テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ストラトのネックが逆反りしてしまったのだ・・・(T_T)/

2012年02月02日 | 日記
ギターは本当に奥深い・・

まさに『生き物』だと思う


木材をメインの材料にしているだけに湿度には異常に敏感なのだ

本格的な作曲&演奏をしようと試みるものの・・

なかなか言う事を聞いてくれないのだ


ブログのタイトルにもあるようにストラトのネックが『逆反り』してしまったのだ

逆反りに関してはネット検索などで調べていただきたいと思う


アームのスプリングやピッチ調整などを済ませた後だったのでちょっとだけショックだった・・

いわゆる『初期反り』が起こったのだと思う


色々な部分(弦高など)を自分の好みに調整してきたのだがネックだけは手つかずだった

今までのギターたちはすべて『順反り』だったのだ



米国カリフォルニアと我が家では湿度や気温が異なるのは仕方がないことだと思う

いわゆるギターの時差ぼけだと大きな心で対処したいと思うのだ


ネックの初期反りを完璧に調整してしまえば、後は安心だと思う

季節が変われば、またまたネックは反りまくるが・・・


ヘッド部分に付属のレンチを挿入するだけで簡単に修正できる



弦を外す人、弦を緩める人、短時間で反りを修正する人、半日以上もかけて修正する人・・・

ネックの調整には人それぞれ、いろいろなスタイルがあるようだ


自分のギターに合ったスタイルを見つけるのが良いと思う

ちなみに私は短時間で結果を出すタイプなのだ

不具合があれば、また微調整すれば良い話なのだ


ただ単に早く弾きたいだけという話もあるが・・


何本もギターの調整をしてきたのでUSAストラトも怖くない


日常の道具という感じで捉えればなおギターが身近なものに感じられる



ストラトの調整をかねてアリアとベースも調整してみた

こんな時は思い切って『メンテの日』にしてしまうのだ


手持ちのギターをすべてベストなコンディションにしなければベストな録音は成り立たない

特に音楽を制作して録音することが主な目的の場合には入念な作業が不可欠なのだ

もちろん、バンドなどで他の楽器と一緒に演奏する場合も同様なのだ

まぁ、迫力重視のライブの場合はデジタル録音ほどシビアな音は必要ないような気もするが・・


いずれにしても、正確な調整、チューニングがすべての始まりだといえるのだ



ちょっとしたメンテの時にはBR-80が活躍するのだ

ギター&ベース兼用のチューニングメーターが付いているのだが精度もなかなかに良好なのだ

調整が完了すると簡単な試作曲を作ってみるのだ

メーターの数値が適正でも実際の音が気持ち良くなくては始まらない

複数のトラックを重ねることでピッチの狂いを判断するのが私流なのだ


ネック調整をした後に再びオクターブ調整をした

この時点では音程は完璧なのだが・・・・

何度かアームを動かしているうちに2弦と3弦の音程が狂ってしまう症状は相変わらずだった

「ロックペグが付いてるのになぁ・・・」

ちょっと不満だったのだ

ナットの溝が安定するまでの辛抱かと思いきや・・


実は弦の巻き方に問題がある事に気付いたのだ


”チューニングの狂いが弦の伸び縮みが影響する事が多い・・”

この言葉に執着し過ぎていたようだ

ネットなどでロックペグについて検索してみても弦の弛みを最小限に止めるのがお約束なのだ


4~6弦の巻き弦と1~3弦のプレーン弦をすべて同じ状態でロックしていたのだ

基本的にロック機構が同じだと考えれば細く滑り易いプレーン弦が緩むのも当然に思えてきた

結局、巻き弦は従来とおりとした



ほとんど弛みがない状態でロックしたのだ


プレーン弦は2回転くらいペグのポストに巻きつけてからロックしてみたのだ



再度、バネのレート調整した


チューニングを完了してから、何度も激しくアームを動かすのだ

音程が♭気味ならばバネのレートを高めに調整し直す

逆も然りなのだ


非常に面倒な作業だが・・

ここで手抜きするといつまでたっても安定した音程は得られないのだ

弦の巻き数を調整した後にこの工程を何度も繰り返しながら弦を安定させた


何と!弦の巻き数だけですべてが解決してしまったのだ

ロック無しでも安定しているアリアをお手本にしたのだ


何度もアームを激しく動かしても音程の狂いは10セント程度なのだ

かなり良い結果を得ることができた

裏ブタで隠れる部分にマジックで印をつけてみた



これはアリアでも実践しているのだ


分解清掃などをした際に復帰の時間が軽減されるアイディアなのだ

ロックナットの本領発揮という感じなのだ



ちなみに数日前に張ったばかりの弦だったが潔くすべて新品に張り替えたのだ

ワンセット500円程度なので『勉強代』と考えれば惜しくない


いかに早く自分のギターに合った調整法を見出すか?

これに尽きると思う

ちなみに最初の弦を張り替える際に楽器屋のお兄さんにアドバイスを貰っていたのだ

「ロックナットって弦の弛みがあってはダメなんですよ」

「引っ張り気味に張っちゃってくださいね♪」

という言葉を鵜呑みにしてしまったのだ


間違ってはいないと思うが・・・

いずれにしても解決策を見いだせたのは幸いだった


整理整頓も兼ねて仕事の帰りにホームセンターに達よりツールボックスを購入した



100円ショップも大好きなのだがこのクオリティは100円では無理だと思う



これはすべてのギター類のレンチなのだ






こんな感じで今回は本当に裏ブタを閉めることができた






・・という事で二曲ほど音程確認の意味を込めて演奏してみたのだ

ベースの調整も行ったので一曲目はストラト&ベースなのだ



同系色は本当に美しいと思う






二曲目はアコギのシュミレーションを使ってスティング風?に弾いてみた

かなりピッチが安定しているのがお分かりいただけると思う






char氏も言っているが・・

「ギターってコードが大切なんだよね・・」

「ピッチが狂ってたら気持ち悪いよね?」

まったくもって同感なのだ


手間暇をかけて調整すれば、美しい音色が迎えてくれるのだ



余談だが・・先日購入したブルースハープが突然壊れてしまったのだ

吹き過ぎの感も否めないが・・・

数日で壊れるのもおかしいと思う


結局、リード(内部の小さな板)が不良だったらしい

不良交換と相成ったのだが・・・

私の申し出で追加資金を少し足してホーナーの『マリンバンド』という姉妹品に変えてもらったのだ

こちらも木製の吹き口なのだがボディの形状が異なる

とても美しい形なのだ

追って画像と音色をお届けしたいと思う


楽器は楽しいなぁ・・



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