さあおいで
愛をあげよう
悲しい君の
心の傷に
美しい薬を
塗ってあげよう
君は今まで
たくさんの愛を
裏切ってきた
自分が馬鹿なのがつらくて
自分以外のすべてを
馬鹿にしてきた
その迷いの果てに
君は
最もやってはいけないことを
やった
こんな自分を創った
神が悪いのだと
言ったのだ
君は全力で
神の愛を
断ってしまったのだ
ゆえにすべての愛が
君から離れてゆく
君は神の愛の世界を離れ
愛のない孤独の砂漠に
落ちていかねばならない
そんな君のために
わたしは
ひとかけらの愛を
あげよう
しおりを挟むように
君の存在に
愛のしるしをつけよう
いつか君が
本当の愛に目覚め
すべてがわかったとき
君のことをわたしが
思い出すために