テレキャス&ストラトの部屋

RolandのGT-001とzoomMS-50GでDAW制作を楽しんでいるよ

当たりギターってどんな?

2023年09月24日 | 楽器
読者の皆さんがお持ちのギターの調子は如何だろうか?

「絶好調だぜ~!」

という方は良いと思う

私も手持ち楽器の状態には満足しているのだ

ネックも安定しているしエレキ達の電装系も調子が良い

私も気まぐれでギターを検索することがある

ギターにも興味があるがなにより購入者のレビューに関心があるのだ

巷のギター好きな人の気持ちが知りたいのだ

「今回購入したギターは当たりでした!」

「メチャクチャ鳴るし最高ですよ!!」

という感じのレビューを見かけることがある

販売店もレビューを確認して喜んでいると思う

何でもネットで売り買いする時代になったが管理しているのは人間なのだ

人の気持ちがネット環境を支え育てていくような気がする

私も何本かネットでギターを購入したことがある

行きつけの楽器店の守備範囲を超えるギターを買う場合にネットを利用する

リアルショップでは諸事情で取り扱いが出来ないギターもある

売れ筋から大きく逸れている価格帯のギターも扱わないことが多い

あまりに安いギターはリアルショップで扱うメリットが少ない

販売後のトラブルなども面倒臭いのだと思う

一方で高級過ぎる価格帯のギターも嫌われる

「あまり値段が高いギターを置いても動かないですよ」

何となく分かる気がする

そういう価格帯のギターを求める人はそんなギターが集まるショップを訪れる

取り扱いギターを広げることにメリットは少ない

持ち場を見極めることが大事だと思う

正直な話、今の私にとって行きつけの楽器店が扱うギターには興味が湧かない

いまさら中途半端な価格帯のギターを欲しいとは思わない

超高級なギターが欲しいという物欲も湧き上がらない

そもそも、最近は公私ともに忙しくなって足が遠のいているのだ

時間を見つけて遊びに行きたいと思っているのだ

私はネットで買った1万円ちょいの安いアコギを愛用しているのだ


ボディは小さいがミニギターではない

所謂、12フレットジョイントという仕様の古典的なタイプなのだ

先人の黒人ブルースマン達が愛用していたギターのスペックに近い


ほどよい弦のテンションが心地よい


白髪染めで染色した指板も色落ちすることなく良い感じなのだ

当初は真っ黒だったが今はこんな感じなのだ

指板の端は激しい演奏の賜だと思う

疑似レリック加工ではこんな感じにはならない

あえて補修することなく自然な感じを楽しんでいるのだ

このギターはコテコテの合板仕様なのだ

価格帯から考えても当然の仕様なのだ

”合板のアコギは鳴らない・・”

はアコギ弾きにとっては常識なのだ

合板は丈夫だが響かないのだ

ギターの扱いに無知な初心者が使うことを想定していることが多い

鳴りを犠牲にしてもボディ材を分厚くする加工も一般的

鳴らないという苦情は少ないがボディが割れたという苦情は数多

苦情が少ないギターを製造するのもメーカー側の課題になっている

誰が弾くのか?

が明確なギターにはブレがない

このギターの立ち位置は微妙なのだ

単なる初心者向けの廉価ギターではないオーラが感じられる

すでにフルサイズの良いギターを持っている人がもう一本として購入することを視野に入れて開発されている気がする

廉価なれど要所の仕様がそれっぽく渋いのだ

私はそれなりにギターに精通している

単なる初心者向けの廉価アコギならば飽きてしまう


楽器として十分に成立している点が素晴らしい

他にもフルサイズのアコギを持っているが自然に手が伸びるのはこのギター

無意識にバランスを考えているのだと思う

他の二本は無条件に良い音なのだ

すでに良い音が完成しているのだ

特に単板のアコギは染みる音に成長した

貰い物のオベーションは合板ながらも時間の経過が音に反映されている

これも非常に良い音を奏でてくれる

問題はこの合板アコギなのだ

購入直後は本当に鳴らないギターだった

しかしながら、弾き易いので不思議と手が伸びる

そんなギターだった

ギターは弾き込むことで育つ

合板アコギは鳴らないという常識を覆した


何度も弦を交換した

その都度に音の変化を感じた

間違いなく音の変化のベクトルが良い方向に向かっているのだ

本当にわずかな成長なのだ

最近では激鳴りするようになった

ギターに感情があるならば・・

『俺って単板じゃない?』

とギター自体も勘違いするほどに良く鳴るのだ

音量が大きいという感じではない

心地よい音域が強調されるような感じなのだ

容量が小さいボディながらも低音が良く響く


カポを装着すると一気に響かなくなる
がそれも悪くない

楽曲によってはそんな音の傾向が似合う場合がある

アコギとウクレレの中間というような響きに感じられる


生楽器は本当に深いと思う

廉価なギターながら、最も愛着が湧いてくるギターになった

指板の染色など唯一無二の改造も愛着を倍増させている

そんなこんなでこのギターは『当たりギター』なのだ

隠れた名器だと私は信じて疑わない

ボディが小さいのでエレキからの持ち替えでも違和感が少ないと思う

エレキからアコギに持ち替える時には音よりも演奏性を重視すべき

弾き難いギターはすぐに嫌になってしまう

過去に私がレスポールを手放した理由の一つでもある

私がプレイヤーでなければ、今でも部屋に飾っていたと思う

私はギターに質実と合理性を求めてしまう

ギターは飾り物ではない

ギターは楽器なのだ

ギターが楽器であるという事実を何割くらいのギター弾きが実感しているだろうか?

持っているだけで満足、買っただけで満足という人も少なくない気がする

演奏するという次のステップに踏み込めない人も多い

何十年経っても次のステップに踏み込めない人も少なくない

むしろ時間の経過がギターを遠ざける場合もある

ギターは深い・・😌 







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ギターに最適な季節がやって来た

2023年09月24日 | 楽器
ギターを弾くのに最適な季節がやって来た

今年の夏は本当に厳しかった

少なくとも集中してギターと向き合うという感じではなかった

少しエアコンを弱めると汗が滝のように流れてくる

ギターにとっても過酷なコンディションだったような気がする

自分が在宅している時にはギターにもエアコンが当たっているが私が外出する時には部屋は猛烈な室温になる

幸いにもネックなどが動くこともなくその他のトラブルも皆無だった

酷暑の時期には弦交換とそれに伴う簡単な清掃で済んでしまった





ギターそれぞれで微妙にセッティングが異なるが弦高などに関して共通している部分も多い

特にフェンダー系ということで共通項も多い

やはり、個人的に一番気になる部分はネックの状態

ネックの状態が決まらなければその他の部分も決められない

ギター調整には『順番』があるということを知っておくべき

順番を間違えると二度手間、三度手間になってしまうのだ

万人にとって時間は貴重なものだと思う

料理なども手順を間違えるとかなりのタイムロスになる

そもそも手順を間違えるような人が作った料理は美味しくない

ある意味でギターも同じような気がする

ギターのメンテが苦手な人が上手く弾けるとは思えない

ギターのメンテはギターの第一歩であり基本だと思う

面白いことにメンテの技術と知識はギター歴に比例しない

ギター歴が長いからとメンテに長けているとは限らない

間違った知識を四半世紀以上も引きずっているベテランも少なくない

ベテランにつける薬はない

聞く耳を持たない

「俺はこれでいいだよ!」

もはや誰にも止められない

特に弦高に関して勘違いしている人は意外に多い

結論から先に述べるならば低すぎる弦高はNGということ

「低い弦高の方が速弾きがし易いんだよ」

「押弦もし易くなるしね 低いの最高!」

というタイプの人は意外に少なくない

低い弦高を好む人の多くはストレートなネックが正しいと勘違いしていることが多い

間違った調整では良いギターや高価なギターが泣いてしまう

ギターの本来持っているポテンシャルを半分を発揮することなくその生涯を終えることになる

ギターは弦楽器なのだ

最も優先させるべきは『弦の振動』

プレイヤーの弾き易さなど二の次で良いと思う

極端な例だがスティーヴィー・レイヴォーンの話が有名なのだ

詳しくはネットなどで検索してみていただきたい

私も弦高の重要性に気づいたのはここ十年くらいなのだ

それまでの私は所謂、ペタペタの低弦高を好んでいた

弦も細い弦を好んで張っていた

音はエフェクターで作ると勘違いしていた

無知に限って値段が高いギターに憧れ固執する

私もそんな一人だった

「高いギター買えば上手くなれるかな?」

練習を怠り、夢みて妄想する日々だった

弦高を強く意識したのはブルースとの出会い

上記のレイヴォーンもそんな流れで知ったのだ

レイヴォーンもジミヘンのフォローなのだ

結局、すべてのギター弾きの原点はジミヘンに辿り着く

この事実は非常に重要なことなのだ

読者の皆さんが好きなギタリストも少なからずジミヘンに影響を受けている

ジミヘンは先人のブルースマンに多大な影響を受けた

ブルースマン達がどのようなギターを使い、どんなセッティングをしていたか?

その辺りを意識することで見えてくる何かがある

ギターの本質に気づかぬままに幕引きをするギター弾きも少なくない

おそらく大半のギター弾きはそんな感じだと思う

「え?趣味? 趣味はギターかな?」

「ここ最近はあんまり弾いてないけど」

もはや、自分自身も良くわからない

一年もギターに触れていないのにギターを趣味と言っても良いのか?

まぁ、ギターを趣味だと言い張る人を深掘りする奇特な人など皆無なのだ

他人の趣味の話などに興味はないというのが正直なところ

私の知り合いに検索が得意な人がいる

とにかく、ギターに関することを良く知っているのだ

時にそれはギターの材であり、値段や相場などにも詳しい

良く勉強(検索)しているように感じられる

しかしながら、その人がギターを弾いている姿を見たことがない

何だかんだで付き合いは10年になるのだ

一度も音を聴いたことがない

結局、目の前に置いてあるギターに手を伸ばすのは私になる

「また、新しい曲が増えたんだね」

「良くギターを弾く時間があるね」

私を暇人扱いするのだ

まぁ、どうでも良い

ギターを弾かない人、弾けない人との共通点はギターが好きということ

最近は同じカテゴリに属しているとは認識していない

実際にギターを弾いている人には力と熱量が感じられる

上手い下手に拘る人も多いが個人的にはその辺りはどうでも良いと思う

実際に弦を弾き、弦を押さえている人の言葉には信憑性と力が感じられる

どんな分野にもいえると思う

私の知り合いには変わり者が多い

車の運転をしないのにやたら車に詳しい人がいる

特に車の売り買いに関する情報に長けているのだ

「車? 買わないよ 金がかかるし」

買う予定がない車の何を調べているのだろうか?

調べて知りすぎてしまったことで車が買えなくなっているのだろうか?

人間は本当に面白い生き物だと思う

いくら観察しても興味は尽きない

特にギター弾きの観察は面白い

かくいう私もそんな変わり者の一人なのだ

他人の目には少し変わっているように映ると思う

まぁ、私にとっては他人の視線などどうでも良い

自分は自分なのだ

ギターが好きだという事実がそこにあるだけなのだ

ギターを趣味とする人にとってギターが好きだという事実に偽りはないと思う

もう一歩踏み込んで自問自答してみるとよりよいと思う

「俺ってギターを弾きたいのか?」

「それともギターを集めたいの?」

私の知り合いにはどちらかというとコレクターが多い

結構な本数のギターを押し入れに隠し持っているのだ

しかしながら、そのギターを外に持ち出すことはない

持ち出すことがないのでその音を聴くことはできない

この日本にもそんな埋もれたギターが数え切れないほど存在するような気がする

もはや、ギターの弦が劣化している事実すらも知らないような人も多いような気がする

上手い喩えが見つからないが・・・

結婚して何十年も経過した古女房という感じだろうか?

目の前に存在がありながらもその存在が眼中に入らない

目の前のギターには見向きもしないで今日も検索に励むのだ

「良さげなギターってあるかな?」

「あれ? このギター安くなってる?」

今日もギターを弾くことなく一日が終わってしまうのだ

”ギター上達の近道・・”

と検索をかけてみる

何となくモヤモヤした気持ちで時間が過ぎていく

読者の皆さんは如何だろうか?

特に用事も欲しい物もないのに何となくギターに関する検索をしている時は停滞期

実はギターに関する熱量が最も低くなっている証だといえる

ギターを弾きたくて堪らない時には検索する時間などない

時間があれば、ギターばかり弾いているのだ

ギターを弾くこと、ギターに触れている時間が楽しくて仕方がない

そんなことを言っている私はというと・・・

ギターを弾くことは楽しいがギターを録音する気力がない

「たまに録音でもしてみようかなぁ?」

と思い浮かぶのだが実行が伴わない

雑用の合間にギターを弾いて一日が終わるという感じなのだ

まぁ、それはそれで楽しく意味があるように感じる

先日もお伝えしたように憂歌団の曲をとにかく弾き込んでいるのだ

自分が納得するまで弾き込むのが私のスタイルなのだ

とにかく、私はギターに関しては自分に厳しい

なんとなくそれっぽいコードを押さえてテキトーに鳴らすのでは納得しない

盛って削ってを何回も繰り返す

それが私のソロギターの組み立て方

軸になるコード進行を参考にブラッシュアップしていく

そんな作業だけでもあっという間に時間が過ぎていく

充実した楽しい時間なのだ

”もしもギターがなかったら?”

考えただけでゾッとしてしまう

私も理由もなく一日中スマホを弄っている『スマホゾンビ』になっていたかも

やりたいこと、やるべきことがあることは幸せなことだと思う

お金があっても行く場所、買う物がない人は不幸だと思う

如何だろうか?

余談だが私もYouTubeを良く利用する

おすすめの動画は時計と車が多い

ギター好きなのにギターの動画がヒットしない

つまり、ギターに関してググっていないということになる

落ち着いて考えてみてもギターの何を検索したら良いのか?

何を知りたいのか?

頭に浮かばない

ギターに関して分からないことや知りたいことがないのだ

故障や不具合など困ったことが発生した場合にはリアルショップに相談する

それが正しい流れだと思う

「なんかツマミを弄るとガリ音が出るんですけど」

ネットに相談して解決できるのだろうか?

ギターにノイズや雑音は不可欠なのだ

大事なことはそのノイズが正しいノイズなのか?

だと思う

アナログなギターには多少の不具合はつきもの

その辺りの見極めやさじ加減が大事なのだ

それが経験なのだ

脱線したが・・

本日は少し時間に余裕があるのでタップリとギターを味わってみたい

先日、弦を買ったので場合によると弦交換するかもしれない

ギター楽し😉 

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