五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

奈良で呼吸する

2016年08月24日 | 第2章 五感と体感
奈良で呼吸する2016年8月24日

日曜日、京都で能の会があったので一泊し、翌日奈良の空気を吸ってきました。
一人で自分のためだけに時間を使ったのは、よくよく考えてみれば久しぶりです。
猛暑の中、どうしようかと思いましたが、無数の朱の鳥居を抜け、伏見稲荷の奥の院まで頑張って上り、山から下りて、ソフトクリームでエネルギー注入し、再び奈良線に乗りこみ、奈良へ。

奈良の空は広いです。
西に遠く生駒山、東に三笠山を望み、循環バスに乗って東大寺・春日大社で降り、今回まず行きたかった東大寺ミュージアムに。今まで法華堂に鎮座しておられた千手観音像と日光菩薩・月光菩薩にお会いしたく、法華堂から離れて始めての対面を果たしました。
日光菩薩と月光菩薩の前に傾げた直線美とふくよかな塑造が粉を吹くような白さ。息をのむほどの美しさで、しかと佇み、法華堂と同じように千手観音を静かにお守りしておられました。
再び猛暑の外に出ると鹿さん達も暑さに耐えられておらず、シカせんべいに突進する子は誰もいません。ほとんどの鹿さん達は木陰に座り込み目を瞑っています。
いつもなら突進してくる鹿を避けながら歩くのですが、猛暑の奈良は鹿が穏やかです。余りの暑さで東大寺大仏殿はスル―し、手向山八幡で手を合わせ、そのまま私の故郷の二月堂へ。
二月堂本堂の木の椅子に座り、床のすり減りを懐かしく思い撫でて、大仏殿の先に見える生駒山と奈良盆地をしばらくぼんやり眺めて、お決まりの大仏殿裏の小路を歩きながら講堂跡で「小僧の自分に会って」一息付きました。

やっぱり奈良の空気は好いです。
心身に馴染みます。

何するわけでなく、奈良をふらり。
帰宅後、余計な力が抜け、体内の気が一巡りして新しい気と入れ替わったような体感を感じています。
猛暑の中の魂のお里帰りもいいものです。

☆☆ ☆☆
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