五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

学校に行けない、行きたくない

2011年10月27日 | 第2章 五感と体感
自分の成育史の中で植えつけられた考え方や環境の中で学んできたことは、いつしか自分の常識となり、「こうあらねばならない」という領域の中で、忠誠心となって、自分の行動や考え方を支配していくようです。

湧き出してくる感情も勝手に自分から湧き出してくるものの、やはり成育史がベースになっていることは間違いなさそうです。そこから思考と行動へと自己表現していくわけですから、「感情と思考と行動」は三つ巴だと思います。

例えば、「学校に行かなくてはならない」という、社会の仕組みに対する忠誠心は、どんなところから生まれてくるのでしょう。。。

学校に行きたくない感情が芽生え、お腹が痛くなったり、学校に向かおうと思っても、身体が動かなかったり、、、

そこで、学校に行けない子や行きたくない子に、「学校に行かなくてはなりません!」と叫んだところで、何も解決はしませんし、ましてや「学校に行かなくてよいのよ!」と言われれば、ますます言われたほうは混乱していきます。

ここが難しいところだと思います…

本当に行く必要が無いと考えているのであれば、心身になんらかの症状は出ないはずです。

今、自分に起こっている現象をそのまま心の中で反復してみることが、大事な一歩かもしれません。

自分は、今、苦しい。。。今、お腹が痛い。。。という、自分に起こっていることをそのまま心の中で反復していくことで、少しは落ち着いてくるようです。

学校に行くとか、行かないとか、なぜそうなったのか、、、等ということは、聞いても混乱を生むだけでしょう…

「今を受容する」ということは、案外難しいことに改めて気付かされます。

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