コーチkazuの「夢が実現!」 http://www.katch.ne.jp/~k-kami/

コーチ日本1のkazuさんが満を持してブログに登場!教育コーチを日本に広めた第一人者として、東奔西走しています。

考えるよりまず実践

2021-04-16 07:29:45 | Weblog
穴のあいた絵本『はらぺこあおむし』で、
世界中の子どもを虜にした童話作家エリック・カールさん。

彼は「可能性は無限なんだ」
「考えるよりまず実践」と信じて、
70歳を過ぎた今も
子どもの頃の無垢な心を失わずに絵本を書きつづけています。

独特な色を生み出すエリックさんは、
色の魔術師とも言われ、
色の楽しさや想像力を働かせる
おもしろさを子どもたちに伝えるため、
ときどきワークショップを開いています。

「さあ、好きなように色を塗ってごらん。
君だけのオリジナルの色紙をつくればいいんだよ」
「さあ、穴のあいた紙をみんなにあげるよ。
好きな物語をつくってみよう」

こういうと、
たいてい小さな子どものほうが、
思いきりよく筆を動かし、
また、独創的な物語を短い時間でつくり上げてしまいます。
ところが、
年長になればなるほど、
頭で考えてしまい、
なかなか思いきった作品をつくれません。

「失敗したっていいじゃない。
思いきって筆を動かせばいいんだよ」
「物語が頭のなかでまとまらないなら、
まとまらないイメージをそのまま絵にしてみたらどうだろう」

エリックさんがこうアドバイスすると、
それまで筆のとまっていた子どもたちが
ふっきれたように絵筆を動かすのです。

「はみ出しちゃいけないとか、
きれいにしあげなくちゃいけないとか、
そんなことは考えなくていいんです。
失敗を恐れるから何もできなくなってしまう。
子どもというのはみんな一人ひとり違った力を持っている。
だから、
何も考えずに、
ただ描きたいように描けば
それだけで素晴らしい作品になるんです。
大人はついつい頭でじつくり考えがちです。
でもそんなことより、
予期せぬ出来事のほうが重要な場合がたくさんある。
よけいなことは考えずにまずはやってみること。
大人はそうやって、
子どもの可能性の芽を伸ばしてあげなければいけないんです」
とエリックさんは語ります。

人は成長するに伴い、
頭のなかで現実だけが優先するようになっていきがちです。
すると、
あれこれ考えをこねくりまわすうちに、
「できるはずがないじゃないか」
「失敗するに決まっているじゃないか」
とネガティブなシミユレーションを頭のなかで繰り返し、
どうしても初めの一歩が踏み出せなくなってしまいます。
そうするうちに、
まわりからの評価もネガティブになってしまうのです。

頭でっかちになって恐怖心の固まりになっている人は、
自分の可能性を信じて、
まず最初の一歩を踏み出してみましょう。
「失敗は成功の母」とも言います。
失敗したら、
失敗を次のステップに活かせばいいのです。
始めなければ失敗はないかわりに、
当然成功もありません。
失敗など恐れず、
まず実践することです。

人生「やったもんがち」なのです。
私たちの体内の生化学反応を支配する自律神経系には
「意識」を引きがねとすることによって、
いろいろと反応を変えながら、
その意識の内容を現実のものに変化させくれる働きがあります。
意識が強ければ強いほど、
心と体が共鳴します。

「考えるよりまず実践」という言葉には、
ひたすら前に進むという強い意志が込められていますから、
この言葉によって「やる気」にスイッチが入り、
次第に生命活動さえも活性化し、
心も体も喜びの状態になります。

そうすればおのずと良い結果が出るはずです。
「考えるよりまず実践」、
自分の可能性の芽を引き出すスイッチになる言葉です。