テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

ジミヘンという偉大な存在

2023年09月03日 | 楽器
最近は若い世代を中心にギターが人気らしい

ギター好きの私にとっては嬉しい限りなのだ

自分が推している趣味が支持されているのは気分が良い

まぁ、世の中の誰からも見向きもされなくても私はギターを弾き続けるが・・

少々大げさだが私は人生をギターに捧げたような気持ちで向き合っている

私にとってギターは趣味の領域を超えているように感じる

辛い時、寂しい時、そして最高に楽しい時・・

常に傍らにギターがあったような気がする

ギターの楽しさを教えてくれたのはギターに人生を捧げた先人たち

ベタだが・・

やはり、ジミヘンとの出会いが大きいような気がする

ストラトの取り扱いに悩んでいた時期にジミヘンの存在を知った

すでにその存在は知っていたが真剣に聴き始めたという意味

ジョン・フルシアンテもジョン・メイヤーもジミヘンに多大な影響を受けているという

ギターの楽しさはシングルピックアップへの理解にあると思う

シングルの楽しさを知ることでより一層ギターが楽しくなってくる

言葉で説明するのは難しい

あくまでも感覚なのだ

「俺って上手くなってるのか?」

一つの目安がある

上手くなるにつれ、歪み量が減っていく

自在にコントロールできる人にとってはむしろ歪みが邪魔に感じられる

歪み量が増えることでコンプ感が増すのだ

ハード系な曲のリフには都合が良い

繊細なリードプレイなどを追求するにつけ歪みが邪魔になる

歪み量が増えることでピッキングのニュアンスがスポイルされる

強く弾いても弱く弾いてもあまり変化がない

弾き方も使用するギターの差もあまり感じられなくなってくる

良いギターか? 良いピックアップか?の見極めにはクリーンで弾いてみるのが一番

廉価なギターと良いギターとの差が出る部分

それを引き出すには条件がある

それなりにピッキングのスキルが不可欠だといえる

ギターの音の約8割は技術だと思う

残りの2割がハード面だと思う

上手い人はどんなギターや機材で弾いても良い音を紡ぎ出す

ジミヘンがメインで使っていたギターは知人からの貰い物

アコギなどは借り物だったりするのだ

大成功を収めたタイミングでもギターにはお金をかけなかった

晩年は自分専用のレコーディングスタジオを建設していたのだ

匠は何にお金をかければ良いのか?

を本能として理解しているように感じられる

盟友クラプトンも数々の名演を残したギターはレギュラーラインの寄せ集めギター

地方で買い漁った6本のレギュラーギターのパーツを自分で組み合わせた

残ったギターをジョージ・ハリスンなどの友達にプレゼントした

儲けたお金で高級スポーツカーを買い、良い酒を飲んだ

私が知る限りにおいては超高級なギターを買ったとは聞いていない

ジェフベックも同様なのだ

レギュラーラインのストラトに自分好みのカスタム(ナットやブリッジ)を加えたギターを愛用していた

アンプも至って普通のフェンダーの小型アンプ

あの異次元の音は指先とセンスで紡ぎ出しているのだ

ジミーペイジも当時使っていたレスポールは知人から譲り受けたレギュラーライン

時間の経過と共に希少性が増したが当時は普通のギターなのだ

アンプやエフェクターも特に高級品ということはない

その事に気づいた人は強いと思う

「ギターって値段じゃないんだなぁ・・」

愛情を込めて調整し弾けば廉価なギターでも十分に楽しい



なんだかんだといって使用頻度が高い廉価な二本なのだ

特に酷暑の悪条件ではこれらのギターが活躍した

汗でびしょびしょになっても気にならない

汗で劣化した弦もご愛敬



汗で濡れたら雑巾で拭き上げる

それで良いのだ

以前はナットなどにグリスアップをしていたが最近は怠っている

リアルに弾き込むことで削れた指板も良い感じなのだ

テレキャスもポリ塗装ながらも自然にクラックが入っているのだ

意図的にレリック加工を施したが使い込むことでより一層リアリティが増した

正直な話、エネルギー的な面からもレリック加工で遊ぶことは二度とない

若さは凄い熱量と情熱だと思う

今の私にはそんな情熱はない

最後の自作レリックギターだと思う

愛着が増したことで使用頻度も上がった

どんな理由でも使う機会が増えれば良いと思う

それも一つの正解だと思う

ジミヘンは売れた後期にも自分でギターのメンテを行っていた

弦交換はもちろんのこと、弦高やブリッジなどの調整も行っていた

自分でメンテすることで愛着が増したのだと思う

ジェフベックも若い頃には自分でメンテしていたそうだ

ジミーペイジは自分でギターにペイントを施した

単なる道具ではないという気持ちやギターに対する愛情が伝わってくる

レジェンド達から学ぶべきはそういう点にあると思う

機材は云々といっているうちはまだまだと思う

機材にお金をかけることはある意味で『逃げ』

「安いギターだから上手くなんね~んだろ?」

「高いの買えばもっと上手く弾けるんじゃない?」


微妙な着地だが・・・

先人はギターの楽しみ方を教えてくれた

そこから何学ぶか?

soundcloudにスライドバーで遊んだ音源をアップしたのだ

興味ある方はcubaseboyで検索してみていただきたい





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