4CATS

この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

分断された世界で

2024-07-03 19:52:37 | わたし的育児日記
娘の中学で絶賛PTA副会長をやっている。なんとなく、流れるままに引き受けてしまったが、これが楽しい。とても楽しい。こんなことなら、子供の頃、生徒会にでも入っとけばよかった、と思うけど、あの頃の自分にはそんなこと考えられない。何事もやってみないとわからないものだ。全ては、息子が無事高校生になって、転職した仕事も落ち着いて、そんなタイミングで娘が中学に上がったものだから、重い腰も軽々と上がったというものだ。

なってみると、これまでは出席しようとも思わなかった色々な会がある。
最近参加したのは、地域の人、地域の小学校長、もちろん自分の中学校長、中学生の親たち、とどうしたら、もっと子供にいい環境が作れるか、みたいなことを自由に話し合う場だった。何グループかに分かれてグループディスカッション。
私の参加したグループには、情緒クラスに子供を通わせ始めた中学1年生のお母さんがいて、情緒クラスは、3年前くらいに新設されたクラスで、不登校の子だったりを中心に受け入れているが、各学年、五人にも満たない。不登校の子もいたりするので、広い教室にたった一人だったりする時も多々あるようだ。そのお母さんのお子さん(男の子)は、小学校の時は普通の小学校に通っていたが、身体的ハンデがあるので、熟慮の末、実家を離れて祖父母の家から通えるこの学校を選んで入学したという。どんな中学生活になるんだろうと期待と不安の中、部活に入ることも楽しみにしていたというのだが、結局、その子は部活には入れなかった。情緒クラスの生徒である自分が、普通クラスの子たちがいる部活にポンっと入る空気感があまりに異質で重いと本人が肌で感じたためだった。



最高の運動会だった。よく晴れて、子供たちはクラス毎に競い、一致団結を深めていた。
来賓の受付をしていた私は、この裏門に運動会に参加した方がいいとは分かっていても、どうにも気が重い、そんな生徒たちが、やっとの思いで(時には親に連れられて)入ってくる様を目の当たりにした。参加したいのに参加できない、不甲斐ないと感じているのか泣いている子もいた。ひどく切なかった。表を見ると、みんなはしゃいで楽しそうな子ばかり。走るのが速ければそれだけでヒーローだ。
クラス毎に座って必死に前を見て応援している。その後ろに、情緒クラスの子たちがぽつりぽつりと座っているのだ。どうなんだろう、と思った。あの子たちは、紅白、どっちの組に入っているの?そこから見る景色はどうなんだろう。そんなことが引っ掛かってしょうがなかった。

私が不登校児なら、絶対参加したくない行事No.1は運動会だ。


この前読んだばかりの清水潔さんの本に、「小さな声を聴こう、小さな声にこそ耳を傾けよう」とあった。果たして、その小さな声を私たちは聴けているのかな?こんなクラスを新設しましたって大義名分ばかりを前面に押し出して、一番困っている当事者たちの声に丁寧に答えられているのかな?

私が小学生の頃は、ダウン症の子も同じクラスにいて、みんな何を言われなくても自然に手助けしていた。それで当たり前の光景だった。

今は迷惑がかかるからって、そういう子たちは一体どこにいったの?
本当に、みんな違ってみんないいんだよね?多種多様な世界に、なってきているのかな?

私には、より分断を深めているとしか思えない。
まだまだ戦いは続くのだ。




初めてのコンタクト装着でのエンパシー欠如について

2024-05-17 19:47:08 | わたし的育児日記
中1になった娘が眼科検診で両目ともD判定になって帰ってきた。メガネを着用してのD判定・・。ギクッとした。
実は、去年もDとまではいかないが、同じように紙をもらってきたので、眼科に連れて行くべきだったが、新学期始まった当初の同じように学校から紙を渡された親子が集う眼科がいかに混むかは何年か前、苦い経験があったので、もうちょっと時間を置いてから、と考えるうち、1年は過ぎていった・・・。

考えてみればかなり見にくそうではあったのだ。

しかし、中学生、土曜日を含めて毎日のように部活があって、眼科に行く暇もない。水曜日だけ部活休みなので、急遽午後休を取って連れて行った。

そこは、私が友達に紹介されて1年間使えるソフトコンタクトレンズを買っている眼科で、先生は親しみやすく、男の技師さんも人間味があって、しかも、早い。予約なくてもすぐ診てもらえる。ということで、電車には乗るけど、娘を連れて出掛けて行った。娘の周りはコンタクトに変えている子も多く、Dならば、やはりメガネよりコンタクトの方がいいのではないかと思い、その旨を伝えた。

ではコンタクト装着の練習へと連れて行かれたはいいけど、待てど暮らせど帰ってこない。待合室の私の雑誌は3冊目を読み終える頃、能面みたいな表情の女性の技師さんが戻ってきて、「無理でしたので、メガネの処方箋を作りましょう」とのこと。
怖がってたし、やはり無理だったかと、自分が初めてのコンタクト装着に挑んだ時の長い長い時間を思い出した。その時隣で付き添ってくれた技師さんの半ば飽きれモードムンムンの気まずい雰囲気も・・。

下を向いて戻ってきた娘に「無理だったか?」と言うと、娘の目に悔しさと恥ずかしさの涙がキラリ。人前ではほぼ泣かない子なので、思春期だし、察した私は珍しく押し黙っていた。(口は災いの元)

それからメガネの処方箋をもらって、無事メガネを作って、(視力は0.08だった😭 )帰宅後、コンタクト装着時の話になって、能面技師さん、怖かったし、なかなか出来ないから、途中はほぼほったらかされて鏡の前で一人途方に暮れたという。人間味のある男の技師さんはその日休みだったのかなあ?あの人がいたらなあ。(数年前ソフト使用者なのに無謀にもハードにチャレンジしてみた私にも優しかった。)悔やまれる。
能面技師さんたち、初めてのコンタクト装着の困難さを忘れてしまったの??
それとも人間味を忘れた??

正しいメガネ装着で世界が違って見える娘よ、もっと早く対応しなかった母を許しておくれ。

中3息子の変化

2024-02-25 11:14:44 | わたし的育児日記
最近、うちってひょっとしてジャズバーなのかな?と思ったり、かと思えば、YMOのテクノが鳴り響いていたり、平日の朝も、学校に行く自分でも盛り上げたいのか、おかしな曲が大音量で・・・そんな日常です。全て、息子です。昔から好きなのですが、もっともっと音楽にどハマり中。それも変な曲が好き。敬愛してやまないのは、細野晴臣氏です。本も(何冊も書いてるなんて知らなかった・・)読んでいます。
実は、細野氏、私の父と小学校の同級生です。息子が生まれる前に亡くなった父の墓前に言いたいです。孫がじいじの同級生にどハマり中だよ、と。不思議な縁を感じます。
ちなみに私も病院に勤めてた頃、細野氏からの予約の電話を何回か取ったりしていました(それはそれは渋い声でした)

息子は小6から中2の夏までピアノを習っていたのですが、最後の一年間は、ずっと同じ曲(ビートルズのレット・イット・ビー)を習い続けていたので、やる気がないならと辞めさせました。

それが、受験真っ只中の12月頃から、坂本龍一にも感化され、戦場のメリークリスマスの楽譜を買ってくれと。冗談かと思ったら、そこから日々練習しまくり。塾から遅く帰った後も弾く始末。あのね、、、本当はそんなことしてる暇ないんだよ、、、と口から何度飛び出そうになるものの・・(いや、飛び出てたね)
弾けるようになって、今は妹のブルグミュラーなんかにも挑戦しちゃってる・・・。
1年間練習しなさすぎで同じ曲やって、発表会、先生を緊張させた人がだよ、
人は、本当にやりたいと自分で思った時がその時なのですね。


それとこれまで本を一冊も読んでこなかった息子が、やはり中3秋頃から、急にハルキストになり、今ではふと見ると常に読んでいる、、、これも信じられない・・・。
私は生粋の読書好きですが、最近では息子と家庭内で読書クラブしちゃってます・・
昔、本好きにさせようと、いい本借りてきたり、結局興味持たれず返却すること片手じゃ数えきれん・・

人間、変わるんですね、、

ということで、あたたかい気持ちで見守っていきたいと思います。。。





ちょっと花のはなしと息子のこと

2024-02-25 10:52:58 | わたし的育児日記







さて、雨続きの2月の終わりです。
確実に、季節が1か月早まってしまっていますね、
私は、夏の暑さを考えると、それがとても恐ろしいです。
その昔、入学式に見られた桜がいつの頃か卒業式の桜になり、今年は・・・

実家から分けてもらったミモザが2年の歳月を経て、今年やっと花を咲かせました。
貰い受けた時は、長さ30センチにも満たない、針金をちょっと太らせたくらいヒョロヒョロで、棒で支えてあげないと風にやられてしまうくらいのミモザでした。
そこからすくすくと順調に育ち、針金のようだった幹も少し逞しくなり、去年はほんのほんの一房くらい可愛らしい黄色の花をつけましたが、今年やっと満開の花を咲かせました。これが想像以上に綺麗でびっくりしました。
昼間の太陽の下の花ももちろんいいのですが、夜に発光したように見えるミモザも最高です。

それからずっと欲しかったエリカもついに手に入れました。
お花屋さんを通るたび、その姿を探していたエリカですが、お花屋さんに聞くと、最近なかなか手に入りにくい、のだそうです。それで諦めて、エリカの仲間のカルーナ
を買って満足していたのですが、店頭に見つけた満開のエリカを見て即買い。
ずっと欲しかっただけあって、こちらも想像していたよりもっと素敵に感じます。


我が家の受験(高校受験)もどうやら終わりました。
結局、望んだような奇跡は全く起きませんでした。
本人もそれはうっすらわかっているだろうと思います。
この前中学校で作品展をやっていたので、初めて見に行ったら(過去2年間は行かないように隠されていたので・・)想像以上(今回この言葉を何度使ったか!!)に皆一生懸命な作品で、反対に我が息子の作品は、コイツ、だいぶこじらせてるなあ・・と思わざるを得なく、何だか落ち込みました。
中学生母、まじ大変だった。全然楽しくない、というのが私の感想ですが、それでも、少しずつ成長しているのは感じられなくもないので、諦めずに愛を持って引き続き過ごしていきたいと思います。。








ソアリンリンリン

2024-01-14 10:09:00 | わたし的育児日記
去年はディズニーランド&シーに3回も行った。
というのも、もうすぐ小学校卒業の娘が一緒にはディズニーしか行きたがらないし、いよいよ親と行くのも最後だろうと思い、3回は多いなと思いつつ(たまに行くからいい)GOしてしまった・・事実、職場の30代の娘さんを持つ女性は、もう20年以上夢の国へは行ってないなあと仰られてたので・・
事実、中3の息子とはコロナのどさくさの中で、いつの間にかラストを迎えてしまったし。

しかし、混んでる。学校の創立記念日に行ったので、平日だったが実に混んでいる。インバウンド客も沢山いる。前回は諦めたソアリンに今回こそは並んだ。
2時間も・・・・・。
感想。めちゃくちゃ最高!!!!!!!!!!
最新技術凄!!!!!!!
こんなに素晴らしいなんて聞いてないよ〜。
とにかくものすごく満たされた気持ちになれました♡

ところで、閉園前のディズニー内のショップ、あれほど生活必需品ではないものを、みんながバカスカと買いまくる光景は、あそこでしか見ることはないだろう。
ここぞとばかり、タカが外れたように買いまくる。
山のような土産物と1日の疲れと満足感で皆それぞれの現状に戻っていく。

次訪れることになるのはいつだろう。


リーチ

2023-12-13 20:01:26 | わたし的育児日記
期末試験の結果、仮内申の紙を受け取って、教室で見る勇気はなくて、帰り道にそっと見たら、衝撃の数字で、簡単な数字なのに、頭の中で何度も計算して、これじゃ高校に行けないと追い詰められて帰ってきた中3の息子。

親としても、上の光景を思い描いたら、泣いてしまいそうになった・・特に、その簡単な数字を何度も計算したという件・・いや、こっちも十分ショックだったもので・・(ちょうど三者面談のプラン立て終わったとこだったから、予想以上に上がらなかった成績にプランを大きく変更)

でもね、もうちょっと頑張れたやろ、と正直思うのです。
本当の受験生はこんなもんちゃうよ、と言いたい言葉は喉元まで出かかったけどなんとか堪えて、落ち込む息子と1時間近く話し合って、「塾代、あんなに払ってもらったのにごめん」と言われ、思わず項垂れる私。

中学生になると、勉強できない子にとってはツライことが多い。
ていうか、ここで何度も書いてるけど、中学生の親っていうのもしんどい。
コロナでイベントも控えめだったし、来るなって言うから、ほとんど参観にも行ってないから、中学との関係が希薄、でも小学生じゃないんだから、こんなものか。


先日、塾の先生と面談して、目から鱗のことを言われたのが、うちの息子は、理解力もいいし、授業も真面目に取り組んでいる、でも、学習したことをすぐに忘れてしまう。でも自分の好きなことは逐一覚えて説明することができる。その反対に興味のないことへの関心が他の子に比べて極端に低い。=学習したことをすぐに忘れる、に繋がってくる。もうちょっと流石に興味ないことにも関心を持てるはずなのに、うちの息子はそうじゃないんだそうで、それを聞いて、なぜ覚えられないのか、記憶力が悪いのか、赤ちゃんの頃ベットから落ちたからなのか、悩んでいた答えがやっと見つかった。
その塾の先生は3年間みっちり見てくれていて、かつ親に代わって言いにくい話をしてくれたり、時には楽しく雑談したりと、この3年間斜めの関係の代表格を担ってくれていた。その一生懸命な先生の期待に全く応えられない息子を申し訳なく思うが、先生はその先のことも教示してくれ、とにかく興味関心の持てる物を見つけてあげてと言われた。そうじゃないと、高校行っても赤点取って落第、仕事もすぐに辞めてしまう、などということになりかねない、と。

息子には苦労させられる。手を焼く。中学生の親って、しかも勉強できない子の親ってツライって思う。
でも、すんなり思い通りにいってたら、子育ての醍醐味がないもんね。
子供は自分のおもちゃじゃないし、別人格の生き物なんだから、理想通りになんて全然行きっこない。今も、ゴロゴロしてる息子に、勉強しないの?なんてちょっとでも言おうものなら極端に反抗される。難しいけど、やってみよう。前に、進むしかないのだ。


中学生の息子になんとか自信を持たせようと・・

2023-09-17 09:30:01 | わたし的育児日記
こんなことになるなら出かけなきゃよかったとか、あの時こうしていれば、とか大した怪我にはならなかったにしても、ついそう悔やんでしまうことがある。

9月に入ってもう半分過ぎようとしているのに、まだこんなに暑いなんて、、と残暑も残暑で、出不精がますます加速してしまっている。なかなか自分は変えられないものだ。

私の情緒不安定さを息子の成績のせいにしてはいけないけど、結局そこに全てがある。

今朝も「中学生」「自信」「持たせたい」「どうすれば」で検索してしまった。

そんなモヤモヤした毎日だ。

中学生になると、というか、高校進学が近くなると、勉強が出来ない子にとって、人生はいよいよ辛くなるんだと知った。
それでも、出来ない子にもそれなり優しいシステムで、きちんと出来ないなりにも宿題など提出物を出せていれば、それなりの成績が貰えて、なんとかどこかに進学できなくもないのかもしれない。けど、出来ない子にとって、だからこそ出来ないのかもしれないけど、宿題自体が重たいわけだ。結果、出来ないし、提出しないし、まあ結局自分が悪いわけなんだけども・・

自信が持てない原因を探っていくと、うちの子はまさに学力、運動面でも自信がなく、まさにそこのところの成功体験の少なさにかかってくるのだが。
運動、めちゃくちゃ運動音痴ではないんだから、やっているうち、それなりになるのに、うちの子はそこを努力しようとしない。どこでもドアがあって、誰も見てないところで練習が出来る、とかなったら、少しはやるのかもしれないが・・

でも、成長はしてて、そういうダメなところを自分でもわかって、認めて、親の私にも言えるようになったとこかな。去年は話もしたくなさそうだった・・やっぱり中2より、中3の方が精神的にちょっと大人になっているように思う。

褒めるところを挙げるとすれば、劇的な変化があった。
もうずっと、中学生になって、自分の部屋に篭るようになってからは、何度注意しても、何度片付けさせても部屋が汚かった。部屋中に脱いだ服と鞄と教科書と漫画とが撒き散らされ、片付けても一瞬で足の踏み場がなくなる、そんな負の状態が続くこと2年半。
先月、旅行帰りにあまりの暑さで海岸を早々に後にし、IKEAに駆け込んだ。
そこで、息子が兼ねてから欲しがっていた棚を2つ買って、部屋の電気の傘も子供部屋の頃の可愛いのを一新し、クールなやつに、時計と、机のスタンド電気もクールなやつを買って、部屋を一変させたら、それ以来、部屋が綺麗な状態がずっと続いているのだ。制服なんて、自分でハンガーにかけたことなんて一度もなかったのに、今はなななんと、ちゃんとかけてる、脱いだ服は床に置きっぱじゃなくて、ちゃんと洗濯機に、飲んだグラス(以前は、ないなと思うとそこに何個も溜まってた)もペットボトルも片付けるようになった。

これは、我が息子にとっては相当に画期的な出来事だ。負の空気と匂い(消臭剤置いて、無印のファブリーズを頻繁に)はもうその部屋にはない。

まだまだ苦しい成績は続くけど、その大きな大きな一歩を誉めようととりあえず思う。
挫けそうになる成績だけど、歩いていくしかないのだ。
それでも苦しくなったら、後ろに向かって前進〜(大好きなCMより)

ただ、もうとりあえず、暑いのだけはいい加減勘弁してよね。。


子育ては自分育て、今回も、期待の梯子をかけてみる。

2023-06-18 08:33:25 | わたし的育児日記
どこもかしこでも風邪をひいている。マスクの弊害がここになって現れたのだと本当に思う。そして、インフルエンザウィルスは湿度に弱くないということも判明した。
ウィルスも進化を遂げているということだろうか。

今週始めは中3の息子の塾の面談で、夏期講習代に心臓が止まりそうになった。
正直、息が出来ないほどの金額だ。成果があれば少しは救われるのだけど、我が息子、どうしてっていうくらい出来ない。というか成績が良くない。公立中学は、テストと同時に提出物(宿題、課題)があって、多少出来が悪くても、それさえきちんと期限内に提出できていれば、ある程度の成績がつくのだが、それをどうやらちゃんと出せていない。そういったことについて口出ししようものなら、烈火のごとく反抗する。どうやら、そこは一番触れてほしくないスイッチのようだ。ならば、ちゃんと出す、それだけのことなのに、出来ないのだ。
本当にこんなに大変なんだなあ、と中学生の母になって正直楽しいと思えないでいる。

最近では、塾に行かせてるけど、実際受験するかどうか迷っているママ友には、中学受験おすすめだよ、と話してさえいる。中学に入ると、それはもう脳の構造上仕方ないようだが、どうしても親が鬱陶しくなり、でも甘えたいところもあり、罵倒されるは、甘えてるは、どっちなの!!!それはもう親の我慢大会。とここまで、ネガティブなことを書いているうち、今こそが、親として大きく成長できる絶好のチャンスなのかも、とちょっと思えてきた。

もちろん、反抗しない子もいる。そういう子の親を勝手に研究しているんだけど、まあ反抗しない子の親は、普段から口うるさく言わないタイプだ。
私は、余計なことまで言ってしまう口は災いの元タイプ。ママ友からのほっとけアドバイスのお陰で、だいぶほっとけを実践しているけど、結果は、このザマでもあるのだから、どこまでほっといて、どこまでそっと介入できるかは非常に難易度が高い。
思い通りに行かないから、子育てって面白いのかな、でも実際は、不安でいっぱいだ。

夏期講習について、息子に74コマ受講するのかと尋ねると、「やるしかないでしょ、」との返事。息子、塾は大好きなのだ。(塾の先生は本当に偉大)親からは、常日頃、塾代についてぼやく私に、「子供に使わないで他にどこに使うの?」と言われているのだから、今回もその言葉を噛み締めて、期待の梯子をかけてみる。何回肩透かしを食らったことかわからないのに、と夫婦で苦笑する。それでもやっぱり子供に希望を持ち続けるのだ。

不寛容

2023-05-14 10:14:59 | わたし的育児日記
学生時代の友達と4年ぶりに会った。これまた何年かぶりに降りた有楽町は朝から凄い人でびっくりさせられた。11時の開店前だったので、どの店の前にも長い列があるし、それ以外にも人、人、人。

日産裏のあずま通りを入った通りすぎてしまいそうな(実際通り過ぎた)味わい深い素敵な小道にあるジンホアという飲茶の店に行った。

4年ぶりに会っても彼女は時が止まったように26歳くらいにしか見えなかった。(実際は44歳)
その外見の可愛らしさとは裏腹に彼女の毒舌ぶりは以前にも増していて、まず彼女のお母さんが認知症を患っていて、日常生活、介護が大変なのだった。年はうちの母と同じく76歳で、何度かお会いしたことがあり、うちの母よりバリバリした(実際バリバリ働いてシングルで子供を中学から私立にやった)素敵なお母様だったし、母娘二人の生活だったので、これまたうちより全然密着した仲の良い母娘で、一番親に寄り付かなくなる20代の頃でも「ママと仕事の帰りに待ち合わせてね、」とか「ママとヘッドスパ行ってきて、」とかうちでは考えられない、濃い付き合いの元祖友達母娘の二人だった。

今、彼女はそのママに老人ホームに入ってほしいと思っているのだが、断固拒まれている。通りを挟んだ目の前のマンションに住んでいて、日中はヘルパーさんが来てくれているが、ヘルパーさんへの好き嫌いも含め、その采配に明け暮れているようだ。
私には計り知れないものがあるので、軽々しく口を挟むことなど出来もしないが、いつ死んでもいいと思ってる、にはさすがに閉口してしまった。だって、他の誰よりも仲良し母娘だったことを知っていたから・・

彼女には中学2年になる優秀な娘がいて、週に1回土曜日におばあちゃんのところに会いに行かせるのはヤングケアラーなんじゃないか、と。そんな目に合わせたくないという。
やっぱり、ある日突然ポックリと逝ってしまうことは実は相当の子供孝行なのだろうか。

彼女の辛辣さは続いて、3人子供のいる人で自分の知り合いにまともな人はいない、という持論が展開され、一人っ子、一人娘の彼女には3人以上はぽんぽん無計画に産んでいるだけと考えられるらしいのだ。3人いたら、愛情も3分の1になって目が行き届かず、子供がしたいこともさせてあげられないかもしれない(金銭的にも時間の都合的にも)というのが彼女の持論。私はむしろ3分の1というよりも、幸せも苦労も3倍になると思っている。もちろん、そこには持って生まれたものや相性、一概には計れない、十人十色の世界なのだから。

場所を変えて、コーヒーを飲んでいる間も延々話は続き、私は不寛容という言葉が頭をぐるぐるした。寛容でありたいと思った。そして、休日にランチをするならば、出来たら、重い話でも暗い話でもいい、寛容に愛を持って話せる相手ならば。



息子中2の夏、放っておくことの効果はいかに??

2022-08-15 16:06:12 | わたし的育児日記
昔から素麺は好きじゃないんだけど、今日のお昼は素麺を茹でた。慣れないものだから、何分茹でるのか知らなかったわけだけど、2分で茹で上がりらしい。どおりで、みんな夏は素麺にするわけだ。

卵焼きも作ったんだけど、もう14年くらい主婦やってて初めてってくらい上手にできた。私は主婦のわりに卵焼きが下手で、自分でも笑っちゃうようなへたっぴな卵焼きを平気でお弁当に入れて持って行く。

ところが、今日はどうしたことか、どこに持って見せるわけじゃないのに上手くできて、息子にも、今日の卵焼き、パパが焼いたやつみたいって驚かれた。

いつもと違ってやったことは二つ。
卵液を泡立て器でちゃんとかき混ぜたこと、焼く時、いつもは卵液がちゃんと満遍なく焼けるようにちょっと菜箸でこねくっちゃうのに、今日に限っては放っておいたこと。

その放っておき具合が良かった気がする、何となくだけど(もちろんいつもよりちゃんと掻き混ぜたこともね)

この夏休み前から、中2の息子の扱いにひどく煩わされてきたけど、悩んでいる私にママ友が放っておけとアドバイスをくれたので、それを実践して1ヶ月。放っておくのは楽なんだけど、それをいいことに息子は毎日ゲーム三昧。中2の夏って大事なのにな、と大人は振り返ると大事さがよくわかるので、つい転ばぬ先の杖的に注意したくなるんだけど、親の心、子知らずな今年の夏休み。(コロナ禍。結局今年が一番。)

放っておくことに効果があるのか、まだまだわからないけど、卵焼きは結構うまく出来ることはわかった。

多分、成績がそこそこの子なら、それでもいいと思うけど、うちの子はアヒルだらけどころかこれまで幻かと思ってた1まで取ってきた中2の1学期。
このままなるようになるのかな〜。男の子がやる気になったらすごいって言うけど、もし、そんな奇跡が我が子に起きようものなら、それはもう胸を張ってここでお伝えしたいと思うのですが・・・