法則とは何か
それは
悪行と善行が引き起こす現象が
絶妙のバランスを以って響きあう
世界の叫びである
悪とは
自己存在の本質を苦しめるものであり
善とは
自己存在に真実の幸福を味わわせるものである
善と悪は響きあい
影響しあい
混ざりあうが
互いの性質を入れ替えることはない
現象として
悪が善の色を帯び
善が悪のように見えることもあるが
真実の自己の目から見れば
それはそれぞれに
法則が与える面白い影である
悪は必ず滅亡に向かい
善は必ず繁栄に向かう
悪の結果が悲劇的な破たんに向かわないように
善は限りなく努力する
法則の反映は
時に劇的な現象を引き起こす
絶対的な悪の暗闇が完全に勝利するかに見える時
たったひとかけらの弱い善に勝てないときがある
この世界にたった一つ残った
愛の命を
悪の馬鹿がむさぼり食おうとするとき
破滅が世界を割る前に
法則が一切を無駄にするのである
そのとき
最後まで愛をつらぬいた
小さなひとつの愛のみが生き残り
愛を信じなかったほかのすべてのものが
沈む
ひとつだけが正しくなり
ほかのものはすべて馬鹿になる
その極限の現象を
人類は今見ている
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