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★政局風見鶏(番外編):政治力学

2021-09-06 07:07:25 | 日記・エッセイ・コラム
 かつて、小泉元総理が、就任直後に「私の内閣の方針に反対する勢力、これはすべて抵抗勢力だ」と啖呵を切り、「自民党が改革政党にならなければ、私が自民党をぶっ壊す」と怪気炎を上げた。

 それを実行したのが2005年の「郵政解散」で、民営化法案が、衆議院を通過した後、参議院で否決され、廃案になった時、「国民の信を問う」として、衆議院を解散し、選挙をする大博打を打った。

 その際、郵政民営化に反対した議員の選挙区に「刺客」候補を立てた非情さに、度肝を抜かれた。

 当時、安倍前総理は、幹事長代理として、小泉兵法を間近で見て、総理権限の絶大な威力を学んだことが、総理就任後の原動力となった。

 権限を官邸に集中させ、党を押さえつけたので、「安倍1強」が実現し、長期政権を樹立出来た。

 その間に誕生した「安倍チルドレン」と称されるヒラメ議員たちが、菅降ろしに動いたのも当然で、派閥力学は、人間の業とも言えそうだ。"(-""-)"