とうとう、今年も今日で終わりですね。いつもは本館の方でやる、月末のお花特集、今回はこちらの別館でやります。冬ですから、お花は少ないですけれど、それでも、ご近所の庭を見れば、冬の風に耐えながら、可憐に咲いてくれている花々と出会うことができます。
冒頭のは、ノースポール。はす向かいのおうちの庭先に植えられていました。白い花弁が清らかで美しいです。
アメリカセンダングサ。うちの隣の隣にある空き地に咲いています。毎年咲いてくれているから、きっちり友達の顔して写ってくれている。遠い昔、本当につらかったとき、まるで闇夜を照らしてくれる小さな明りのようだと思ったことがありました。それから、ずっとこの花を見続けている。毎年咲くたびに、ああ、あの花だと思う。そしてちょっぴり、若かったころの痛い思いがよみがえる。
ひなぎく。デージーですね。これもはす向かいのお庭に植えられているのを、勝手に撮らせてもらいました。犬の散歩をしなくてよくなってから、わたしの行動範囲は本当に狭くなった。今は、はす向かいのおうちのお庭だけが、撮影ポイントだと言っていいくらいです。キク科の花は、りんとしてきれいだな。
パンジー。これも、はす向かいのおうちのお庭で。こういう、菫色のひらひらしたパンジー。今年から出会うようになりました。新しい品種かな。やさしい色ですね。本当に胸が澄んでくるようだ。何か、大切なことをしてくれているような気がする。
黄色いキク。昨日、犬が生きていたころ、とおっていた散歩道を行きました。するといつの間にか、途中のあるところに、キクがいっぱい咲いているのを見つけました。
少し前までは、毎日通っていたこの道も、もう歩くことは、そうないんだな。そういえば、散歩の途中で、いろんな花に出会えて、友達にもなれた。
今度からは気をつけて、自分で会いにいかないと。公園の桜、小さな空き地のナガミヒナゲシ、キュウリグサ、ヤマルリソウ、ナノハナ、みんな、彼女と一緒に、会いに行った。
ご近所にあるささやぶです。わたしが前を歩くたびに、風を起こして、さらさらとあいさつしてくれます。このささも、ずっとわたしを見てきてくれた。だから知っている。わたしのことはみんな。
自分の家に帰ると、犬小屋のあったあたりに、まだかのじょは生きているような気がする。ほんとうにまだあそこにいるんだという気がする。わかっている。今のわたしは、相当に弱くなっているので、誰かが私の心に手を添えて、支えてくれているのだ。
私の胸の小さな船が、悲哀に沈んでしまわないように。
みな、今年一年ほんとにありがとう。
来年はどういう年になるかな。楽しみです。
皆様も、よいお年を。
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