下記のニュース、3月10日までのコロ子なら絶対に読み飛ばして
いました。脆性遷移(ぜいせいせんい)温度なんて、読み方さえ
知りませんでした。
東松浦郡玄海町)1号機の原子炉圧力容器の劣化を判断する指標となる
「脆性(ぜいせい)遷移温度」が大幅に上昇、大学の研究者らは異常と
して問題視し、最悪のケースとして容器破損の可能性にも言及している。
九電や国は「安全性に問題ない」と反論。研究者は検証のためのデータ
開示を求めるが、九電は「業界規程に基づいて適正に検査しており、
検証しても結果は同じ。40年目の高経年化評価時にデータを公表する」
としている。
鋼鉄製の原子炉圧力容器は中性子を浴びるともろくなる。電力各社は
老朽化を把握するため容器内に同じ材質の試験片を置いて取り出し、緊急
冷却した場合などに容器が壊れやすくなる温度の境目となる脆性遷移温度
を測っている。劣化が進むほど温度は高くなる。
これまで4回取り出した試験片の温度は、35度(76年)、37度
(80年)、56度(93年)と推移し、2009年は98度に大幅上昇
した。
年後の圧力容器の劣化状況を予測するためのもの。98度は2060年
ごろの数値に当たる」と説明。「圧力容器の現在の脆性遷移温度の推定は
80度で、60年間運転した場合でも91度」とし、日本電気協会が定める
新設原子炉の業界基準93度を下回っていることを強調する。26日の
県民説明会でこの問題を質問された経産省原子力安全・保安院も同様の
説明をして「容器が壊れるような状況にはない」と答えた。
渡邉英雄准教授(照射材料工学)は「上昇値は本来の予測値から大きくずれ、
誤差の範囲を超えている。原子レベルで想定外の異常が生じている可能性が
ある」と指摘。井野博満東大名誉教授(金属材料学)は中性子の影響を受け
やすい不純物が含まれるなど材質が均一でない可能性を指摘したうえで、
「緊急冷却で急激に温度を下げた場合、圧力容器が壊れる可能性がある」と
する。
とし、電力各社に情報開示を求める意見も強いが、九電は「今後も安全な数値
で推移すると判断しているので、すぐにデータを提示する必要はない」と
している。
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いる模様です。