五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

信じて見えてくるもの

2008年08月04日 | 第3章 無意識の世界
夏の海を山の上から眺めながらの勉強会で思索と対話を愉しんできました。

5万年前の人類の誕生から今日までを辿りながら、およそ二千年前、一世紀頃のキリスト教と源氏物語に焦点を当てた心理学の学びでした。

信じて見えてくるもの。

一つのものを見据えて、そこから見えてくるもの。

見えてくるものは、それぞれの個性から生まれてくるものです。
だから、個々に違う解釈となり概念となっていきます。

そうはいっても、アフリカから出発した自分の祖先である母の数を計算してみると
、二千人から二千五百人位の数となります。
その中の一人でも欠けたら、「私」という存在は無かったはず。

そのようなことを考えると、今在る自分は、奇跡の存在といっても過言ではありません。そして、よくぞここまで生き延びてくださったと思うわけです。

何が好きか嫌いか?
誰が好きか嫌いか?
その判断は、ご先祖様から受け継がれてきた経験と解釈で、ずいぶん違ってくると思います。

見えない記憶も見える記憶も、脳に記憶され、自分という個性が成り立っていることが自分でもよく分かります。

・・・・
千年前からの母親を辿ると、およそ80人~100人くらいです。
源氏物語の誕生以降から私が生まれてくるまでの期間、遺伝子の継承はたった100人程度の人からのものなのです。

千年前の暮らしぶりが、何か懐かしく感じるのは、まだ私たちの遺伝子に鮮やかに記憶されているからなのかもしれません。

人は皆手を繋ぎながら生きています。

誰かが欠ければ、誰かの人生も変わります。誰かの人生が変われば、そのまた別の人の人生も変わっていきます。

自分が与えられた尊い命は、どんなものでも次の世代に継承されていきます。

自分が遺していきたいもの、それを意識すると、ちょっとはピリッとした夏の生活ができるかもしれない、と自分に言い聞かせて、酷暑を乗り切ろう・・・

クリックお願いします
人気blogランキング
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする