コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

向上心、向上心

2021-04-08 07:37:50 | Weblog
中学校の教師をしているOさんは、
気がつくとこの言葉を口にしているそうです。

「向上心、向上心」
もともと阪神の掛布雅之選手のファンだった。
色紙に書かれた掛布選手の
「向上心」という言葉がとても気に入り、
気持ちが沈んでいるときや
忙しさで気持ちに余裕がなくなったときに、
自分へのエールとしてこの言葉を使っているのです。

「向上心、向上心」と言うと、
まるで掛布選手からの応援メッセージであるかのように、
Oさんはとても勇気づけられるのだとか。
掛布選手だけではなく、
「向上心」をモットーにするスポーツ選手は少なくありません。

ニューョーク・ヤンキース時代の松井秀喜選手は、
「完成なんてまだまだ。
いや完成なんてない。
向上心がなくなったら野球をやめる」
とまで言っているくらいです。

また、
スポーツ選手に限らず向上心というものは
どんな人にでもあります。
その度合いは人それぞれですが、
誰もが現状に百パーセントは満足していないものです。

「もっときれいになりたい」
「もっと達成感のある仕事をしたい」
何かしら「今よりもっと良い状態を」
と思っているはずです。

それは
「発現遺伝子」の働きによるものです。
発現遺伝子には、
私たち人間が生き延びるために、
自分の子どもに自分よりも優れた遺伝子を
伝えようとする働きがあります。
その働きによって脳は死ぬまで発達し、
それに伴い、
学習や自己成長も死ぬまでつづくのです。
ところで、
「向上心、向上心」と口にするとき、
Oさんは
「誰よりも多くボーナスが欲しい」
「社会に認められるような権威ある立場につきたい」
と思っているわけではありません。
もし、そのようなことを思ったら
Oさんはたちまちストレスを感じてしまいます。
なぜなら、
他者との比較が前提になっているからです。
Oさんが思い浮かべるのは、
あくまで自分が「本当に望んでいる」ことです。

「教師として、
もつと勉強をして生徒の質問にすぐに答えられるようになりたい」
「人間として、
手話を学んでもっとコミュニケーションを楽しもう」
そうすると、
今より少しだけ良い状態の自己像が想像でき、
心地よい弛緩(リラックス)と緊張(集中)の状態を
保つことがきます。
同時に、
この言葉を口にすることで掛布選手の
ダイナミックなバッティングシーンが脳裏に浮かび、
Oさんはとても爽快な気 分になれるのです。

今ではOさんは掛布選手のように、
自分も「ここぞ」というときに
ホームランをかっ飛ばすことのできる。
さぞも強運で頼もしい
自己像を思い描くことに成功し、
いつでもやる気を持続させることを可能にしています。

今、
この時代に生きる私たちに求められるのは、
自分にもともと備わっている自己実現の力を無理なく、
余すところなく引き出して、
いつまでも若々しい心と体でより良い人生を歩むことです。
「向上心、向上心」とやる気を奮い立たせることで、
ビジネスの運気も途端に上昇していきます。
これをつづければ、
若々しい元気な脳で、
生涯現役というライフスタイルも手に入るでしょう。