ある産婦人科医のひとりごと

産婦人科医療のあれこれ。日記など。

?2012年の仕事納めの日にふと思ったこと

2012年12月29日 | 日記・エッセイ・コラム

私は現在59歳でもうすぐ還暦を迎えます。私は高校卒業後、最初は科学者にあこがれて名大理学部に進みましたが、22歳の時に人生行路を大きく変更して信大医学部に再入学したので、医師としての活動のスタートは28歳と大きく出遅れました。

高校や名大理学部の時の同級生の多くは60歳定年を迎えるので、皆そろそろ現役引退の準備をしている頃だと思います。

幸か不幸か、今の私の職場の医師の定年は65歳なので、現役引退までにあと6年間は残ってます。その6年の間に、新しい周産期センターを立ち上げて、それを軌道に乗せるという大事業を達成する必要があります。今の調子で患者さんが来てくださると仮定すれば、残された6年間で、おそらく分娩7000~8000件、婦人科手術も1000件程度は取り扱うことになると思います。

職場の多くの仲間たちと共に常に最新の医学を学び、チームでよく話し合い、我々に課せられた日々の任務を淡々と遂行していきたいと思います。また、定年退職を前にして途中で倒れたりすると周囲に大きな迷惑をかけて大変なことになるので、日々の体調管理には細心の注意を払っていきたいと考えています。