4CATS

この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

小説 捨てていく話

2011-10-31 00:24:42 | 私の読書日記
松谷みよ子さんといえば、モモちゃんとアカネちゃんシリーズ。子供の頃読んで、特別面白かったこと、今でも思い出す。

最近では、出産後、区から貰った“いないいないばあ”息子にとってのファーストブック。

たまたま読んだ女性誌に、この本のことが載ってなかったら、きっと松谷みよ子さんは私の中で童話作家という以外なかっただろう。そういう意味でも、本にも出逢いがあって、良い出逢いがあれば何よりの幸せを感じる。


この本は、タイトルこそ小説だけど、松谷みよ子さんの自伝で、離婚した旦那さんとの間のことを描いたある意味濃厚なラブレターであり、恨み節でもあり、でもやっぱり何だろう。イロイロ書いてあるけど、やっぱり離婚した旦那さんへの愛に突き動かされて書いたんじゃないかな、本人は否定されるかもしれないけど、私みたいな読者にはすごくすごくそこに愛が感じられた。


ともあれ、一言でいうと、すっごく苦しい。切ない、とても胸が苦しくなる極上の恋愛小説。事実は小説より奇なりっていうけど、作られた小説に比べ苦しさがリアル。
でも童話作家さんなので、文章が童話めいていて、そこが何だか不思議ですぐ耳元で囁かれてるような気分になる。男と女って。夫婦って。本当に終りがない。身を焦がすような恋、してみたいですか?私は、しないでいいや。こうやって他人の経験談を聞いてるだけで精一杯だもん。


中でも特に印象的だったのは、離婚した理由を問われて、小学1年生にも満たない娘に(この子がアカネちゃんのモデルかな)童話にしてお話するところ。思わず、な~るほど、って唸っちゃいました。

ああ、でも今年一番かな?ってくらいよかった、この本。





右岸

2011-10-25 15:06:19 | 私の読書日記
江国香織の“左岸”が良かったので、それの対をなす作品、辻仁成の“右岸”も読んでみたけど、、、、正直、、、酷かった。

辻仁成の本、“そこに僕はいた”はすごく良かったし、江国とのコラボ小説“冷静と情熱のあいだ”も良かったので、今回普通に気になって読んでみたら、なんだこれ??って内容でがっかり。主人公も正直まったく好きになれないし、その母も。何もかもが「え???」って感じだった。いったいどうしちゃったんだろう・・・・・・。

図書館に行かなくちゃ!!

2011-10-24 14:32:11 | とりとめもない話
引越しの時、実家に置きっぱなしにしていた大量の本の処分に途方に暮れた私。
本は好きだけど、収納が充分でない今、これ以上余計なものを増やすのはどうも・・と考え直し、図書館で本を借りることにしようと。

でもこれまで、いつも本は進んで貸りてもなかなか返さないという悪癖。
ところが最近は児童館と公園の前が図書館なので、けっこうまめに通えるようになり。

おまけに最近では、家にいながらにして区全部の図書館から読みたい本の予約が出来て届く仕組み。これ、もうずっと以前からそうだったんだろうけど、今更ながら利用してみると、便利~。最高!!図書館なら、今ではもう絶版になっちゃってる本も手に入るし。

ということで、モモちゃんと茜ちゃんシリーズで有名な松谷みよ子さんの本“捨てていく話”を予約してみました。届くのが楽しみだな。やっぱり本は実際にページをめくる楽しみがなくちゃと私は思います。

彫刻の森へ

2011-10-23 07:48:34 | わたし的育児日記
箱根に一泊した翌日は大好きな箱根彫刻の森へ。



山の中にあるこの屋外美術館。空気が良くて、気持ちがいい、大好きな場所。

ロダン作のバルザック像もこの通り。



今回、子どもに体験させたかったのが、これ。シャボン玉のお城と写真にはないけど、ネットの森。



両方とも私が子ども時代に体験して最高に楽しかった思い出のあるもの。

本当は自分がやりたくてウズウズしちゃうのに、二つとも遊べるのは中学生以下。

でも2歳の息子には若干早かったのか、カラフルなネットの森の上で息子は出口がわからなくなってしまいパニック。大泣きして出てきました。小学校の遠足で来てるたくさんの子どもたち、皆楽しくて目が輝いていて、そうゆう子どもを見るのは本当に幸せなことだねとしみじみ。

二人とももうちょっと大きくなってから再チャレンジしようね。


ディズニーランド

2011-10-22 07:30:22 | わたし的育児日記
もうすぐ3歳の誕生日を迎える息子に、プレゼントとしてかねてからテレビコマーシャルを見て行きたがっていたTDLへ。雨やら風邪やらで行けなくなる事も考えられるので、言いたくてウズウズしても当日決行が確定するまで言えません。ということでサプライズで。

どんな反応見せるかな?と親は勝手に期待でワクワク。
ところが、機嫌が悪かったのかはたまた眠かったのかイマイチ思ったような反応見れず。またもや親の勝手な空回り。

朝食はここ。ミッキーのワッフル屋さんで。



イッツアスモールワールドから始まってあとは流れるまま。
4ヶ月の娘も目を大きく見開いて歌う人形たちでいっぱいの世界に興奮してた姿は胸きゅん。

幼児と一緒なのでしょぼいものばかりだけど、混んでたわりに15個くらいアトラクションに乗れました。今回初めてフィルハーモニーマジックと今更だけどキャプテンEO。
トイストーリーとモンスターインク、未体験なだけに入りたかったけど、混んでたのとずっと娘を抱っこしてあまりの疲れに泣く泣くダウン。プーさんはお休みでした。残念。

写真も気がついたら殆ど撮れてなくて。

帰りは駅のホームで夫とオロナミンCをそれぞれ2本ずつ。
飲んだらびっくりするくらい復活。暗示にかかりやすいのか、はたまたほんとに効くのか?

不思議だったのは、家に帰りついたときポツリと

「随分ながい間家をあけてた気がする。」

と言ったこと。その前々日に箱根で一泊二日して帰った時は、昨日出発してあっという間だったね、と会話したのに、ディズニーの帰り道にはこの感想。

「ひょっとして、ほんとに夢の国に行ってたのかもね?!」

なんてことも半ば真面目に語り合う夫婦。

でもディズニーって本当にそうゆう力あるでしょ。と思わず納得してしまったのでした。

抱擁のかけら

2011-10-21 20:55:13 | 映画あれこれ
ペネロペ クルス主演、スペインの巨匠アルモドバル監督の映画“抱擁のかけら”を見ました。

大好きな監督だし、自分の中で期待も大きかったけど、今回も裏切られることなく、どころか遥かに上回る出来映えだった。

なんだなんだ??と冒頭から観る者を夢中にさせるストーリー展開と、激しいようでどこか静謐さを感じさせる深い愛情にすっかり入り込んでしまった。

やっぱり、本当にこの監督ってすごいよ。

そして、、、ペネロペ クルスは美しすぎるね、なんだ、あの女性も悩殺する完璧なプロポーションは。

ハンドメイド

2011-10-07 16:20:24 | わたし的育児日記
30年前、私の母が私の弟用に編んだカーディガン。一生懸命編んでやっと着せたはいいけど、ウール100㌫の毛糸を使ったので、うっかり洗ったら一気に縮んで着れなくなってしまったもの。4ヶ月の娘にちょうどいいみたい。母の無念も30年の時を経てこれでちょっとは解消されるかな!?





こっちは私が着てたワンピースをリメイクして娘の洋服に。もちろんこれも母がやりました。これからは私の洋服買う時も、いつか娘が着るからと充分な大義名分も出来るなあ