月の岩戸

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アルデバラン・5

2014-02-08 04:45:18 | 詩集・瑠璃の籠

なにもかもを
天使ひとりにやってもらっておいて
のうのうと生きていることが
恥ずかしくはないのか

当然のごとく
華やかな文明を享受している
豊かな暮らしを
食いつぶしている
地位と名誉とそれによる報酬に
深く酔うている
それがまだ
恥ずかしくならないか

愛の天使は美しい
鞭の天使ならば
計算が働いて思いとどまることも
愛のみにて すべてを
無条件にやってしまう

たすけなければ



あなたがたは
その愛にすべてをやってもらったのだ

人類とはなんなのだ
その哲学とは
宗教とは
生きる 意味とは
何なのだね

何をするために
地球上にいるのだ
おまえたちは



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1 コメント

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絵の解説 (てんこ)
2014-02-08 04:47:37
ホアン・デ・ヴァルデス・レアル、「聖ミカエル」、17世紀スペイン、バロック。
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