月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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アルマァズ・32

2015-09-28 04:05:01 | 詩集・瑠璃の籠

とおりすぎていく
時の流れに導かれながら
自分というものを
感じて行きなさい

その心の手触り
かたち うごき
あらゆる活動の傾向
自分の心というものの
特質を知りなさい

あまりにもむごたらしい馬鹿を
平気でやりながら
反省もできぬ馬鹿には
神から離縁状が渡されます
泥と闇だけがある世界に
永遠の砂時計と共に
落ちて行かねばならない

なぜこんな目に会うのかと
神のせいにするものは
もっと深い闇に落ちる
それがわかっているのなら
せめて沈黙に唇を閉じ込め
何も言わずにうめいているほうがいい

いずれあなたがたも
解脱の光というものを
自己存在の本義の光というものを
見ることができるでしょう
そのときがきたら
大いなる神の悲しみも
理解することができるでしょう

哀れなものたちよ
救いとは自分自身のことである
天国はいつもあなたを包んでいる
それに気づくことこそが解脱であり
自己存在の本当の幸いなのです

今は何もわからなくとも
いずれきっとわかるときがくる
そのときになったら
神に感謝をし
自分で自分の生き方を決めなさい

あらゆる命をつぶしてきた
おそろしい悪魔の中にさえ
真実の光を燃やす魂はあるのです



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