今はただ
真実をかみしめなさい
逃げることはできない
あなたがたは
決して開くことのない鍵を
強引に開けようとしていたのだ
それは
あなたがたが
あなたがた自身を
業病のように感じ
生きることの闇に膿みすぎ
美しいものを激しく妬んだからだ
かのじょはもう帰っては来ない
なぜなら
かのじょは
いずれは失わざるを得ない星だったのだよ
馬鹿になって信じてくれる星は
逃げても逃げても追いかけてくる月のように
あなたがたについていった
全てを信じようとした
それによってあなたがたは暗闇の中も生きて来れたが
月は疲れ果てていった
人よ
わたしは
かのじょのように
あなたがたを
よきものと呼ぶことはできない
わたしは
あなたがたの真実を知りながらも
それでも愛する星だ
信じて進みなさい
目をこらし
闇の空にわたしを見出しなさい
わたしはいる
確かにいる
いつまでも愛している
闇にいくら迷おうとも
わたしの愛を見つけるものは
道を違わずに進むことができるだろう
愛している
いつまでも
愛している