コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

ピンチはチャンス

2021-04-02 07:22:05 | Weblog
人生にはチャンスの種がいっぱい転がっています。

「ピンチはチャンスだ」
そう言って、
雨の日も売り上げを伸ばしたブティックの店長さんがいます。

Oさんは、
5年前に郊外の街に念願のブティックを開きました。
周辺に大きなショッピング・モールがあったため、
そこからお客さんが流れてくること、
また商品群に特徴を持たせたため、
ファミリー層だけではない独自の客層もつけることができました。
客単価も高くなり、
オープン以来緩やかながら右肩上がりの
売り上げをキープすることが できたのです。
ところが売り上げ目標を達成できるのは、
お天気の良い日だけです。
雨の日にはまるで売り上げが伸びません。
そんなとき、
雨の降るなかを高校時代の友人が店を訪れ、
こう言ったのです。

「雨の日ってチャンスでしょ」
Oさんは何を言っているんだろうと思いました。

「雨の日は客足が悪く悩みのタネなの」
「だって、雨の日にお買い物にくるお客さんって、
目的買いの人が多いじゃない?
接客次第では客単価も上がるでしょ。
私なんか、
雨に濡れてわざわざ行ったお店のスタッフが感じ良かったりすると、
もう一品もう一品、ってついつい買い過ぎちゃうくらい。
空いてるし、じっつくりお買い物をするのにちょうどいいのよ」

Oさんはさっそく次の休みの日、
ちょうど雨が降っていたこともあり、
近くのショッピング・モールにリサーチに行きました。
するとお客さんの数が少ないのは仕方ないと、
店員さんもみんなやる気のない暗い顔をしていたのです。

「これじゃあ、お客さんだって買う気が失せちゃうわよね」
そう思った0さんはそれから、
雨の日はいつにも増して明るく接客をしました。

「いらっしゃいませ。
雨のなかをわざわざお越しいただいて
ありがとうございます。
ところでついさっき新しい商品が入ったんですけど、
いかがですか。
もしよろしかったらご覧になってください」

するとどんどん雨の日の売り上げが伸び始め、
晴れの日より、
むしろ雨の日のほうが売り上げ達成率は
高くなるようになったのです。

Oさんはそのとき以来、
雨が降ると
「ピンチはチャンスだ」と自分自身に言い聞かせ、
いつもの倍はニコニコし、
テキパキと接客をするようになりました。
すると不思議なことに、
入店するときは天気の悪さに不快感を隠しきれないでいた。
お客さんも、
「なんかお宅のお店に来ると元気が出るわ。
あっちDモ―ルよりもいいわね」 と言って、
足取りも軽やかに帰って行くようになったのです。

人生にピンチはつきものです。
人は常にピンチと隣合わせで生きているのです。

しかしピンチに遭遇したときに、
私たちは、「チャンス」へと向かう
新しいスタート台に立っていると
考えるようにしたらどうでしょうか。
ピンチの数だけチャンスが存在する、
そう思えば、
ピンチは決して苦痛ではなくなります。
「ピンチはチャンスだ」言い切る柔軟さで脳を全開にし、
人生を豊かに変えていき ましょう。