松谷みよ子さんといえば、モモちゃんとアカネちゃんシリーズ。子供の頃読んで、特別面白かったこと、今でも思い出す。
最近では、出産後、区から貰った“いないいないばあ”息子にとってのファーストブック。
たまたま読んだ女性誌に、この本のことが載ってなかったら、きっと松谷みよ子さんは私の中で童話作家という以外なかっただろう。そういう意味でも、本にも出逢いがあって、良い出逢いがあれば何よりの幸せを感じる。
この本は、タイトルこそ小説だけど、松谷みよ子さんの自伝で、離婚した旦那さんとの間のことを描いたある意味濃厚なラブレターであり、恨み節でもあり、でもやっぱり何だろう。イロイロ書いてあるけど、やっぱり離婚した旦那さんへの愛に突き動かされて書いたんじゃないかな、本人は否定されるかもしれないけど、私みたいな読者にはすごくすごくそこに愛が感じられた。
ともあれ、一言でいうと、すっごく苦しい。切ない、とても胸が苦しくなる極上の恋愛小説。事実は小説より奇なりっていうけど、作られた小説に比べ苦しさがリアル。
でも童話作家さんなので、文章が童話めいていて、そこが何だか不思議ですぐ耳元で囁かれてるような気分になる。男と女って。夫婦って。本当に終りがない。身を焦がすような恋、してみたいですか?私は、しないでいいや。こうやって他人の経験談を聞いてるだけで精一杯だもん。
中でも特に印象的だったのは、離婚した理由を問われて、小学1年生にも満たない娘に(この子がアカネちゃんのモデルかな)童話にしてお話するところ。思わず、な~るほど、って唸っちゃいました。
ああ、でも今年一番かな?ってくらいよかった、この本。
最近では、出産後、区から貰った“いないいないばあ”息子にとってのファーストブック。
たまたま読んだ女性誌に、この本のことが載ってなかったら、きっと松谷みよ子さんは私の中で童話作家という以外なかっただろう。そういう意味でも、本にも出逢いがあって、良い出逢いがあれば何よりの幸せを感じる。
この本は、タイトルこそ小説だけど、松谷みよ子さんの自伝で、離婚した旦那さんとの間のことを描いたある意味濃厚なラブレターであり、恨み節でもあり、でもやっぱり何だろう。イロイロ書いてあるけど、やっぱり離婚した旦那さんへの愛に突き動かされて書いたんじゃないかな、本人は否定されるかもしれないけど、私みたいな読者にはすごくすごくそこに愛が感じられた。
ともあれ、一言でいうと、すっごく苦しい。切ない、とても胸が苦しくなる極上の恋愛小説。事実は小説より奇なりっていうけど、作られた小説に比べ苦しさがリアル。
でも童話作家さんなので、文章が童話めいていて、そこが何だか不思議ですぐ耳元で囁かれてるような気分になる。男と女って。夫婦って。本当に終りがない。身を焦がすような恋、してみたいですか?私は、しないでいいや。こうやって他人の経験談を聞いてるだけで精一杯だもん。
中でも特に印象的だったのは、離婚した理由を問われて、小学1年生にも満たない娘に(この子がアカネちゃんのモデルかな)童話にしてお話するところ。思わず、な~るほど、って唸っちゃいました。
ああ、でも今年一番かな?ってくらいよかった、この本。