Spoken From the Heart

2010-05-07 14:53:16 | 日常
ブッシュ前大統領夫人、ローラさんの自伝(Spoken from the Heart)が
出版されたそうです。
ニューヨークタイムズの書評をチラ読みしてみました。

まずは、日本のマスメディアでも割と大きく取り上げられた、ドイツの
G8サミットで、大統領夫妻とスタッフの体調がおかしくなった件から。

毒をもられた可能性があるとしてシークレットサービスが調査していた
ことは報道のとおりですが、医師たちは「ウィルスに感染したもの」と
結論付けたとしています。

自伝ではローラさんが17歳の時に、不注意から起こした自動車事故の
ことも鮮明に語られています。
この事故で犠牲になったのは、同級生のマイク・ダグラスさん。
花形アスリートで、学校の人気者でした。

ローラさんは、神さまに「命をお助けください」と懇願したけれど、
答は「救急治療室の薄いカーテン越しに聞こえるマイクさんのお母さんの
すすり泣く声だった」と語っています。

事故の原因として、運転中に同乗の友だちとおしゃべりしていたことを認め
た上で、事故につながった他のファクターもそれとなく記されています。
マイクさんが運転していた車は、Corvairという車で、ラルフ・ネーダー氏が
著書で「不安定で横転しやすいと主張したものだった」とか。

イラク戦争にも触れられていますが、ローラさんは、フランスのシラク氏や
ドイツのシュレーダー氏が戦争回避のために、もっと尽力してくれたら
と思ったそうです。
彼らがフセイン大統領に亡命するよう説得してくれたり、アメリカはブラフを
かけてるんじゃないよと伝えくれていたら、戦争を防げたのでは?と考えている
ようでした。

ローラさんの気持ちは解らなくはありませんが、亡くなったイラクの方々や遺族、
戦死した米兵や家族には、むなしく聞こえるのではないでしょうか。

詳しく知りたい方はこちらへ
Laura Bush Opens Up About Crash
Laura Bush, a Lonely Texas Girl Far From Home

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