プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★新規事業「居酒屋タクシー」

2008-06-08 13:59:18 | 日記・エッセイ・コラム

 「晩酌は タクシーでねと 言われても タクシー代が 重すぎる」。家計を切りつめたい奥様の愚痴とご主人の溜息が聞こえてくる。残業代を稼ぎ、公費でご帰宅の車中で缶ビールとおつまみで晩酌気分。金を払うどころか厳禁の現金まで受け取るとなると、公務員倫理規定の範疇を超えた犯罪行為に近い。

 税金の無駄遣いなどという感覚は、タダ酒でマヒするのだろうが、こともあろうに、町村官房長官は、「国会質問の事前提出が深夜に及ぶので、職員は待機することになる構造的問題だ」とし、居酒屋タクシーの原因は野党議員にあるかのような無分別な発言。後期高齢者保険といい、もはや、現内閣には、問題の本質を見極める能力も期待出来ないようだ。

 この「居酒屋タクシー」、1万円以上の高額利用者限定だとか。いっそのこと、堂々と「居酒屋タクシー」の看板を掲げて、希望するお客に有料でお酒を供したら如何なものだろうか。飲酒運転が減るかもしれない。でないと、「乗りたいな 近いお客は おことわり」なんて事態に発展するかも。


★ハプニングも楽し”ぶらり旅”

2008-06-06 09:14:45 | 日記・エッセイ・コラム

 6月3日、千歳から富山へ向かうANA378便に乗って驚いた。国際線に投入するはずのボーイング777-200ER型の最新鋭機。しかも、予約座席がロングピッチでフルフラットのエグゼクティブ・クラスなので、何かの間違いではないかと思い客室乗務員に確認した。 「機材のやりくりの関係で、この機種になったものです。今後、このルートを飛ぶことはないと思いますわ。」と、予想通りの答が返ってきた。

 さて、千歳へは自宅から約35㎞の小松空港を使わずに、約80㎞も離れた富山空港までマイカーで行くことにしている。わざわざ高速料金を払ってまでと思う向きもあろうが、北海道での滞在時間を長くしたい場合には便利だ。

 小松⇔千歳便は、小松発10:35で、帰りは千歳13:15発。一方、富山⇔千歳便は、富山10:25発で大差無いが、帰りは千歳17:05で4時間近くの差がある。午後1時過ぎの離陸では、最終日はホテルから空港へ直行する必要があり、気ぜわしい。加えて、小松空港は駐車料金が有料だが、富山空港は無料なので、長期にわたれば富山空港の方がお得になる。074 旅の最終日の朝、積丹町の宿近辺を散歩していたらキタキツネの親子連れに出くわした。075 母親は警戒して近寄らなかったが、子狐は数メートルにまで接近してきた。「早起きは三文の得」ではないが、これものんびり旅の副産物だ。

 旅行目的に合わせて、交通機関や経由先をアレンジすると、予期せぬハプニングに遭遇する可能性もある。旅の楽しみ方は奥深く、新たな旅への意欲を掻きたててくれる。


★積丹半島ぶらり旅

2008-06-05 09:47:48 | 日記・エッセイ・コラム

 マラソンの疲れを癒すために小樽に一泊し、翌2日午前10時発のバスで積丹半島巡りに出た。積丹半島へは、札幌・小樽からレンタカーか定期観光バスで日帰り出来る距離だが、”ぶらり旅”を楽しみたくて、積丹町美国に宿をとり路線バスを乗り継ぐことにした。

 JR小樽駅前から約1時間10分で美国町バスターミナルに着く。観光案内所で「神威岬」への往復所要時間とバス時刻を確認してから「黄金岬」へ。バス停からゆっくり歩いて往復30分もあれば十分で、展望台まで遊歩道がきれいに整備されている。011 美国町のシンボル的存在の”宝島”を眼下に望み、小休憩していると耳をつんざくようなサイレンが鳴り響いた。正午の報せだった。

 道路沿いにウニ丼・イクラ丼の看板がたち並ぶ町中に戻り昼食後、1時過ぎのバスで積丹半島随一のスポット「神威岬」へ向かった。バスの乗客は我々夫婦二人だけで、降り際に運転手が話しかけてきた。同じバスが折り返すので、「出発時間まで1時間もない。それを過ぎるともう今日のバスは無い」との注意を受け、岬の突端へ急いだ。042 043 054_2

 アップダウンの続く遊歩道沿いに、エゾカンゾウやエゾスカシユリ等が見頃を迎えていた。048 046 ガイドブックには、「片道770m往復1時間」とあったが、ここでの滞在時間は2時間程見込みたい。それほど、”積丹ブルー”の海面は鮮やかで時間を忘れて見とれてしまう美しさだ。最終バスの刻限に急き立てられるように神威岬をあとにした。


★「千歳マラソン」結果報告

2008-06-04 10:06:09 | スポーツ

 2008年6月1日に開催された「第28回千歳JAL国際マラソン」は、降雨と気温8度で肌寒く、最大の魅力である景色を楽しみながらのトレイルランは叶わなかった。002_2 写真は、前日受付時に撮ったもので、夜半から降りだした雨で最悪のレース・コンディションになった。ランナーは、所々にできた水たまりを避け、足もとの良い所を選びながら蛇行せざるを得ず、しかも、道幅が狭いので前のランナーが跳ね上げる泥水を浴びながらのレースになった。

 ハーフの部は、フルより30分早い午前9時半のスタートで、同じコースを途中で折れフルの後半のコースを走る。30分のハンディがあったが、8キロ過ぎでフルの先導車(バイク)に導かれたトップランナーがすり抜けていった。トップアスリートは、少々の上りや悪条件など意に介さないタフさを身につけているようだ。

 私たち夫婦は、10K地点で予定通りの1時間10分。後半は、下りになるので10~20秒/㎞ほど速くなると計算していたが、14キロ地点で妻のペースが落ち出した。気遣う余裕もなく、マイペースを維持するのが精一杯で、なんとかゴール。記録証は後日郵送なので正式タイムは不明だが、手元計時でグロス2時間21分58秒(ネット19分台)で目標タイムの下限値だった。ちなみに、妻は2時間26分46秒だった。(ランネットの速報:男子2008/2486位、女子422/633位)

 完走者全員に振る舞われたじゃがいも(「北のあかり」)は、冷え切った体に格別に美味しく最高の滋養になった。レイト・チェックアウトをお願いしておいたホテルに戻り、シャワーを浴びてようやく生き返った心地になった。午後3時過ぎ、JRで小樽に向かう頃には雨もあがり、青空がのぞいた。まさに恨みの雨で4回中3回も雨に逢うとなると、”晴れ男”を自認してきた長さんも、このコースとは相性が良くないようだ。