4CATS

この平穏退屈な日々にもそれなりに感動って在るもの。

海と毒薬

2010-10-20 12:23:20 | 私の読書日記
遠藤周作の海と毒薬を読みました。

怖かったけど、続きが気になって一気に読みましたが、、、ああ、本当に怖ろしかった。

ストーリーは、戦時中の病院で米軍捕虜を生体解剖実験するという忌まわしい事件を描いたフィクションなのですが、実際元になる実際の事件というのがあって、(相川事件)

遠藤周作の本は、"わたしが、棄てた、女 以来二冊目だけど、何ともいえない後ろ暗い感じが、ツボといえばツボだけど、当然ながら読後感爽やかとは言えないよね、、、、

オペの場面とか、時々出てくるカタカナドイツ語とか、いろいろ怖かったー。
はあ、後ろ暗い、、、

誕生日の子どもたち

2010-10-17 13:14:14 | 私の読書日記
村上春樹が翻訳した“ティファニーで朝食を”の作者トルーマン カポーティーの本を読みました。率直な感想をいうと、もうすっごく良かったです。こうゆうシンプルで何気ないのに、心をぐっと鷲掴みにしてくれる物語が大好きです。

6つの短編からなるストーリー、そのうち4つは自伝的要素の強い小説だそうで、どれも6、7歳の少年の目で見た世界が描かれています。


私自身、息子を産んでからというもの、それまではこれといった興味もなかったくせに、急に映画や本の中に“少年”が登場しようものなら、激しく共感、または涙するようになってしまい。(完全に自分の子に重ねちゃってる)


そういった意味でも、またそうじゃなくても、この6つの短編のうち自伝的要素の強いという「感謝祭の客」「クリスマスの思い出」「あるクリスマス」「おじいさんの思い出」はどれも泣いてしまいました。


カポーティーといえば、やっぱり“ティファニー・・”かもしれないけど、正直昔ティファニーを読んだ時は、幼すぎてあまりストーリーを理解出来なかった印象があります。(それより映画のワンシーン、ワンシーンが好きだった)

それから、アカデミー主演男優賞を獲った“冷血”
あれにはカポーティー自身が出てくるんだけど、すごく見応えがあり面白かったです。



でも今回の作品は、そんなカポーティーのこれまで抱いていたイメージとはガラリと違った“イノセントストーリーズ”。

どれも、自分の子供に読むようにお薦めしたい作品ばかりでした。

趣きは違うけど、“無頭の鷹”という作品も、不思議で強く惹きこまれるお話です。

再び水族館から

2010-10-16 22:49:03 | とりとめもない話
七時以降に入れば、五百円になるクーポンがあったので、家族で行ってきました。
外食もあまりしない我が家にとって、夜の外出ってとっても新鮮。

アシカとイルカのショーにはやっぱりまた感動。

もうじき二歳になる息子は館内を駆け回り、お手拭きにと渡したウェットティッシュで何故か床掃除、、、、。

昼間とはまた違って、夜はロマンチックでいいな。ショーもイルカはちょっと雰囲気変わり、グラマラスでイイですよ!