった。

 都知事は、辞任に追い込まれたが、全権力を一手に握るお方は、指示しなくても、側近が思惑を忖度して、関係者に圧力をかけるので、「怪文書」で片づければ済む。

 内閣府に人事権を集中させた体制では、「長い物には巻かれろ」は、官僚の処世術。文科省はじめ、関連部局の人達が抱えるストレスの大きさに同情し、納得するしかない己の無力さが歯がゆい。

 なお、これは年寄りの納得の仕方であり、若年層がどう考えるかが、この国にとって重大な意味を持つ。
★ビッグ・マウス2に贈る「狼老人」の称号
 政治家の出処進退は、「自らの判断」でと言うが、これ程、都合のよい用語は無い。 周囲の議員は、「ご本人」を持ち出して、矛先をかわせる。また、辞めたくないご本人は、時間稼ぎをして......