星野道夫の旅する木2016年8月8日
「旅する木」という短編編集された星野道夫の本を夜中のテレビ番組で知り、その2日後に友人が何故かこの本を私に薦め、これだけの偶然の重なりがあれば早急に読まねばならぬと思い、読み終えた友人が貸してくれた「旅する木」のほぼ終わりの方を読んでいます。
この本は人生を旅する全人類の普遍的な共通する魂を言霊にした本なのかもしれません。
人としてどう生きるか、ではなく、自分をどう活かしていくかの岐路に立った時にどう心の筋肉を活かすか、そして、自分を養い活かしていくかの自問自答のヒントを与えてくれているようにも思います。
長年の勉強仲間で共にNPO活動をしているMさんが、お父様の転勤で幼少期をアラスカで過ごされた体験を聞き、星野道夫さんの話題も多く上っていました。アラスカで暮らした身近な人の話題と星野道夫さんの思考と感情と行動が、浸透圧のように沁み込み一致するような腑に落ちる感覚をこの「旅する木」を読むことでまさに味わっています。
私が高校生の頃、地理の先生が学生の頃旅をしたイラク、イランの話を聞くのが好きでした。学校の窓から心地よくそよぐ海風と世界地図を眺める自分の妄想が、いつも三島由紀夫の午後の曳航と重なり、小説の舞台とほぼ同じ風景を見ている事の仮想と現実の境をいつも旅していたようにも思います。
小説や歴史の舞台のその場所に立ちたいと思う自分の思春期と改めて星野道夫の紡ぐ言葉が重なり、真夏の過ぎ越しを今体験中です。
北限の地に住む人々は、生き抜く知恵を持つ人類の最高峰かもしれません。
旅する種が花を咲かせ種を落として、また、どこかの地に流れ着き、それが誰かの身になる連鎖の行程のどこかに嘘があれば、簡単に人類は滅びるでしょう。
そんな危うさを秘めた人類の営みをこの本から読み取り、幸福な気持ちが湧いています。
今日は立秋。
☆☆ ☆☆
ブログの下に掲載される広告は、私個人に関わるものではなく、一切関係ありません。有料の広告非表示でブログをアップしているのですがスマホ対応はされていないようです。
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この本は人生を旅する全人類の普遍的な共通する魂を言霊にした本なのかもしれません。
人としてどう生きるか、ではなく、自分をどう活かしていくかの岐路に立った時にどう心の筋肉を活かすか、そして、自分を養い活かしていくかの自問自答のヒントを与えてくれているようにも思います。
長年の勉強仲間で共にNPO活動をしているMさんが、お父様の転勤で幼少期をアラスカで過ごされた体験を聞き、星野道夫さんの話題も多く上っていました。アラスカで暮らした身近な人の話題と星野道夫さんの思考と感情と行動が、浸透圧のように沁み込み一致するような腑に落ちる感覚をこの「旅する木」を読むことでまさに味わっています。
私が高校生の頃、地理の先生が学生の頃旅をしたイラク、イランの話を聞くのが好きでした。学校の窓から心地よくそよぐ海風と世界地図を眺める自分の妄想が、いつも三島由紀夫の午後の曳航と重なり、小説の舞台とほぼ同じ風景を見ている事の仮想と現実の境をいつも旅していたようにも思います。
小説や歴史の舞台のその場所に立ちたいと思う自分の思春期と改めて星野道夫の紡ぐ言葉が重なり、真夏の過ぎ越しを今体験中です。
北限の地に住む人々は、生き抜く知恵を持つ人類の最高峰かもしれません。
旅する種が花を咲かせ種を落として、また、どこかの地に流れ着き、それが誰かの身になる連鎖の行程のどこかに嘘があれば、簡単に人類は滅びるでしょう。
そんな危うさを秘めた人類の営みをこの本から読み取り、幸福な気持ちが湧いています。
今日は立秋。
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