4CATS

この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

母との話

2018-11-13 16:54:11 | とりとめもない話
今にも降ってきそうな曇り空の下、母と自由が丘へ。

40年間、そう遠くないところに住んでいたはずなのに、ここに来たのは2回目。去年が初めてで、今回。

だからほぼ初めての街。

夏と違って、いくらでも歩ける。

でも70代の母は、2時間歩いて、(といってもとてもゆっくり)疲れたと、お昼を食べることに。

「お金がない老人は嫌われる」と自嘲気味に話す母。友人間でもそういう話になるらしい、誰に嫌われるかというと、それは自分の

子供や孫。よく「金持ちはケンカしない」っていうでしょ、それと似たところで、お金持ちのおばあちゃんに子供や孫はすり寄ってくれるけど、

ないと、厄介者扱いというわけだ。

なくはないかもしれないけど、そんなことばっかりでもないと思う。

年をとってからの生き方は、本当に千差万別。自分の気持ち次第で、中身も見た目もすごい違ってくる。

母は、最近一人暮らしの家は暗くて魔物が住んでるみたいだというけど、その魔物は母自身なんじゃないかと最近になって

ちょっと思った。

考え方を変えようと思わないと、幸せは考え方次第で世界一にも感じられるし、世界でいちばんの不幸者にも感じられる。


石神井公園〜檀 一雄の家を求めて〜

2018-11-12 10:53:11 | とりとめもない話





先週の日曜日、あいにくの曇り空の中、ずっと行きたいと思っていた石神井公園へ。


なんで行きたかったかというと、大好きな作家、檀一雄の家が傍にあって、小説『火宅の人』にも、「石神井の家」としてしばしば登場していたから。

ぜひ行って、その空気感を感じてみたかったのです。


我が家は横浜方面ばかり行って、練馬区の方に車を走らせることは少ないので、単純に井の頭通りや青梅街道沿いのドライブ

が楽しい!!と思っていたら、一つ曲がる道を間違えてしまい通った所は弟の母校。思いがけず見る。


東京に40年近くいるのに、行かないところには行かないもので、練馬区に入ったのは、20年ぶり。

サークルで光が丘にテニスに来たの以来でした。(時が経つのは早いものです。)


念願の石神井公園へ。

住宅街の中に突如現れる石神井池は楕円に大きくグルっとある鬱蒼とした森林公園。

井の頭公園に比べると、人は少なく閑散としてるも、こっちのが落ち着いていいような気もする。


まずは、ボートに乗って、池の周りを一周。池の周りの家々が、どれも大きく立派で、目を瞠る。とてつもなく素敵で思わず溜め息。

この前まで、吉祥寺に住みたいと思っていたのに、たちまち鞍替えして、こっちに住みたくなる。

そう、皆海の傍に住みたがるけど、私なら、塩害のない、こんな池と森林の傍がいい!!

家からの眺めは本当に最低。。。


池の周りの柳の木が素敵。自作?の立派な船のラジコンを走らせているおじさん達もいる。


ありのままで、世間から注目されすぎていないこの石神井公園の傍に、かつて作家が多く住んだというのも実際に来てみてすぐに納得。


しかし、噂には聞いてたけど、檀一雄の家は、新しく道路が出来て潰されてしまい、残っていた幽玄な壁も住民の願い虚しく、

取り壊されてしまったんだって。。


なんてこと。


まあ、私がグズグズしすぎてたのも悪いけど、日本は古き善きものを全く大事にしないよね。

皇后美智子様の生家も、一度見たとき、息を呑むほど素晴らしかったのに、取り壊して公園にしてしまったり。


新しい最新建築はいくらでも建てられるけど、趣は取り戻せないし、新しく創れるものではないのよ。

だから、皆、軍艦島とかに興味もつんじゃない。

趣はお金じゃ買えないんだから。



石神井池の隣、三宝寺池の周りもグルっと一周。かつてここにはお城があったんだって。

古い昭和な売店(おでんとかうどんとかがある)があって、池の奥にはカワセミも飛んでいて、スズメバチが池で溺れていた。






11月10日、きょうの出来事

2018-11-10 21:08:28 | とりとめもない話
区民ギャラリーに歯のポスターの展覧会を見に行く。

各小学校と中学校から選ばれた絵が飾られている。

たいして期待もしてなかったが、どの子も工夫が凝らしてあって、メッセージ性に富んでいて、

いつまで見てても飽きない。一生懸命描かれている。素晴らしかった。

企業の宣伝ポスターもぜひ子供にお願いしてみたらいいのに、

ところで、受付にいらした方が、前の職場で、顔見知りの方だった。声をかけようかどうしようか迷うが、やはりかけてみた。

感じのいい方で好きだったので、やっぱり声をかけて良かった



帰宅後、『佐野洋子対談集人生のきほん 西原理恵子とリリー・フランキー』の対談集を最後まで読む。

さらりと読めつつも、それぞれの生い立ちから家族との関係(これが中心)など、3人とも開けっ広げで正直で切なくも可笑しい。

癌を患った佐野洋子さんが、先生から余命とこの先かかる医療費を聞いて、お金が足りると計算したその足で、

ブリティッシュグリーンのジャガーを買いに行き、そのジャガーが

無造作に自宅前に置かれ、ボンネットを鳩の糞だらけ、にしているところがカッコイイ。。


あと、図書館で見て偶然手に取ったフランス人女性作家の『カメのスローワルツ(上巻)』これもなかなか面白くて、日々愉しみに読んでいる。



今週始め、喉の痛みから始まって、鼻水ズルズル、と咳。ものすごく風邪らしい風邪をひいたが、だいぶ回復

したものの、咳だけがしつこく残っている。


あまりやる気がしなかったが、IPODで音楽かけたらやる気モードに。

夕食:ガパオライス、マッシュルームとソーセージ、ブロッコリーのアヒージョ、ジャガイモとワカメの味噌汁。

デザート:カプリチョーザ風カボチャのタルト (お腹いっぱいで、食べれず・・