一羽の鷲の魂には
まだ一羽の鷲を生きることができません
それなのに鷲は空を飛び
獲物を狩り 巣を作って子供を育てている
なぜそれができるでしょう
それはまだ幼い鷲の魂を見て
愛の高い存在がどうしてもその鷲を助けてしまうからなのです
一羽の鷲はすべて自分でやっていると思っていますが
本当はほかの愛の存在が
代わりに自分のほとんどを生きてくれているのです
このように まだ段階の幼い魂は
その生命活動の大部分を
神が代わりに生きてくれていると
考えてよいでしょう
ゆえに鷲は まるで神を思わせるほど美しいのです
それこそは 神がすべての生命に与えた
愛のしるしです
よいですか
このようなことは
世界中の鳥に与えられている愛なのです
これだけでも
どれだけの愛の存在が
地球生命の生を助けているかがわかることでしょう
鷲は 自分が飛んでいると思っています
自分が獲物を捕らえていると思っています
ですがそれは本当は違うのです
まだ幼い存在のために
神が代わりに自分を生きてくださっている
それが地球の愛
あの空を飛ぶ鷲の翼を見てごらんなさい
見えない気流のことを確かに知っているとしか思えません
だが鷲はまだそれを知らないのです
この地球の生命は すべて
このような神の助けによって
自分を生きていくことができるのです
なぜなら
地球生命として生きることは
あなたがたが考えているよりもずっと
むずかしいことだからです