五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

新薬師寺の修二会

2014年04月09日 | 第2章 五感と体感
奈良の新薬師寺は、未だ鄙びた風情の残る市街地から少し離れた場所にあります。
新薬師寺の十二神将に会いたくて、何度も足を運んでいます。人間の背丈ほどの大きさなので、身の丈のリアルさが身近さを感じさせ、いにしへの絢爛豪華な色彩は無くなり、塑像の持つ素朴さが返って私の好みに繋がっているように思います。

一度だけ、4月8日の花まつりに訪れた事がありますが、時間の都合で夜まで居ることができず、修二会の火の粉を浴びることはできませんでした。
今は小さい敷地と本堂になってしまったものの聖武天皇の病気平癒を願って光明皇后が建立された新薬師寺のかつてのスケール感は想像することができます。
お松明は、東大寺の松明の形状と似ています。

新薬師寺は東大寺二月堂とは違い、フラットな場所に建てられているので、松明を灯すと間近に見え、火の粉もたくさん被り、御利益をたくさん与ることができそうです。

某SNSの数人の親しいフォロワーさん、一方的にフォローしている人が、何故か今年は東大寺と新薬師寺に集結。。。修二会の時刻の頃になるとどんどんと様子が写真付きで伝えられてきます。

リアルタイムで様子を伝えていただき、ほんまにありがたいと思いました。

3年ぐらい奈良に住んだら、納得がいくようにも思いますが、それを実現するために、修二会の火の粉を浴びて無病息災を祈願し、健康な身体を維持して体力をつけてゆきたいものです。

つまり、「こうありたい」という本心に思い行動する事で歳を取ることすら忘れてしまうのでは、と思い、本気で信じています。

役行者、空海、西行、芭蕉の各地を巡る情動と行動は、こんなところから生まれてくるのだと思うと、同じ人間、できないことはないはず、と、希望に満ちちゃったりするわけです。

さて、今日も展覧会に向けて表装作業に身を置くとしますか。。。

☆☆
4月22日(火曜日14時~)~27日(日曜日)世田谷美術館区民ギャラリーにて「江戸表具を愛する会」の作品展を行います。新緑の季節、砧公園をお散歩がてら、ぜひ!


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