昨日も多くの読者の方々にご訪問いただいたのだ
訪問者数1,266人だった
読者のみなさんに感謝!
読者の皆さんは三連休の最終日を如何お過ごしだろうか?
私は雑用の合間に事務仕事を片付けていたのだ
概ねの仕事を片付けて先ほど昼食を終えたのだ
仕事も趣味も計画通りに事が運ぶと気分が良い
午前中には日頃行き届かない場所を掃除していたのだ
ギター用のハードケースが保管してあるクローゼットを久しぶりに掃除した
私はギターをケースから出して並べておくことが好きなのだ
ギターを眺めること目的ではない
弾きたい時にすぐに手が伸びるという環境を作っておきたいのだ
外に出しておくか? ケースで保管するか?
は未だに賛否が分かれるところ
人間にとって快適な環境はギターにとってもベストというのは私の持論
実際のところ、長年にわたりそんな感じでギターを管理してきた
結果オーライという感じなのだ
考えてみればハードケースという存在は微妙だと思う
”良いギターにはハードケースが付属している”
はギター業界の常識でもある
廉価のギターにハードケースが付属することは希
希にケースでお客さんを釣る?という販売方法を見かけることがあるが・・
ギターを良く知っている人の目は節穴ではない
「ハードケース付きで安くない?」
はイントロダクションとして悪くないのだ
逆に最近はケース無しで販売する業者もあるようだ
サウンドハウスさんがそんな形態なのだ
個人的には賛成なのだ
私のようにケースが不要だという場合もある
好みのケースを選びたいというニーズもあると思う
合理的に考えるならばサイズが合致するならば数本のギターに一本のケースで事足りる
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これはアコギのケースだがもう一本のアコギにもサイズが適合している
元々、このギターを貰う時に純正のケースが付属していた
厚みや内装の形状が少し特殊なのだ
このケースを購入したのは運搬用
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ケースを加工してストラップが付けられるようにしたのだ
これが結構な優れもので運搬が劇的に楽になった
オベーションの純正ケースに穴をあける気にはならない
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そんな折に廉価のハードケースを見つけたのだ
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ストラップを変えることで背負った感じも変わってくる
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不要になった皮の鞄のストラップを修理して再利用しているのだ
必要な物は買うが修理出来る物はといりあえず知恵を絞ってみる
これが私のスタイルなのだ
現状ではエレキ用の角形ハードケースが二本、アコギ用のケースが二本
ベース用のギグバッグ、黒テレ用のギグバッグ、廉価アコギのソフトバッグ
という感じなのだ
ストラトやドラゴンテレを外に持ち出す際には黒テレのギグバッグを使う
結局のところ、ハードケースは邪魔なのだ
ハードケースの使用目的を考えてみた
売却時、修理時くらいなのだ
修理の際には可能な限りハードケースに入れて預けた方が良い
修理の業者さんは何本を修理を請け負うのだ
自分のギターが他人のギターと隣り合わせで運搬される様をイメージすると良いと思う
ハードケースは邪魔な存在だが不要でもない
私の年代においてはハードケース入りのギターは憧れ
ハードケースとセットでギターの価値を考えることが多い
実際のところ、ケースに格納したギターを眺める時間は至福の時間
ストラトは立体的なハードケース、ドラゴンは昔ながらのフェンダーケース
どちらも捨てがたい
昔ながらの木製ケースはカッコイイが重い
車を持たない学生さんなどは手持ちに電車で持ち帰るのだろうか?
息子のギター購入に親が付き添うケースも希だと思う
希なケースでは購入時にハードケースを楽器屋さんに寄付?することもあるそうだ
代わりにショルダー付きのギグバッグを買っていくという
ある意味では覚悟が出来ているその姿はカッコイイ!
グズグズ&ダラダラと蘊蓄を述べている中年おじさんの何倍もカッコイイ
ケースを捨てるということはそのギターと一生添い遂げるとう覚悟
まぁ、そこまで深く考えているかは知らないが・・・
純正のケースが付属しないギターの価値(買い取り価格)が下がることは肌で感じていると思う
潔いギター弾きは好きなのだ
私もギターに手を加える(レリック加工など)時点である程度覚悟が出来ているのだ
そもそも、廉価のギターを売るという気もないが・・
ギターくらいリセールが低い物はない
100万円くらいで買ったギターが実際のところ、いくらくらいで買い取りされているのか?
興味ある方は調べてみると良いと思う
状態が良いギターのプラス査定は皆無
ご祝儀査定も皆無
ギターの買い取りの歴史を知ればすべてが理解できる
最近では再販のルートも確立されてきたが一昔前は買い換えを促進する策と考えられていた
高値を期待するならば個人売買が良いと思う
同時に面倒臭いトラブルを招くことも多い
難しいところだと思う
一番は気に入って買ったギターを一生使うこと
壊れたら修理すれば良いのだ
修理しつつカスタムするという流れも悪くない
ギター用のパーツが枯渇することも基本的にはないと思う
純正やデフォルトに拘らなければいくらでも修理できる
腕が良いリペアマンならばデフォルトよりも快適なギターを作ってくれる
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デフォルトでは手が入りにくい位置に電池ボックスがある
この改造は目から鱗だった
まぁ、この手の電池は思ったよりもロングライフだが・・
劣化した電気系パーツを交換した
交換の際には有名ブランドの信頼できる製品を選んだ
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ポットは特殊なので半田と配線をリニューアル
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ピックアップなどの生きているパーツは微調整した
40年以上経過しているケースなので劣化は否めない
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外装も綺麗なのだ
内装にカビが生えていないことは奇跡
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前のオーナーはこのギターを蔵で保管していたそうだ
古書や巻物などが保管されているような由緒正しいお宅なのだ
諸事情からそんな大豪邸を手放すことになったそうだ
人生には色々あるのだ
蔵は風通しが良いという
私の人生には無縁なのだ
考えてみれば蔵の中に入ったのは初めてだったかもしれない
先祖代々・・・
庶民には無縁の世界なのだ
このギターの前のオーナー(知人のお兄さん)は私がこんなに大切にしていることを夢にも思っていないと思う
40年を超えたギターをリアルに手に出来る幸せを感じる
単純に状態が悪い古いギターは多々ある
場合によったら近所の粗大ゴミ置き場に転がっているかもしれない
状態が良いギターというのは希なのだ
ギターを道具として使っていたならば音は良いが状態が悪い
フレットなども打ち替えが必要になっているかもしれない
まぁ、ギターも人間と同じで出会いだと思う
相棒であるギターが高価である必要はない
高価なギターを否定しないが推奨もしない
自分に合ったギターに出会うことが一番なのだ
自分がギターを熟知していて演奏も上手いならばプロが選ぶような楽器を買えば良い
この辺りのバランス感覚が悪い人がギター弾きには多すぎる
とりあえず買っただけで満足してしまうのだと思う
そんな人にはハードケースは超必須アイテムになる
白い手袋を身につけて垂涎の眼差しでハードケースを開く
何となく笑えるような光景なのだ
私の知り合いにもそんな人が多々いるのだ
ギターを眺めて磨いてその日は終了なのだ
まるで桐の箱に入った骨董のツボを眺めるような感じなのだ
十人十色・・ギター弾きも色々だと思う
私は数本のケースでも邪魔に感じるのだが何十本とギターを持っている人はどんな感じで管理しているのだろうか?
仮にギターが20本あるならば、ケースも20本あるということになる
私の知り合い(楽器店の店員さん)はMAXで300本のギターを所有していたそうだ
結婚して子供が出来た現在では絞って100本で落ち着いているそうだ
「ほとんどが実家に置いているんですよ」
「文句言われますけど・・無視ですね」
と笑っているのだ
まぁ、楽器販売という仕事に知識として活きている気もする
とにかくギターに詳しいのだ
しかも電気系にも精通しているのだ
私は信頼しているのだ
私の持ち込んだ修理依頼をすべて完璧にクリアしてくれる
ギターと戯れる時間が決して無駄になっていない
今でもストラトなどを定期的にチェックしてもらっているのだ
「新しいアンプ買ったんですよ」
「鳴らしてみますか? どうぞ」
スタジオ自前のアンプを私に貸してくれる優しい人なのだ
ギター弾きにはそうい人もいるのだ
ギターという共通の言語でわかり合えるのだ
少し脱線したが・・・
私もMAXで30本くらいのギターを持っていた時期がある
学生時代なのだ
振り返るとアホだった
私のギター道における『黒歴史』
あまり声を大にして他言することはない
読者のみなさんだからこその告白なのだ
まぁ、そのほとんどが廉価のどうでも良いギターだった
結局、弦は錆び、ネックは反り奥のギターには触れることもない
場末の売れない楽器店という感じだった
目が覚めるまでに数年ほどかかった気がする
ギターに占拠されて寝床が確保できなかったことを思い出す
壁に穴をあけて父親に激怒された記憶が蘇る
本当にアホだったと思う
寂しかったのだと思う
ギターを買ってみたものの思うように弾けない自分に苛立っていた
そんな苛立ちを紛らわす為に散財していたような気がする
失恋した女子がやけ食いするような気持ちに似ているかもしれない
当時はパソコンもスマホもなかった
知り合いの上手い人に嫉妬していような気がする
楽器店に行っても店員さんも他のお客さんもすべて自分よりも上手いと思っていた
上手い人に同じベクトルで勝負を挑むことは無謀
という感じで訳がわからないコレクターに堕ちていったのだと思う
私は自己分析が好きなのだ
今の私は真逆なのだ
年齢もあるのだろうが・・
欲がない
特にギターに関する物欲が皆無なのだ
ギターが嫌いになったわけではない
むしろ、ギター愛は高まっているように感じる
自分に何が必要なのか?
良く分かっているつもりなのだ
試しにストラトをハードケースに格納してみた
「ん? だから何?」
ケースに収まるストラトに心響かない
適度に手に馴染む竿を握った瞬間に電気が走る
石のように堅くなった指先を弦の上で滑らすことで心のエンジンがかかる
ハードケースの話から脱線してしまったが・・・
私のギター愛は読者の皆さんに伝わっていると思う
如何だろうか?😆