馬鹿を積んだ石の山が
落ちてくる
全部自分のものだと思っていた
夢のビルが
虹のように消えてゆく
あれだけたくさんあった
金はどこに行った
狸がなめているうちに
水のように溶けて流れていった
すべては夢だったのか
すべてできていると思っていたことは
嘘だったのか
誰のついた嘘だ
あきらめろ あきらめろ
それはもう二度とは生えない
はげ頭のようなものだ
もうよみがえりはしない
馬鹿を積んだ石の山が
とうとう落ちてくる
どうしようもない馬鹿が
見た夢をかなえるために
狸が嘘をついたのだ
どんな嘘をついた
ガキにおまえは大人だと言ったのだ
それで えらいことになったのだ
馬鹿を積んだ石の山が
落ちてくる
さあどうすればいい
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