すきとおった月のしずくに
ほんの少し 微笑みをまぜて
小さな うすべにいろの
飴をつくって きみにあげよう
ほら
薔薇の玉のようだろう
あたたかい
光のようだろう
これは約束だよ
不思議な 魔法だよ
だって君は これから
うすべにいろの 小さなものを
見るたびに
人にやさしくしたくなるだろうから
きっと わたしのことを思い出して
わたしのまねをしたくなるだろうから
ひとりぼっちではないんだよ
ひとはみな ひびきあう
とけあう
愛はそういうもの
もう会えないけれど
きっとそうやって
わたしは君の中で
永遠に生きていく
すきとおった 月のしずくに
ほんの少し 微笑みをまぜて
小さな うすべにいろの
飴をつくって
きみたちに あげよう
欲しいと 言った人には
みんなあげるよ
いくらでも
もっていきなさい