
水晶の おさとうを
コーヒーに 入れると
コーヒーの中で 虹色の
小さな魚が 泳ぐよ
しばらくは 飲まないで
待っていてごらん
魚は すぐにとけてしまって
それは甘い 虹の香りに変わるから
ひとくち飲むと しあわせになるよ
ふたくち飲むと 誰かを愛したくなるよ
みくちも飲むと 神さまに会いたくなるよ
この世界は 一杯のコーヒーの海
どうやったら ここまで
愛でいっぱいになるのか 世界が
秘密を知りたくて 君はそのまま
駆けていって しまいたくなるよ
(オリヴィエ・ダンジェリク詩集「空の独り言」より、「コーヒーの海」)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます