テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ストラトキャスターの『魔法のスイッチ』について語る・・(^_-)-☆

2012年02月18日 | 日記
何からお話すれば良いだろうか?

私が現在のストラトの存在を知ったのはチョイチョイと紹介している
DAWの専門誌であるサウンドデザイナーの特集記事だったのだ

”ストラトを良い音で録る方法!”的な記事に興味をひかれて雑誌を購入したのだ

cubaseを始めた頃は毎月購入していたのだが最近は興味がない号はスルーしているのだ

”ボーカルを100倍上手にミックスする極意!”と言われても・・

基本的に歌わない私には無縁の記事なのだ


ストラト特集ではストラトマスターであるChar氏の対談に始まり

ストラトの扱いに長けているエンジニアなどの解説も興味深かったのだ

その時はストラトを所有していなかったのだが・・

『シングルピックアップ』という大きな括りではアリアの録音に役立った


その特集の最後の記事で『最新のお薦めストラト』という事で現在の愛器であるストラトを知ったのだ

以前にジャパンのストラトを使用していた時期があるのだ

6本ビスにトレモロという基本形だった

私のメンテの力不足ゆえにあまり良い印象はなかったのだ

追ってお話するが・・ブリッジも当然ながらベタ付き状態なのだ

特にクラプトンが好きというわけでもなかったのだが・・・


常連の読者の方ならば理由はお分かりだと思う




すでにアリアを愛用していたので二点支持タイプのトレモロには好印象を抱いていた

そのストラトの写真を見た瞬間に一目ぼれしてしまったのだ

まさに男女の仲のような感じなのだ


楽器屋さんの店頭でギターを衝動買いする時に似ているのだ

「おぉ~ 凄いカッコいいんじゃない?」

「ロックペグも付いてるし~いいよコレ!」

という感じだったのだ


本家ストラトの細いアーム棒は個人的に好きではないのだ

先端のプラスチックの『帽子』もルックス的に好きではない

たぶん滑り止めの為に付いているのだと思う

私は意図的に滑らせたいのだ

クリケット奏法の時などはアーム棒の先端を叩きながら指を滑らせているのだ


細いアーム棒も何となく心細く感じてしまうのだ


記事を読み進めていくと『魔法のスイッチ』の解説になったのだ

「何だこのボタンは・・?」

しばらく読んでいるうちに構造が理解できたのだ



通常はこんな感じなのだ


ボタンを押し込むとこんな風にへこむのだ



以前にもお話したと思うが・・


シングルを並列に接続する事で『擬似的なハム』を作り出せる構造になっているのだ

三本のシングルを接続してトリプルのハムを作り出すこともできるのだ

ピックアップの枠の規格上、そんなハムは存在しないのだ




雑誌を閉じ、それから猛烈に検索を始めたのだ

すでに同様のストラトを所有している人のブログを見つけることができたのだ

悪いことは書いていないのだ


その人はストラトマニアのようですでにスタンダードなストラトを何本も所有しているのだ

『進化したストラト』はコレクションの一本として追加したと書いてあった


私のように是が非でも使えるギターに仕上げるような意気込みは感じられなかった

「まぁ、こんな感じじゃない?」

「変わったストラトもいいよね」

という感じなのだ


実際に親切にも音源を紹介してくれていた

しかしながら・・クリーン音の単なるストロークだけなのだ

「あまりテクがないので・・こんな感じです」的なコメントが書いてあったような・・


音が切り替わる瞬間は確認できるのだが・・

私が求めている音の確認には至らなかったのだ


しかしながら、クリーンでも分かるほどの音の太さを確認できたのだ



私の馴染みの楽器店でもUSAのストラトを多数取り扱っているがこのギターは未入荷だった

幸いにも東京には楽器店が多数点在している


他の楽器店で実物を確認してみたのだ

試奏して音を確認することもできたのだがその店で購入するつもりがなかったので遠慮した

とにかく実物の質感が確認できたことが収穫だったのだ

たまたま、私が欲しいと思っていたカラーが揃っていたのだ

「何てキレイな色なんだろう・・欲しいなぁ」

その日はそれで終わりだった


翌日になって馴染みの店を訪れて

購入の相談を持ちかけたのだ

さすがはお兄さんなのだ


当たり前だが・・ストラトの存在は知っていたようだ

お兄さんにとって『多機能のストラト』はストラトではないようだ

十人十色で色々な考えがあっても良いと思う


もし、私がそのお店の店員さんならば私情は持ち込まないと思う

何が売れるのか?

お客さんは何を求めているのか?

という観点から仕入れを考えると思うのだ


ちなみに店長さんは管楽器部門のリーダー故にエレキは彼に一任している状態なのだ

他の楽器店にも出入りしているのだが確かに店員さんの『好み』が如実に反映されている気がする


ある意味ではそのお店の品揃えが自分のフィーリングと合致したならば良いお付き合いになると思う

人事異動などで店員さんの配属が変われば、店頭のギターの品揃えも変わるのだ


とくに10万円を越えるギターのセレクトは興味深い

仕入れ担当者の趣味や趣向までも垣間見れることが多々あるのだ



何だか『魔法のスイッチ』から脱線してしまったが・・・

皆さんにはまだ音をご紹介していないと思う


私自身は試作としてハムの音で簡単な曲を作って楽しんでいるのだ

とりあえずストラトのシングルの音ということであえて控えていたのだ


ある程度、シングルの音がご紹介できたので
そろそろハムの音も織り交ぜながら作曲&演奏をしていきたいと考えているところなのだ


「ハムでどんな音を作ろうかな・・?」

という部分で少々頭を悩ませた


このストラトのハムの音の形容は難しい

レスポールのような音・・といのは言い過ぎのような気がする

ピックアップというよりはブリッジの構造やボディの形状が大きく異なるのだ

双方にまったく同タイプのピックアップを取り付けたとしても出音は全く異なると推測できる


つまり、ストラトのハムサウンドは『オリジナルの音』だと位置づけられるのだ

言い換えるならば・・シングルではない音ということになると思う


ハムの音というと私はアースシェイカーのシャラ氏が頭に浮かぶのだ

若い頃にピンポイントで聴いていた

ジミーペイジなどを真剣に聴きだしたのはその後なのだ


シャラ氏が使用するギターはレスポールタイプなのだ

現在はホワイトのとてもカッコいい特注のギターを愛用しているようだ


ロックブームの衰退に伴い露出は少なくなってしまったが・・

ネット動画などでは頻繁に見かけることができるので嬉しいと思う


最新の機器などが発売されるとプロの視点からのリポートという事でメーカーから依頼があるようだ

まさに演歌の世界にも通じるものがある

大ヒットを出したミュージシャンは一生音楽でご飯が食べられるのだ


素晴らしい事だと思う

あの頃のギターサウンドはそのままに燻銀(いぶしぎん)の味わいが加わったように感じられる




往年のアースシェイカー風に弾いてみたのだ


今回の試作曲は非常に短い

約22秒なのだ


ハムの音を確認していただく為にベースや鍵盤は入れていない

ドラム、バッキングギター、リードギターなのだ


ギターは共にハムなのだが・・・

リア&センターとセンター&フロントを使っているのだ


zoomに直結でcubaseでは細工はしていない


最後に一つだけ・・


従来のギターたちは録音後に必ず音に修正を加えていたのだ

cubaseのEQで美味しい帯域を持ち上げたりしながら音の抜けを作っていたのだ

モニターヘッドフォンでは良い音でも録音後の音と異なることが多かったのだ


DAWの特性だと諦めていたのだ


ところが・・ストラトを演奏するようになって違いが現れたのだ

実は録音後には何の処理も施していないのだ

モニタリングの時に聴こえていた音がそのまま録音できるのだ


何故だかは分からない

いずれにしても録音後に音を修正するという煩雑な作業から解放されたのだ

ピックアップの特性とボディ鳴りが大きく影響していると分析しているのだ


今回のハムの音は歪み量を抑えている

トーンも少し絞っているのだ


つまりは使用アンプやトーンによってはもっと過激なサウンドに追い込むことも可能だと理解していただきたい


個人的に最近の私は過激過ぎるドンシャリが嫌いになってしまったのだ

何というか・・ピックのニュアンスが残る『上品な歪み』がお気に入りなのだ


ハムの音を聴いていただきたい



レスポールではないが個人的には『使える音』だと思う

過激な音が出せるダンカン製ピックアップ搭載のアリアとの使い分けも面白いと思う












 



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