テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

トーカイレスポール(レスカス)とダンカンの組み合わせってどうかな?

2013年11月29日 | 日記
すっかりレスポールの魅力にハマってしまったのだ

自身もコレクターである有名なギタリストが語っていた

「レスポールは『芸術品』 ストラトは『完璧なマシン』だと思うね」

両方のギターを使っている私にはこの言葉の意味が理解できるのだ

60年前にレスポールの第一号機が誕生したのだ(P-90搭載のゴールドカラー)

その数年後にレスポールのネガな部分を改良する形でストラトが誕生したのだ

さらにその数年後にはストラトのネガであるノイズを克服する形でハムバッカーが生まれたのだ


気に入ったギターを弾くだけでも十分に楽しいが・・

好きなギターの生い立ちについて考察することも意外に楽しいものなのだ

色々な知識が増えるとギターに対する考え方や接し方も変わってくるのだ


ギブソンが我が家に来る前は当然ながらトーカイのレスカスがレスポールのメインだったのだ



庶民的な発想としてはやはり値段が高い順に優先順位を決めてしまう悲しい性があるのだ

ギターの金額的にはストラトが一番高いギターだったのだ


ギブソンが加わった事で順位が入れ替わったのだ

トーカイが3位になったのだ

まぁ、ギターの値段などどうでも良い気もするが・・・

何だかんだとメンテの優先順位やら色々とあるのだ


話は変わるが・・

以前にグラスルーツの安レスポールの改造についてご紹介したと思う



ルックス的には何の変哲もないレスポールタイプだが・・

心臓部であるピックアップをダンカン製に交換しているのだ




”高性能ピックアップで安レスポールの音がどこまで良くなるか?”

というテーマのもとに作業に取り組んだのだ


読者の皆さんにも実際の音源をお聴きいただいたと思う

安ギター+安ピックアップよりは確実に音色が良くなったのを実感したのだ

しかしながら、同時に安ギターの『限界』も感じたのも事実なのだ


使用材が陳腐故にピックアップが単体で鳴っているような感が否めないのだ

マルチで同じ音色を作り高級機でるトーカイと音色比較のテストを行ったのだ


もちろん、互いのピックアップが異なるので正確な比較にはならないと思う

あくまでも音の鳴りや響きという感覚的なテストであったが・・・


やはり、高級なギターがそれなりに高い理由が何となく理解できたのだ


このテストの結果を楽器店のお兄さんに報告したのだ

「僕も若い頃に似たような実験を何度も繰り返しましたよ」

「ピックアップで劇的に良いギターになるか?って事をテーマに・・」

「結果は微妙でしたね・・ やっぱりギターが材がすべてだって結論に達しました」


ネットでもギターの材について触れているものがあるが・・

やはり自身の耳で体験しなければ分からないものもあるようだ


ちなみにトーカイというギターが手元になければグラスレスポールの仕上がりが100点だったのだ

読者の皆さんの中にもご自分のギターを改造したいと考えている方がいると思う

1本のみのギターを大切に使っているという場合には
ピックアップ交換だけでも十分に満足いく結果が得られると思う

基本的に他の良いギターと比較しないということが大前提なのだ


実はギブソンを購入する前まではトーカイの音を完璧だと思っていたのだ

『PAF』を再現したという日本製のピックアップは非力だが表情があるピックアップで気に入っていたのだ

全域に渡り音の分離なども完璧だった

欲を言えば低音域が少々物足りないのだ


歪ませても限りなく『上品』なのだ


クリーンも歪みもとにかく端正で上品な音になってしまう

いわゆるギブソン系の『暴れる音』とは程遠い音色なのだ


エボニー指板、極薄ラッカー、太めのネック、良質のボディトップ&バック・・

というロック的条件を十分に満たしているだけに物足りなさを感じていたのだ


”音の立ちあがり・・”

という言葉をご存じだろうか?

指板に関してはローズ系よりも硬質なエボニーの方が有利だと言われている

塗装も限りなく薄い方が音の反応が良いとされているのだ

「グラスにダンカンってちょっと勿体ないかな・・?」

これは交換前に楽器店のお兄さんからも再三再四言われていたことなのだ

まぁ、自分で納得しなければ先に進むことが出来ない性格なのだ


ギブソンも基本的には自社の過去の製品をコピーしているという事実があるのだ

つまりは『黄金の3年間』に作られたギターがそれほど完成されたギターだったという証なのだ

現在のカスタムショップ製もレギュラーラインも当然ながらこの辺りを意識しながら設計されているのだ


音を決定づける上でもっとも重要なものはやはり『ピックアップ』なのだ

ギブソン自身も他社も当時の『PAF』というピックアップを基準にしつつ改良を加えているという感じなのだ



私のギブソンには『57クラッシック』というピックアップが搭載されているがこれも当時のコピーモデルなのだ

厳密に言うとロックにも対応できるように現代的に少々リファインされているようだ


ギブソンの多くのモデルに搭載されている一番人気のピックアップなのだ

さらにロック色が強い『バーストバッカー』や『カスタムバッカー』という人気のピックアップもあるが・・

現時点では不動の人気を誇っているのだ


ネットなども状態が良いもの(コイルの劣化などが無い状態)は高値で取引されている

以前にあるプロのブログで見かけたのだが・・・


57クラッシックを二基とダンカン二基+フレット交換という交換条件が成立したらしい

ギブソンのボディに載っていたという事が重要なのだ


前回も音について少々触れたが・・


”ギブソンの暴れる音・・”

を体で感じることができたのだ


適度な弦のテンション感(ネックの仕込み角度が他社と違う)と相まってピックアップが鳴りまくるのだ

先にも述べたように塗装やボディ材が大きく関係しているのだ


良いギターの条件が集約されたような感動を覚えたのだ

庶民にとってはレギュラーですら安い買い物ではないが・・・


半ばこの衝撃的な音を聴いて衝動買いのような感じになってしまったのだ

まぁ、私の場合、気になるものがあると夢に出るのだ

さらに症状?が悪化すると日中の仕事の時にも頭に何度も浮かんでしまうのだ


本業でミスを犯すくらいならば・・
思い切って購入してしまった方が精神衛生上良いのだ


57クラシックもPAFのコピーなのだ

トーカイのピックアップとは同じコピーモデルでも雰囲気が違うのだ

グラスに積んだダンカンの59モデルもある意味ではPAFのコピーだといえるのだ


三者三様という感じで個性があるのだ


グラスにも飽きたので『別の実験』がしたくなったのだ


テーマは・・・


”高級レスポールとダンカンの組み合わせ・・・”


楽器店のお兄さんによると・・

「良いピックアップは良いギターで初めて活きるんです!」

過去にもピックアップやその他のパーツ交換の経験があるがどれも10万円未満のギター達なのだ


ある意味では20万円を越えるようなトーカイやストラトは別格なのだ

巷の高級ギターは天井知らずだがやはりこの辺りが一つのボーダーラインになると思う


とりあえず、ボディにピックアップを合わせてみたのだ



これは意外に重要な作業なのだ


本格的な作業に入る前にモチベーションを上げるのだ




グラスは元の安ピックアップに戻したのだ

おそらく近々には嫁に出すと思うのだ


次回は実施の作業など諸々についてリポートしたいと考えているのだ

いわゆる『ギブソン配線』についても触れていきたいと思うのだ

ギターは昨晩に完成したのだ


実際の音は期待以上の凄いサウンドなのだ

グラスに載っていたダンカンの性能が開花したような印象を受けているのだ

ルックスもジョンサイクス風でかなり精悍になったのだ


やはりギターは深いと思う・・














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