プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★Withコロナから脱コロナへ(後編)

2020-06-13 08:00:51 | 日記・エッセイ・コラム
 新型コロナウイルスと聞くだけで、うんざりするが、その不気味さは、正体不明な点にある。

 しかし、自然界には、まだ解明されていない生き物がほかにいても、不思議ではない。

 人類は、高度な文明社会を築き上げたが、それは、自然破壊と表裏一体だった。ジャングルの奥地には、得体のしれない動物やウイルスが潜んでいて、乱開発に耐えかねて、逆襲に出る可能性を否定できない。

 仮に、ウイルスに人格があったら、「お前たち人間こそ、自然界への闖入者だ」と言うかもしれない。

 自然に優しくとか、自然との共生ではなく、自然界に生かされていると謙虚になれば、とるべき行動も今までと違ってくる。

 マスク嫌いの私でも、マスクをウイルスが求める正装と思えば、苦痛が和らぎそうだ。(^_-)-☆

★Withコロナから脱コロナへ(前編)

2020-06-12 08:18:07 | 日記・エッセイ・コラム
 自宅から1.5㎞ほどの所に、バラ園があり、毎年、この時期には、早朝ジョグの途中休憩を兼ねて立ち寄っていたが、今年は、新型コロナの影響で公園が閉鎖され、足を向けなかった。

 政府は、緊急事態宣言を解除しても、新生活様式とかでプレッシャーをかけるので、ささやかな楽しみがどんどん奪われていく。

 人目を気にして、マスクを手に持つ自分が惨めだったが、昨日の早朝、行ってみると「閉鎖中」の看板がはずされ、順路表示板が立っていた。「密」を避けるためとはいえ、今までと違う光景に違和感を持った。

 既に見頃を過ぎていたが、公園脇のアジサイが出番を待っていた。自然界の生き物が、ウイルスと共生している息遣いを感じ、清々しい気分に満たされた。

 新生活洋式をマイ・スタイルで実践するのは難しいが、withコロナから脱コロナへと進むヒントを得た。

★ビフォア・コロナの思い出(後編):羽黒山

2020-06-11 08:16:02 | 日記・エッセイ・コラム
 出羽三山は、羽黒山、月山、湯殿山の総称で、古くから、山岳信仰の山として崇められてきた。

 月山は、死後の安楽と往生を祈る山、羽黒山は、現世利益を祈る山、湯殿山は、未来を祈る山とされ、三山をお参りすれば、人は生まれ変わると信じられた。「生まれかわりの旅」と称される所以だ。

 羽黒山の山頂には、月山と湯殿山とを合わせた三神合祭殿があり、一度に3社にお参りできるので、ずぼら夫婦にはおあつらえ向きだった。

 現在も、山伏修行体験が行われており、途中で白装束を身に纏った一行と出会った。修行姿を見ていたら、自然と人間との共生の大切さを改めて感じた。

 なお、山頂まで、車やバスで行く人が多いが、歩いて登ることをお勧めする。うっそうとした杉木立を仰ぎながら、般若心経を唱え、ゆっくり歩を運ぶと、古人の信仰心の深みを感じ、虚心坦懐になった。
 
★生き返りの旅③羽黒山合祭殿への道
 石段が多く、きついと言われる四国の金刀比羅宮は、奥社まで1,368段、山寺(立石寺)は、奥の院まで1,015段なので、羽黒山の2,446段の凄さは桁違いだ。 事前に覚悟をして......

★ビフォア・コロナの思い出(前編):羽黒山

2020-06-10 08:04:31 | 旅行記
 今は、県境をまたがる旅行すら憚られるが、1年前のこの時期は、羽黒山の聖域に佇んでいた。

 松尾芭蕉は、出羽三山を歩き「涼しさやほの三か月の羽黒山」と詠んだ。与謝野晶子は、6月を「春にまさりて心ときめく」と讃えたが、まさに新緑がまばゆく旅行のベストシーズンだ。

 しかし、今年の6月は、感染への不安や孤立感にさいなまれ、友人との会話はもとより、夫婦の会話もめっきり少なくなった。

 気が付くと、この2か月間で、体重が2kgも増えていた。去年、登り切った羽黒山の石段(2,446段)を今年だったら、息切れして途中で引き返したに違いない。

 元通りにはならないまでも、鍛え直せば、コロナに負けないと信じている。
★生き返りの旅②国宝「羽黒山五重塔」
 随心門をくぐると、羽黒山の聖域になり、参道の両側に杉の巨木が生い茂り、修験の山だと実感する。 羽黒山は、今でも「峰入り」と称する山伏修行の場となっており、「夏の峰入り」には、......

★大増税時代の到来⑤完

2020-06-09 07:30:14 | 日記・エッセイ・コラム
 10年後、20年後の日本の姿を、私には、予測できない。残された時間を考えると、私に出来ることは、次の世代の人達に検討素材を提供する程度に過ぎない。

 休業補償で、都市間税収格差や所得の再分配方法、各種給付制度等々、さまざまな問題が浮かび上がった。IT関連企業に対するロボット税やAI税等の新設など、新時代に相応しい税制の検討も必要だ。

 現在の社会生活を維持するためには、大増税と歳出減をしない限り、国家崩壊の道を辿る宿命にある。

 しかし、長期政権の驕りと澱みで、権力に群がるハイエナが大勢いることを忘れないでおきたい。それを糺すのが野党の存在意義だが、現状では期待薄だ。

 一旦、伸びきった輪ゴムで物を締めても、すぐにこぼれ落ちるので、新しい輪ゴムに替える必要があることは自明の理で、発想の大転換が求められる。

 私は、「心の欲するところに従えども矩を踰えず」を旨として、マイペースを心掛けたい。