月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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メラク・3

2014-09-13 06:45:05 | 詩集・瑠璃の籠

テラフォーミングなどと言う言葉がありますが
人間がどんなにがんばっても
火星や金星を 地球のようにすることはできません

地球では
人類よりも多い数の霊的存在が
地球をすばらしいものにすべく
常に自己存在の表現活動をしているのです

たとえば考えてごらんなさい
過酷なツンドラの大地に咲いている
一輪の花の生命活動のことを

その環境を生きることは
地球上に生きるどの花と比してもことのほか厳しい
だが花は咲いている
それはその花が咲かなければ
その大地はあまりに苦しすぎる風景になってしまうからです
だから弱い陽の光にも寒さにも低栄養にも耐え
確かな神の愛を受けながら懸命に咲いている
その花がなければ その世界は
何も描かれずに壊れてしまったカンヴァスのように
見る者を悲しませるものになってしまうのです
なぜなら花こそは命の悦びそのものの表現だからです

植物の生きられない氷雪の荒野にも
一頭のホッキョクグマが神のようにゆったりと歩いている
それだけで
人は自然の神の愛を感じ
時に涙するほど感動することができるのです

すべてはあらゆる霊的存在が
愛のみを動機として
あらゆる地球生命の活動を支えているからこそ
この全地球の美しい生命世界ができるのです

この地球は
宇宙に産み落とされた
愛の滴

美しい愛の存在が 星の数の三倍ほどもいて
それが常にこの地球上で活動しているのです
人間存在がどのようにがんばっても
このまねができるはずがない

好奇心に動かされて
奇妙な機械を
火星や金星やほかの天体に向かって
投げてはいけません
それは人類の進歩の勲章ではなく
あなたがたの愚かな罪になるのです

あなたがたは 
地球創造活動がどんなにすばらしいかさえもわかっていないのに
他の天体の創造がどういうものであるかが
わかるはずがないのです



コメント
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