五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

アイデンティティの統合

2014年04月15日 | 第2章 五感と体感
「自分のアイデンティティに揺らめきはないか?」
「防衛機制はどうか?」
「現実吟味力はどうか?」

自分の状態を点検する時も、他者の様子が気になる時も、この三つの問い掛けを中心に意識化すると、もやもやが晴れてくることがありそうです。

人は怒ったり、哀しんだり、口惜しかったり、妬んだり、混乱したり、後悔したりして、暮らしています。
不安感は、人の本質だそうです。
でも、いつも同じような不安な感情に苛まれていては、健康を害してしまいます。

アイデンティティの整理。つまり、自己統合の整理することは、自分の悩みや迷いの解決のためだけではありません。
自己統合の整理がある程度成されていないと、周りが混乱していきます。

人は、いくつもの柱を立てながら生活しています。その柱を円錐のように頂点で束ねることを努力すること自体がアイデンティティの統合であるように思っています。

その柱が束ねられずにあっちこっちに向いていると、本人には束ねられない理由があるはずなのですが、それに関わる人は、どんどんと混乱していくのです。

新しい環境で、新たな出会いが多くある季節です。

自分が反省することも大事なことですが、アイデンティティの統合に揺らめきのある人と関わったばかりに、自分を諌めることとなりませんよう、、、。
もしかしたら、自分じゃなくて、相手がヘンなのかもしれない、ということに気付いただけで、自分のアイデンティティの統合が成されるかもしれません。

上に立つ立場であれば、相手を混乱させないよう配慮できると、良き先輩、指導者として株が上がる、かも^^。
そのためには、まずは三つの問い掛けの自問自答が大事なのです。

☆☆
4月22日(火曜日14時~)~27日(日曜日)世田谷美術館区民ギャラリーにて「江戸表具を愛する会」の作品展を行います。新緑の季節、砧公園をお散歩がてら、ぜひ!


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