プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★ウイズ・コロナの旅③ホテルは、、

2020-06-20 07:57:15 | 旅行記
 5月に加賀温泉の老舗旅館に泊まった時、食事処を閉鎖し、この宿自慢の古色蒼然とした日本庭園に面した部屋にテーブル席を設け、夕食を供して貰えたので、贅沢で申し訳ない気分だった。

 一方、近江八幡のホテルでは、レストランのテーブルを間引きし、食事時間帯を調整して、密を回避していた。夕食は、京懐石だったので一品ずつ運んでもらえたが、朝食はブッフェ方式だったので面食らった。

 マスクとビニール手袋をして、ラップがけして並べてある小皿をとるスタイルなので、お皿の数が半端ではなく、ラップを剥がす手間を煩わしく感じた。

 準備する従業員にとっても、作業時間が増え負荷がかかる。「ウイズ・コロナの旅」の一端を垣間見るようで、気が重くなった。

 観光業界が、今後、どう変容するのか不明だが、利用する側としては、自分の好みに合わせて選択することが、満足度の決め手になりそうだ。

★ウイズ・コロナの旅②石山寺

2020-06-19 07:50:30 | 旅行記
 石山寺は、紫式部が源氏物語の構想を練ったことで知られ、多くの文学ファンが訪れるが、いまは自粛モードなので、紫式部展の会場も閑散としていた。

 お目当ては、勅封秘仏として、33年に一度、及び、新天皇ご即位の翌年にのみ開扉される、ご本尊の「如意輪観世音菩薩」で、3月18日から6月30日までの期間限定で公開された。

 緊急事態宣言で気を揉んでいたが、この機会を逃すと、二度と見る機会が無く、意を決して実現した。

 さて、石山寺は、西国三十三カ所観音霊場の第13番札所で、重厚感に満ちた本堂は、天然記念物の珪灰石の上に建っている。ご詠歌には「後の世を 願うこころは かろくとも ほとけの誓い おもき石山」とある。

 第1番札所は、熊野古道巡りで立ち寄る那智の滝近くの青岸渡寺で、京都観光で必ず足を運ぶ清水寺は、第16番札所にあたる。

 全国各地の霊場が、信仰よりも歴史遺産として観光客を呼ぶのが、良いのかどうか分かり兼ねるが、教科書で学んだ石山寺縁起絵巻のゆかりの地を訪ね、歴史の襞に触れたような不思議な感慨を覚えた。

★ウイズ・コロナの旅①京都・近江八幡

2020-06-18 09:02:01 | 日記・エッセイ・コラム
 6月19日から県境をまたぐ旅行が、全面的に解除されると、押し掛ける人が急増するので、15&16日の一泊二日で、京都・近江八幡を訪ねた。

 京都で建仁寺を訪ねたあと、大津の石山寺を参拝し、近江八幡で一泊する行程だった。

 金沢駅8時05分発特急サンダーバード10号は、京都に10時11分に着いたが、ホームが予想以上に混雑していたので、急遽、予定を変更して、琵琶湖線で石山に向かった。

 JR石山駅で京阪電車に乗り換え、京阪石山寺で下車すれば、歩いて10分程で山門に着く。平日なので、観光客の姿はまばらだった。

 前夜の雨の影響で、気温の上昇とともにむし暑くなり、人とすれ違う時以外は、マスクを外して、広大な境内をのんびり歩きまわった。

 久しぶりの非日常空間を味わい、近江八幡の宮ヶ浜温泉で、歩き疲れた手足を伸ばした。

★コロナはゲーム?

2020-06-17 07:48:40 | 日記・エッセイ・コラム
 東京都のコロナ感染者数が、6月15日47人、16日48人となり、東京アラートに批判が及ぶと、小池都知事は、「積極的に検査を受けて貰った結果」であって、心配していないと反論した。

 緊急事態宣言中に行うべきことを、今頃になってゲーム感覚で、何を幼稚なことをと、、、☹。

 私が吠えても無駄な話だと思い直した時、故桂米朝の柔和な顔が浮かんだ。師匠だったら、都知事に向かって、ニコッと笑って、ひと呼吸おき、「まぁ 長生きしなはれ」と言うように思えた。

 ストレートに、小言を言うよりも、やんわり皮肉る方が、聞き手にとってショックが大きい場合もあるかもしれない。人間味がある関西弁の良さでもある。

 私も見習いたいが、凡人には難易度が高い😎。


★都政の悪夢ふたたび

2020-06-14 08:38:58 | 日記・エッセイ・コラム
 小池都知事が、6月18日の公示直前に、再選出馬を表明したが、この人は、よほど強運の持ち主のようだ。

 実績を採点すれば、失政ばかりが目につくのに、コロナ災禍で、立候補したくても、選挙の準備が出来ない状況下では、現職が、断然、有利になる。

 4年前の選挙公約「7つのゼロ」をみても、達成できたのは、「イヌ・ネコ殺処分ゼロ」だけで、ほかは目標値にほど遠い。「満員電車ゼロ」や「待機児童ゼロ」などは、「密」を避けるために、一時期、緩和されたが、以前の状態に戻りそうだ。

 さて、就任早々、築地市場移転を中止し、その後、豊洲市場をオープンしたが、延期に伴う莫大な損害賠償問題を残した。また、「都民ファーストの会」を「希望の党」に仕立て上げ、国政を混乱させたほか、東京五輪の競技施設の変更や建設費用の負担問題、さらには、学歴詐称の疑惑等々、マイナス点に近い。

 そして、コロナ対策は、他自治体が羨む豊富な財政調整基金(2019年度末約9,000億円)に助けられて、大盤振る舞いしたが、2020年度末では、約500億円しか残らない見込みだ。

 4年間の通信簿は、すべてコロナ・ウイルスの陰に隠れてしまった。忌まわしい新型コロナをも味方につけるパワーは、新たな魔女伝説を生みそうだ。

 次回更新は、17日の予定。