4CATS

この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

映画「プーと大人になった僕」

2020-08-10 07:46:18 | 映画あれこれ
映画「プーと大人になった僕」日本版予告

お盆休みだけどどこにも行けない代わりに子供と見れる映画をいっぱい借りた。

私自身も11連休なので、あれやこれや家でやりたいことをいくつも細かくノートに書いていた。当然全部やり切れるわけがないのだが、時間を無駄にしないようあれこれあれこれ。

そんな矢先、この映画を見て、プーに教えられた。
私の一番大好きで思い出すだけでジンと来るあのクリストファーロビンが学校に入る前に橋の上でぷーと交わすあの会話

「何もしないってことをしてくれるかい?」

今回、すっかり大人になって仕事も家庭も窮地に追い込まれていたクリストファーロビンの元にひょんなことからプーたちが現れ、100エーカーの森を飛び出し、大人になったクリストファーロビンがすっかり忘れていた「何もしない」ってことを教えにやってくるのです。

プーファンには、お馴染みのあれもこれもが詰め込まれ実写ってどうなの?って意見も払拭される新たなプーとクリストファーロビンの物語。

私も、「何もしない」ってことを忘れかけてた。

今年のお盆休みは特にいい機会だから、「何もしない」を今からたっぷり楽しみたい。

プーさん、ありがと♡




偉大なる映画:オズの魔法使い

2020-08-09 08:39:10 | 映画あれこれ
夜、家族で”オズの魔法使い”を見る。
何と1939年公開の映画だから81年前にできた映画だ。
私が見るのは子供の頃以来だと思うけど、あの西の魔女やエメラルドの城や、ドロシーの赤い靴の映像は結構強烈に頭に残っていた。

子供たちも幼稚園で観に行った舞台や学芸会での劇で見たことあるくらいで、夫に関してはまるで知らないというから驚いた。

物語はモノクロのカンザスでの暮らしから始まって、ジュディ ガーランド(なんて可憐でドロシーにぴったりな女優なんだ♡)演じるドロシーが、かの有名な「虹の彼方に」を歌う。(このワンシーンがとんでもなく素敵なのは単に彼女の歌唱力か)それからかの有名なあの竜巻が起こり、ドロシーたちをオズの国へと誘う。
カンザスにいた時にはモノクロだった世界が、一気にカラーに。この映像の変化がなんとも素晴らしい。本当に魔法の世界に来たんだって気持ちを高まらせる。
そして、そこに現れた美しい魔女、そしてマンチキンたち、押しつぶされた東の魔女の足、赤い靴、黄色のレンガの道を辿って出会うカカシたち。

そう、書ききれない程の感動を覚えたのです。
だってね、全部これCGじゃないんだよ!!!

撮影秘話の字幕を見ながら見たからよりよくオズの世界を造るまでがわかって、
改めて、なんて素敵な映画なんだろう。これぞ映画史に残る名作中の名作。
リメイクなんてとんでもない、これ以上のものを作れるわけがない。


例えば、ライオンは23キロの衣装を着て、ブリキ男(一人目はブリキのドーランが合わず入院して降板)は一度衣装を着ると座れないから、寝たまま食事をとったり、西の魔女の緑の顔は、ドーランに銅が含まれているから、半年くらい緑がかった顔色をし、エメラルドの城に登場する馬車馬はバスタブに色素を入れてそこに馬をつけて染めたらしい。(紫、黄色、赤の3頭分)

そして監督は何と”風と共に去りぬ”と同じ監督だと言うからびっくり。

と、ここまで映像のことを色々書いたけど、そもそものストーリー自体がシンプルなのに、忘れてはいけない大事なことがびっしり語られていて素晴らしい。
ドロシーが虹の彼方へと求めた場所は、実は自分のすぐそばにあったし、
カカシとブリキ男とライオンは、頭脳と、勇気と、愛があれば生きていけることを教えてくれ、そしてそれも求めなくても気づかなかっただけでちゃんと備わっていたんだよと。
そして、オズの大魔法使いと恐れられていた人は実は単なる人だったり。

大人も子供も幾重にも楽しめるこれぞ最上級の映画だ。


オズの魔法使い / Wizard of Oz 1954

おまけ 私は最後の気球のシーンもすごく好き。シニカルで笑える。
子供の頃、ドロシーみたいに靴の踵を打ち鳴らしてみたことも懐かしい😂

自転車を乗り回す

2020-08-05 07:27:28 | わたし的育児日記
娘の自転車を買ってからやっと梅雨明けしたので、訓練すべく二人で近所を乗り回している。

うちの周りは坂が多く、ものすごくビビリで坂を降りる自信のない子なので、曲がれる道があれば曲がって、その繰り返しを延々と。とにかく自転車に慣れなくちゃ。そして、本人は自転車に乗るということが本当に好きなので、水を得た魚のよう。
そして、私も散歩同様、何の目的もない道を走ることは普段しないので、新しい発見ありでこの機会にと、結構純粋にサイクリングを楽しんでいたりする。


ところで、7月は毎日ブログを書いた。新記録。8月はどうなるか。

今、ピーター キャメロンの「うるう年の恋人たち」を読んでいる。
やっぱり相当に面白いので、一生読んでいたい気分。

梅雨明け、そしてあの日の成田空港

2020-08-04 07:14:14 | 日々是好日
やっと梅雨明けした。気づけばもう8月。

こんな梅雨明けが十何年前にもあったことを懐かしく思い出す。

それは実家でホストファミリーをしていた頃で、アントニーとアントワーヌという二人のフランス人の男の子が来ていた。二人は7月中滞在して、残念なことに今年ほどではないけど、雨ばかりだった。当時高校2年生だったアントニーを成田空港までリムジンバスで送った最後の日はものすごくいい天気だった。それは8月1日で、惜しくも、日本を発つ最後の日にやっと梅雨明けしたのだ。私はその日のことをよく覚えている。多分こういうことは一生忘れないで思い出すんだろう。アントニーにとっての日本、雨ばっかりの憂鬱な印象だったかもしれないのが残念だ。(アントワーヌはその後も来たので多分払拭されてる・・)

私の20代は、いいことばかりではなかったかもしれないけど、恥ずかしい思い、失敗、色々ひっくるめてめちゃくちゃ充実していたなあと思う。
30代、40代、年代ごとに色んなことが起こって、それがいいんだなあと思う。
でもやっぱり、20代は人生の中で手放しで最高の時かと思う。
それ以降は、傾いてきて、でもそれも含めてより愛おしかったり、哀しかったり。

梅雨が明けたと聞くと、私は毎回、静かに、あの日の真っ青な成田空港を思い出すのだ。

マスクで遊ぼう

2020-08-03 07:47:00 | 最近のあれやこれや
ずっと市販の不織布マスクを使っていた私。
元々、寒い季節以外、マスクをつけるのは大嫌いだった。(うんと寒い日なら室内マスクもいけた)それが、まさかこんな季節までね、、辛すぎるよ。4月でももう嫌だったんだから。(花粉症でつけていたあのマスクの時代が懐かしい。なんて平和だったんだ。。)

朝のウォーキング中は、お国から配布されたあのマスクを着用。何度か洗ったら使い古しのパンツみたいにヨレヨレで、スカスカで、でも暑くて、息苦しかった。かといって、不織布マスクにつく汗の粒々も嫌で。。


母の作った布マスクを今更になってやっとつけてみたら、そのつけ心地の良さにびっくりした。
さらっとしていて、不織布みたいに蓋をして密閉する感じがない。何で今まで試さなかったんだ・・と衝撃でした。(食わず嫌いってだめね)
(よく考えたら、あのマスクは発砲スチロールでできてるんだから、保温効果があるのよね、、)


しかもアベノマスクと違って、しっかり横からも縦からもガードしてくれて、かつ口元は苦しくない。
そして、何より、捨てなくてすむ。

ところで、母がこの前病院に行ったら、先生がマスクを二枚重ねでつけていたと言っていたけど、それって、本当に医療用マスクが不足してるからなのかもしれない。


話は変わるけど、7月からレジ袋有料化で、どれくらい効果あっただろうか。
二円や五円くらいなら買っちゃうのかな?とは思ったけど、周りを見ると、コンビニにお弁当買いに行く会社の男の人なんかにも、確実にエコバッグ持参が浸透しているなと感じる。

でもでも、代わりにテイクアウト用のプラ容器が半端なく増えて、今度はそれ自体が袋とは比べものにならないくらい。
紙容器もあるにはあるけど、たらこパスタを入れただけで滲みてきちゃうらしいから、やっぱりプラには替えられないよね。
テレビでは、あるラーメン屋さんがテイクアウトにやってきた近所のお客さんの持参した鍋に
入れてあげていた。近所ならこれで済むよね、でもまあ、通常はそういうわけにはいかない。

マイボトルならぬマイ容器が流行るときはくるのかな、グラムによって値段変えるとか。
だけどやっぱりウーバーイーツみたいに配達してくれるとこには、やっぱりマイ容器は対応できないもんね。(往復??)
そう思うと、昔ながらの出前はエコだったんだな〜。


もう〜夏休み

2020-08-02 07:12:12 | 日々是好日
ますます感染者が増えてどうにもこうにもならない中、子供たちは夏休みに入った。
またまた休み。通知表をもらってきたら出席日数が立ったの30数日だった。

本当に今の政府を見ていたら思い出した。
恋愛相談をするだけして、アドバイスを聞くだけ聞いて一切言う事聞かない私の友達。
専門家に意見聞くだけ聞いておいて始めたのが、結局GO TOキャンペーンって、一体どんな聞く耳を持ってるんだ・・・そしてあれだけ不満が爆発したのに再度のマスク配布って・・・
呆れてモノが言えないってこういう状態のことを言うんだね。

長かった梅雨も明け、楽しいはずの夏休みの旅行もキャンセルし、私はひたすら借りてきた映画を見る日々。今まで我慢してた分を取り戻すように貪るように映画を見てます。
昨日は”ボヘミアンラプソディ”映画館で見て以来、2度目だけど、家で見てても二時間あっという間で圧巻だった。
QUEENがこの鬱屈とした日々を吹き飛ばしてくれた。



映画『トリコロール/青の愛』クシシュトフ・キェシロフスキ

2020-08-01 07:23:32 | 映画あれこれ
映画『トリコロール/青の愛』予告編 クシシュトフ・キェシロフスキ

私がフランス映画を好きになったきっかけのような映画。
学生時代ビデオに録って度々見てたけど、この度20年ぶりくらいに紐解いて見る。

あの頃はこの話をちゃんと理解できていたのだろうか??甚だ疑問だが、今回改めて見て、やっぱりこの映画、このシリーズ、この監督が大好きだ。

青がテーマなだけあって、終始”青”が占める画面が素敵。
もしかしたら、カモメ食堂の主人公がプールで度々泳ぐシーンはここから来てるのかな?と今回見て何となく思った。