古い話ですが、我が家は1993年から1996年まで、夫がインドネシアのジャカルタに赴任しました。インドネシア国鉱山エネルギー省というお役所で仕事をしていたのです
子ども達と私も、夫と一緒にジャカルタに行く予定で準備を進めていましたが、奇しくも夫が出発した直後、義父の肺がんが発覚。結果的に、私と子ども達は日本に残り、余命宣告をされた義父を看取ることになったので、結果的には「住む」ことはありませんでしたが、赴任中は8回インドネシアを訪れました 熱帯のインドネシアでは、ビーチリゾートへの旅行のような特別な事がない限り、外国人赴任者やその家族が日中、家の近所を歩く・・・というようなことはありません。でも、まだまだ子ども達は小学生でしたし、所詮は「旅行者」なので、やたらと外に出たがり、よく近所を歩いたものです。
そんな時、私達が頻繁に言ったいたのが「ジャカルタの太陽の光は『刺さってくる』みたいだねえ」という言葉。
あれから30年。今、同じ言葉を「東京」でも言いたくなります・・・
我が家では、朝起きるとすぐにテレビをつけ、you tube 映像に切り替えて、「上高地、河童橋付近」のライブカメラを見ることにしています。これが習慣になって、すでに1年以上が過ぎました。
四季折々、梓川の流れや木々のきらめき、陽ざしや雨粒、穂高連峰の雄々しい姿。真冬の真っ白な人っ子一人いない静寂、etc.etc. 本当にすばらしいですよ もちろん、夏の今は早朝から、大きなザックを背負った登山者、そして家族連れの観光客がた~くさん。野生の猿達の姿を見ることはありません。
とにかく、今のテレビは昔と違い、画面が大きくなりましたよね。それに、4K画像であれば、まさに「葉っぱ一枚一枚」までくっきりと見えてしまいます。まるで、そこにいる、かのように思えてしまうほど、です
you tube で「ライブカメラ」と検索すれば、それはそれは日本だけでなく、世界各地のライブ映像が見られる時代になりました アフリカのサバンナ、水場に集まる色々な動物達、ヴェネチアの運河、ハワイのマウナケア山頂からの星空・・・ 立派に編集された番組とは一味も二味も違う「今の映像」が楽しめます。
我が家のお気に入りは、「上高地河童橋付近」と沖縄の「本部から望む伊江島」の映像で、夕暮れ時もまた格別です。
コロナが一応明け、自由にあちこちに移動できるようになったものの、さすがに旅行ばかりするわけにはいきません
こういう「ライブカメラ」を活用して、新しい話題のチャンスにしてみるのはいかがでしょう?