ここあコテージ

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母の味

2013-01-03 08:56:22 | 料理
今日からまた数日は冷凍庫のような津軽。

最高気温で-3℃。明日は最高でも-4℃だとか。
寒い、寒い・・・





お正月の話題が続きますが、

先日、妹宅に行ったとき、
実家の母は、大きな風呂敷つづみと、
いくつかの大きめの袋をどっさり持ってきたんです。

まるで出遅れたサンタクロースのように。
(母は太っているし、赤っぽい服を着ていました(笑)!)


で、母が大事に抱えていた風呂敷つづみの中は、
大きなお鍋でした。

鍋を新聞紙で囲み、その上に着なくなった綿入りの
服で包み、更に風呂敷に包んで・・・
保温効果抜群の包み方でした。



お鍋の中には、津軽の郷土料理の
けの汁」という保存食。

以前も紹介したことありましたが、
野菜(大根・ニンジン・ゴボウなど)や
山菜(タケノコ・キノコ・フキ・ワラビなど)を細かく切り、
昆布などでだしをとり、味噌仕立てで作る
いわば保存できる具だくさん味噌汁です。




特長は、味噌のほかに、大豆を煮たのを細かくつぶした
「ズンダ」というのを入れて、味噌のコクを増しています。
(ずんだ餅という仙台名物があるでしょ。
ずんだとは、枝豆をつぶしたもののこと。
けの汁の場合、大豆をつぶします。)



これは主に冬場の寒いときに食べられます。
残念なことに、これを作るのはかなり年配の方々。
昔は、家々で作られていたのに、
最近は、郷土料理屋さんで食べるものに
変わっているかも知れないですね。







今回、おせちはたくさんの種類は作りませんでした。
娘の作った「紅白なます」「芋きんとん」、
そして私が作った「黒豆」と「煮しめ」。
あとは、市販の数の子だったり、
母の作った「けの汁」だったり。


黒豆はこの前アップしたので、
今日は煮しめをアップ。


実は、材料が手に入らず(産地優先で。)、
結局、タケノコ、椎茸、ニンジン(ハート型~)、
ゴボウ、コンブだけ。

本当はレンコンと里芋も入れたかったんですが。残念。
味はね、まあまあでした。


だしを強くきかせて、あまり醤油を多く入れず、
しっかりと煮詰めていったら、丁度よくなりました。


煮しめが残ったら、これらをお雑煮の具として、
またはちらし寿司の具としても使えますから便利ですよ。
(これは明日ネ)








今日の聖書のことばは

あなた(神様)が私の内蔵を造り、母の胎のうちで私を
組み立てられたからです。・・・
私がひそかに造られ、地の深い所で仕組まれたとき、
私の骨組みはあなたに隠れてはいませんでした。・・・

(詩篇139篇13~15抜粋)


この箇所は、私が昨年「姉妹の集い」で使用した箇所でもあります。

神様が私を造って下さったばかりか、
神様は私たちの人生にも深いご計画やデザインを
もって造って下さいました。


この「組み立てる」と言うことばは
とても意味深いことばですよね。
これには「織る」と言う意味があるんですよ。

タペストリーを織るように、私たちのすべてを造られたなんて、
ちょっと想像してみて下さいね。







今日は「母の味」と言うテーマでしたけど、
私も「母」の端くれ。

この味を娘にも伝えていきたいと願ってます。

そして、そのまたこどもにも伝わっていったら嬉しいけれど・・・。




今日も、訪れて下さって、ありがとうございました。


(*^_^*)


ここあでした。