テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

VOXのアンプって独特の弾き心地と音が魅力なんだよね

2014年11月27日 | 日記
読者の中にも実際にギターを弾いている方が多いと思う

アンプ派だろうか?

それともマルチ派だろうか?


以前の私はマルチを用いたヘッドフォン環境に満足していたのだが・・

最近はアンプも良いと感じるようになってきたのだ


自宅ではヘッドフォン、スタジオでは大音量でアンプを鳴らす・・

という『棲み分け』を意識していたのだ


周囲に気を使った小音量のアンプの音に意味がないと感じていたのだ

それならばマルチ・・という流れだったのだ


ピグノーズを手に入れた辺りから少々考えが変わってきたのだ



「小型のアンプをそこそこの音で鳴らすのも悪くないなぁ・・」

実際にマイクを立てた音も味がある


小型アンプを購入する人の多くが『チョイ弾き』が主な用途だと思う

私の場合には小型でも大型の真空管でも『録音』という結果を残したいと考えているのだ

結果を残す事で次回の音作りや自分が求めている音や音楽性が見えてくるような気がしているのだ


まぁ、どのように楽しむか?は自由ではあるが・・

いずれにしてもダラダラと意味なく弾くのは嫌いだという事なのだ


話は変わるが・・

読者の皆さんはどんなアンプ(どのメーカー?)が好みだろうか?

やはりロック好きにとってはマーシャルが憧れでもありロックのアイコンになっていると思う

実際にあるギター雑誌の読者投票では次のような結果になっているのだ


一位マーシャル

二位フェンダー

三位ヴォックス

なのだ


私もマーシャルの音は大好きなのだ

特にレンタルスタジオでマーシャルのスタックをフルアップさせた音にはシビれている


しかしながら自宅で音楽制作する時にはマーシャルの音はあまり使わないのだ

もっと個性的な音を好むのだ


特にお気に入りなのがVOXアンプなのだ

『VOX AC-30』という名器なのだ



古くは有名なところでビートルズやストーンズに愛用された事で人気が沸騰したのだ

ビートルズやストーンズが後世のロックギタリストに与えた影響は計り知れない


実は個人的にはあまり好みではないのだ

もちろん有名な曲やリフなどは人並みにコピーした時期もあるが・・・

その後の私のギターライフに影響が表れることは少ないように感じるのだ


おそらく音色が好みではないのだと思う

VOXが得意とするのはクリーンからクランチなのだ

フェンダーのアンプも同様の音域(音色)を得意とするが両者はまったくキャラが異なるのだ

VOXの音を一言で表現するならば・・・




”中音域をモチっとブーストさせた音・・・”

という事になる


この音色がブリティッシュ系の単音リフやコードのかき鳴らしに向いている所以なのだ


同アンプを使ったギターの音色でもっとも好みな音はブライアンメイなのだ



音色も好きだがギタリストとしての独自の発想やアプローチにも共感できるのだ



ブライアンメイの得意技の一つに『一人ディレイ』が挙げられる

ディレイタイムを長めに設定してフレーズを無限に重ねるというパフォーマンスなのだ



アンプの音作りもさることながらお父さんとの合作であるオリジナルギターもサウンドに貢献しているのだ


マホガニーとかアルダーという一般的な材の世界ではない

300年前に作られた暖炉を解体した廃材を利用しているのだ

これは超有名な話なのだ


各社がコピーモデルを出しているがその音色が微妙な理由はボディ材の違いなのだ

アルダーやアッシュを使えばシングルと相まってストラトのような音になってしまう

マホガニーを用いればギブソンのP-90を搭載したジュニアのような音色になってしまうのだ


タップやフェイズアウトなどスイッチの組み合わせで多彩な音が作れるのだ

この辺りの発想はペイジ師匠の二本目のレスポールに似ている


アンプの話からギター話になってしまった・・・

実はピグノーズとは別に手頃で使い易い二台目のアンプを探していたのだ

条件は小型なのだ


真空管でもトランジスタでも音が気に入れば良いと考えていたのだ

モデリング(色んなアンプの真似事?)はフェンダーアンプでお腹一杯なのだ


そもそも小型のスピーカーでマーシャルの段積みの雰囲気が表現できるはずもないのだ

GT-100のようなヘッドフォン環境ならばアンプのキャビネットを擬似的に
シュミレートする事にも無理はないように感じられる

実際にアンプやキャビネットを鳴らしているわけではないのだ


”大音量で鳴らしたキャビネットの前にマイクを立てた音・・・”

読者の皆さんが聴いている好きなギタリストの音もこのような理論に成り立っているのだ


まぁ、どんなギターでもアンプを使っても小じんまりとした音になるという事なのだ

ヘッドフォンやインナーフォンで聴くギターの音は『音圧』とは無縁の音なのだ


小型であってもアンプを鳴らした音とヘッドフォンの音の違いは『空気感』なのだ

アンプのスピーカーの振動を耳と体で感じる醍醐味がアンプにはあると思う


前置きが長いが・・・

結局、VOXのお手軽なアンプを購入したのだ



小型の真空管(オールチューブ)も視野に入れていたのだが・・・


小音量はで魅力が半減してしまう

そもそもボリュームを絞って使うならば真空管の良さが全く出ないのだ

アッテネーター機能付きのアンプも試したが歪ませるにはフルアップの必要がある

歪み系エフェクトを接続すれば小音量でも歪み音が作れる


しかしながら、それでは真空管の意味がないのだ

むしろ、同音量ならばトランジスタで音作りをした方が良い音になる場合が多いのだ



小型といいながらもこのサイズなのだ



ピグノーズとフェンダーがあまりにも小さ過ぎるのだ


背面開放というのも購入のポイントなのだ



このクラスにしては音の広がり感が気持ちいいのだ

細部の作りもなかなか良く出来ている



ピグノーズと同様に小型エフェクターも接続してみたのだ




アンプ単体の音も良いと思う

トランジスタながらVOXアンプの個性を出しているのも好感が持てるのだ

箱だけ真似るという粗悪なアンプとは区別したい



アンプ単体でも十分な歪みが作れる

これがトランジスタの良い部分なのだ


音量を上げても音色に変化はない

そのままの音で音が大きくなっていくという感じなのだ


真空管の場合には音量の大きさによって音色も変化していくのだ

その時のアンプの機嫌によっても音が変わるという神経質な一面を持っているのだ

ちなみに真空管は永遠ではない

定期的に点検&交換が必要なパーツなのだ


メンテナンスを優先させたアンプもチラホラ見かけるようになったが・・

基本的には素人(電気に無知な人)がメンテできない仕様になっているのだ


その点でもトランジスタはメンテフリーなのだ

プロの中にも安定した音色とメンテフリーを優先させてメイン機としてトランジスタを使う人も多いのだ


一昔前のトランジスタの多くはオモチャだった

真空管との性能の差異があまりにも大きかった時代があったのだ



現在では真空管でなければダメという事もないのだ

プロの制作現場でもアンプを用いないでレコーディングする事も増えているのだ

いわゆるマルチから卓への直結なのだ


私のような感じをイメージしてもらえば良いと思う

まぁ、機材もテクもプロ品質であるが・・・


このアンプは価格から初心者向けと思われがちだが・・

私くらいのキャリアでも満足できる出来なのだ

非常に懐が深いアンプなのだ



アンプ単体でも良い音が作れるが他のエフェクターとの接続でさらに広がるのだ


ダメなアンプの場合、結局のところ何をやってもダメなのだ

誰が弾いてもダメなのだ


今回は分かり易い音を作ってみたのだ

前半はブライアンメイの超有名な一節なのだ

読者の方々も一度は耳にしたことがあると思う


後半はスティーヴィレイボーンのパキパキのストラトサウンドをイメージしてみたのだ

ノリでドラムやベースも録音してみたのだ

これが1万円を切るアンプの音なのだ


結局のところ、弾き手のテクと音作りに尽きる

「アンプは真空管じゃなきゃダメだね~」

と言っている人の多くは真空管の魅力を引き出せていない


実は自分自身で自覚していたりするものなのだ

背伸びする必要もないと思う


低価格帯のアンプをカッコ良く鳴らした方がイケていると思うが・・・


”低価格帯のギター&安アンプ・・”

マーティフリードマンというギタリストが得意なパフォーマンスなのだ

実際に観客を唸らせるのだからプロは凄いと思う


今回の音源はストラトなのだ



万能ギターであるアリアでも良いが・・・

レイヴォーンの音が欲しい時にはやはりストラトに勝るギターはない




前半のブライアンメイの音はピックアップをフェイズアウトさせた音なのだ

鼻が詰まったような独特の音が特徴なのだ

後半のレイヴォーンはまさにフロントシングルの音なのだ


ご存じだと思うが私のストラトはコンデンサーを改造しているのだ

これはストラトにはかなり有効な業なのだ


読者の方がお使いのジャパンのストラトでも十分に効果が期待できるのだ

ネット検索などで色々と調べてみても面白いと思う




今後もピグノーズと共にレコーディングに活用していく予定なのだ



私が音作りすると安トランジスタアンプも
数十万円の真空管アンプの音になってしまうのだ


これがギターの醍醐味なのだ



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