テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

エレアコをzoomA3で鳴らしてみた・・(音源付き)

2013年03月29日 | 日記
本日は2話目になっているのでお間違いなく・・・



アコギとエレアコの違いはいまさら説明する必要もないと思う

ギターに詳しい読者の皆さんならばご存じだと思う


エレアコにとって内蔵プリアンプは非常に重要なパーツだといえる



各社からいろいろな種類のプリアンプがリリースされているのだ

エレアコの購入を考えている人は好みのプリアンプを搭載しているギターに絞り込んでも良いと思う


プリアンプを駆動させるには電源が必要なのだ

多くは角型の9Vタイプの電池が使われているようだ

ちなみに私のプリアンプは車のキーでもお馴染みのボタン電池が使われているのだ



最近ではコンビニでも簡単に手に入るようになったのだ



予備の為に近所のコンビニでストックを購入したのだ


角型とボタン型・・

その違いは何だとお思いだろうか?


アコギのボディは非常に繊細なのだ

ピックガードの有無もボディ鳴りに多大な影響を与えると言われているのだ

お手元にアコギがある人は弦を鳴らした直後に軽くボディに触れてみていただきたい

音の伸びが一瞬にして無くなるのがお分かりいただけると思う



アコギというとこのようなピックガードタイプのギターを思い浮かべる人が多いと思う


数十年前に私が初めて手に入れたアコギもこのようなスタンダードなタイプだった

現在のように選択肢が多い時代ではなかったのだ

アルペジオを好むプレイヤーも何の疑いもなくピックガード付きのギターを弾いていた


近年になってピックガードレスのギターが急増したように思える




これは単なる好みやデザイン上の違いではないという事なのだ

アルペジオを好むギタリストはとにかく音の伸びに拘る傾向がある


音の伸びや響きを阻害するものを排除した結果がピックガードレスという事になるのだ

ボディにキズが付くことを懸念する人も多いようだが・・・

上手なプレイヤーが弾けばピックを用いてもキズなど付かないのだ


ピックがボディを直撃するようなストロークは無駄な動きが多いといえるのだ



ボディの鳴りをスポイルする対象としてプリアンプも当てはまるのだ

ボディの側面に関してはトップほど影響はないと思えるが皆無ではないのだ


できるだけ小さく軽量な方がギター的には都合が良いという理屈なのだ

そんな流れから、音質を重視するメーカーは積極的に小型のボタン電池へと移行しているのだ



弦とボディの鳴りを的確に拾うという目的に加え、軽量化という使命も課されているのだ


以前にアコギの購入で悩んでいる時に楽器店のお兄さんからアドバイスをもらったのだ

「生鳴りっていう面では圧倒的にアコギですよね~」

「プリアンプも多少は鳴りに影響しますからね・・」


私も今回のエレアコの購入の際にアンプ無しのアコギと数種類のエレアコを弾き比べたのだ

プリアンプの取り付け位置なのか?あるいはアンプが大きいのか?

某メーカーのエレアコは生鳴りがまったくもってNGなのだ

生鳴りがダメなギターは使えないのか?


これも用途の問題なのだ

大音量のスタジオやライブなどではむしろ鳴らないギターの方がハウリングが起き難いのだ

これをメリットと考えるかデメリットと捉えるかは本人しだいなのだ


プリアンプのトレンドは小型化なのだ

機会がある人は楽器店で確認していただきたい

同型のギターでも稀にプリアンプ部が異なる場合がある


角型電池のプリアンプを採用しているギターは型落ちだという事なのだ

ギター選びの参考にしていただきたいと思う


今回はzoomA3を使った音源付きなので少々説明させていただきたい



上記画像は使用ギターのボディタイプを選択するツマミなのだ

普通のプリアンプにはない仕様なのだ


激的に変化するというわけではないが・・・

軽いイコライザーのような感覚で使うと面白いのだ

スモールサイズのボディを選択するとそれなりの音に変化するのは秀逸だと思う


各部の操作ツマミもエレキのマルチとは異なるのだ



いかにもエレアコ用プリアンプという佇まいが良いと思う



以前にも少しだけ紹介したと記憶しているが外部マイクとライン入力を同時に使用できるところが優れているのだ


これは背面のマイク入力端子なのだ



ファンタム電源が必要なコンデンサーマイクにも対応しているのだ

かなり本格的なのだ


側面はライン入力部だがピックアップの選択が可能になっているのだ

ピエゾタイプやコンタクトマイクタイプが選択できるのだ

これも嬉しい仕様だといえる




ライン録音とマイク録音をミックスするのはプロも良く用いる手法なのだ

ちなみにマイク入力のエフェクトもONとOFFが選択できるのだ

しかもエフェクトの挿入位置までもコントロールできるのだ




マイクの音はギターの『素の音』

ラインは『エフェクティブな音』

という使い分けができるのだ


当然ながら両者のミックスバランスも調整可能なのだ

さらにはエフェクトのドライとウエットも調整もできるのだ


まさにライブから宅録まで至れり尽くせりの豪華仕様なのだ

これで売価二万円前後とは驚きなのだ


他社には真似ができないと思う


エフェクトもアコギに特化したものに絞られているのだ

数個は飛び道具的なものもあるが・・

ほとんどのエフェクトが実践向けなのだ


”面白い音はエレキに任せる・・・”

という割り切りを感じるのだ


同時使用エフェクトは3個と少ないがアコギには十分なのだ

イコライザーは別途ボディ部分に配置されているので音作りも十分に可能なのだ


アルペジオならば・・

ボディシュミレーション+コーラス+リバーブで十分だと思う

ストロークプレイならばボディシュミレーション+コンプ+リバーブでいけると思う


宅録の場合にはデッドな空間なのでリバーブ使いが音作りのポイントになるのだ

これはエレキでも同様なのだ


初心者の中にはやたらとリバーブを深くかける人が多い

音の輪郭を失わない程度の処理が音作りのコツだと思う


場合によってはエフェクトが3個では足りない場合もある(ほとんどないが・・)

そんな場合には同社のマルチとセットで使用することで解決できるのだ



A3からの出力はモノラルなので後ろに接続したMS-60Bでステレオ系のエフェクトを出力すれば良いのだ

「何を言っているの?」

という人もいると思う


マルチエフェクターで良い音を作るポイントの一つに『ステレオアウト』という考え方があるのだ

コンパクトのストンプ一辺倒という人には無縁の世界だが・・・


ギターの世界もデジタル時代なのだ


エレキ弾きの人もご自分のシステムをステレオで出力できるようにすべきだと思うのだ

私がちょいちょいご紹介している音源もほとんどがステレオ出力なのだ

「何か音が広がっているなぁ・・・」

「俺のエフェクターの音とは違うなぁ」

と感じている人もいると思う


エフェクターはメーカーが提案している使い方だけではないのだ

アイディアしだいではかなり面白い音、良い音が自宅でも作れる(録れる)のだ


大昔はコーラスもモノラルだけという時代があった

確かにダブリングのような効果は感じるが横への広がりが感じられなかった


最近はどんなマルチにも必ず『ステレオコーラス』『ステレオディレイ』が入っているのだ

ヘッドフォン端子で聴けばその音の広がり感を確認できると思う


重要なのは耳で聴いたその音をいかに出力するか?なのだ

スピーカーが2個あるステレオアンプで鳴らすのも一考だと思う


ギター弾きの人は演奏にばかり気がいくようだが・・・

一生懸命に演奏したその音がどのような形でリスナーの耳に届くかが重要なのだ

当然ながら音作りも含まれているのだ


テクはそこそこあるが音作りが下手な素人さんが多過ぎる

楽器店のお兄さんも同様の意見のようだ


脱初級のポイントでもあるのだ

ギターをお持ちの人は一度、ご自分のシステムを考え直しても良いかも?



長くなったが・・

今回の音源のご紹介をさせていただきたい


先にも述べたように入力方法を替えながら同じフレーズを繰り返し弾いているのだ

最初はマイク録りの素の音なのだ

次はプリアンプを通したラインだけの音なのだ

3番目はマイクの音とラインの音をミックスした音なのだ

4番目はマイクだけの音にエフェクトをかけた音なのだ

サンプルという事であえてイコライザーは使っていないのだ


もっと低音を増す、あるいは高音の抜けを良くするという事も可能なのだ


最後にソロギター的な音源を加えてみたのだ

私のオリジナル曲なのだ


通常のアルペジオとの違いがお分かりいただけるだろうか?

アルペジオは歌の伴奏だがソロギターにはメロディが必須なのだ



プリアンプの導入でエレアコ生活が2倍楽しくなったのだ


節約の為に数年前のマルチを使っているエレキ弾きの人は

心機一転!新しいマルチを購入してみては如何だろうか?


時代は想像以上に進んでいることに驚かされると思う

マルチを使いこなすことができれば、手持ちのギターも活きてくると思う


音の違いをお楽しみいただきたい














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アコギのサドルを削って弦高調整してみた・・・

2013年03月29日 | 日記
先日、いつもの楽器店を訪れたのだが・・・

たまたま仕事で訪れていたアコギ系のプロと話す機会に恵まれたのだ

押尾コータロー氏のような人は別格として基本的にアコギ系のプロはエレキ系に比べるとマイナーな存在だと思える


読者の皆さんもエレキ弾きのプロは何人も名前を挙げることができると思うが・・

アコギの著名なプロの名前を挙げることができるだろうか?


”知ってる人は知っている・・・”

という感じだと思う


プロの仕事も様々なようだ

教則本の執筆を依頼されるレベルならばギリギリのところでご飯が食べられるそうだ

音楽教室の先生もある意味ではプロだといえる

数人の生徒さんに楽しくギターを教えて生計が立てられるほど甘くはないようだ


いずれにしてもプロと名が付く人の意見は貴重だと思う


楽器店を訪れていたプロは楽器店のお兄さんの大学の先輩だそうだ

「プロの方ってどんなお仕事をしているんですか?」

私の質問に快く答えてくれたのだ

「スクールの講師と教則本の依頼もたま~にありますね」

「音楽制作に参加することもありますよ 稀にですけど」

「○○君に噂は聞いていますよ~ ギター好きなんですよね?」

お兄さんを交えながら意気投合してしまったのだ


個人的な感想だが・・・

プロとしての貪欲さが感じられないのだ

とても人が良いという感じなのだ


はたして厳しいプロの世界ではどうなのだろうか?

非常に難しい問題なのだ


販売という安定した職業を選んだお兄さんの選択は正しいように感じられるのだ


実はそのプロも愛器の一本として私と同じギターを使っているそうだ

おそらく楽器店のお兄さんの勧めだと思うが・・・

「僕も同じギターを使っているんですよ」

「凄く良いギターですよね~ 気に入っているんですよ」

「プロの方って弦高をどれくらいに調整しているんですか?」


非常にアバウトな質問を投げかけてみたのだ

「僕はアルペジオが主体なのでかなり低いですよ」

「6弦12フレットで2.3㎜前後かな?」

「もっと下げているギターもありますよ」


プロが持参していたギターを見せてもらったのだ

さすがにプロなのだ

楽器店のお兄さんのように素人の私に簡単には触らせてくれないのだ


『商売道具』というプロ意識があるのだと思う

さらにはプロと素人の線引きを明確にしているのだと思う


料理人がやたらに愛用の包丁を他人に触らせないのと一緒なのだ



貴重な体験をしたのだ

ネットショッピングが主体の人にはありえない事なのだ

こんなサプライズが楽器店を訪れる魅力でもあるのだ



過去のブログでサドルを自作したことをお伝えしたと思う



ヤスリを使って地味に作業したのだ

削る前のサドルの形状をご覧いただきたい



こんな感じで徐々に削っていくのだ



削る前に鉛筆などでガイドラインを描く人もいるようだが・・・

私は何でもフリーハンドなのだ


実際に仕上がったサドルを装着した画像なのだ



この時点でビビリは完全に解消されたのだ

弦高は12フレット付近で2.7㎜なのだ


基本の弦高を3㎜とすれば僅かに低いという弦高になると思う

しばらくは我慢して弾いていたのだが・・・

ハイポジの演奏が辛いのだ

しかもハイポジにいくほど開放弦と押弦の落差が大きいのだ


初見の印象だが・・・

プロ(アルペジオ系)のギターはもっと低く感じられた


オリジナルサドルを削った時の大きな失敗は・・・

アコギにエレキのフィーリングを求めた事にあると思う

調子に乗って少々削り過ぎたのだ



結局、もっとも大切な部分に補強をするはめになってしまったのだ


新たに作りなおしたサドルは失敗がないようにと少々高めで削りを終了したのだ


今回の作業内容はサドルトップのカーブの微調整と弦高を2.3㎜まで下げることなのだ

作業時の画像は割愛させていただいた


完成したサドルの画像なのだ



12フレットの弦高がこんな感じなのだ



厚さが約2㎜のウクレレ用ピックを挟んでみたのだ

あえてギターを横置きで撮影したのはピックが弦に触れていないからなのだ

ギターを立てればピックが落ちてしまう

ピックと弦に僅かな隙間が確認できるのだ


1弦側は完全にピックが弦とフレットの間で留まるのだ

サドルのカーブをご確認しただきたい



以前は3弦辺りが少し高くなっていたのだ


指板がカーブしているエレキの癖が抜けなかったのが理由だと思う

アコギの指板もカーブしているがエレキよりはカーブが緩いのだ



さらにオクターブ調整も追い込んだのだ

サドルの上部を削りながらトップの位置を微調整したのだ



オクターブに限っては純正よりも極めている自負があるのだ

この段階でエレキ並みにオクターブ調整を煮詰めているのだ


弦の太さを変えればオクターブ調整が必要になるのだが・・・

アコギに関しては012~というセットで決まりなのだ


エレキよりも太く硬い素材なのだが弦高を下げたことでテンションが弱くなったのだ

アコギにエレキ並みの快適性も求めてはダメだと知ったのだ


アコギの範疇の中で極限まで快適を求めるというのが正しいのだ


カポなどを使用するとさらにハイポジでの演奏性が高くなったのだ


問題のビビりだが・・・

かなり強く弦を弾いてもビリつきがないのだ

ピックを用いてのストロークプレイにも対応できる感じなのだ


本当にアコギの弦高調整は難しい

エレキのようにドライバーで納得いくまで調整する事ができないのだ

ある意味では一発勝負なのだ


器用、不器用という問題よりはセンスが問われる作業だといえる

作業そのものは難しいことはないのだ

私などは100円ショップの道具がメインなのだ


特別な道具など揃える必要もない

余談だが・・

ドライバーだけは精度が高いものをお薦めしておきたい

間違っても100円のドライバーは使わない方が良いと思う


ついでにウクレレの弦交換と微調整もしてしまったのだ



ダダリオなどのライバルメーカーの『ghs』なのだ

エレキ用の弦は私向きではないようだ


しかしながらウクレレの弦は色々な弦を試した結果としてこの弦に落ちついたのだ

ウクレレの弦も単なるナイロン弦ではないのだ

太さの選択肢が少ないのだが素材の選択肢がエレキ以上なのだ



弦交換のサイクルは使用頻度が低い人で半年、頻繁に弾く人で3カ月と言われている

毎日、弾いている(数分だが・・)私はもっと早いと思うのだ

ウクレレの先生などは1カ月未満で交換しているそうだ



ギターと並べてみたのだ

何とも言えない可愛さなのだ


我が家のペットの一匹であるミニチュアダックスに通じるものがある

ウクレレのオクターブ調整はこんな感じなのだ



ギターほど弦長が長くないウクレレだがやはりオクターブ調整は必要なのだ


オモチャのようなウクレレでは板が一枚はめ込んであるだけなのだ

楽器として微妙な差だがこれが大きいのだ


本文とは関係ないが・・・

読者の中にはエレキ好き、エレキ系の検索から訪問してくれている人も多いと思う

010~の弦を張ったストラトの調子も絶好調なのだ

とにかくアームの安定感が抜群なのだ

簡単な音源だがお聴きいただきたいと思う

こんな演奏をする素人さんは少ないと思うが・・・

オマケ音源としてお楽しみいただきたい








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