金蛇水神社と手打蕎麦 2017年12月7日
11月27日、山元町に向かう途中、親戚の案内で、宮城県岩沼市に鎮座する金蛇水神社を参拝しました。
古代から七色の水が湧く場所であったため、水を祀り、同時にお金の神様として遠いところからも参拝者が訪れるそうです。
岩沼市の山の中腹にあるため、津波は免れました。
仙台市のお隣、名取市で蕎麦屋を営んでいた〇さんが、店舗が震災の被害を受けたため、そこで蕎麦屋を営むことが出来なくなり、金蛇水神社の好意を受け、お茶屋の中で蕎麦屋を再開しています。日本のそば粉100パーセントの10割蕎麦を打つのは女将さんだそうで、御主人よりも優しい仕上がりになっているとのこと。
私の親戚の名取の家の近くの蕎麦屋だったため、足繁く通ううちに親しくなり、御主人が病気で入院中の正月には、御主人に代わって店を切り盛りしました。何しろ、お正月の神社は大変な賑わいで、てんてこ舞いだったそうです。
蕎麦屋の出資までして、金蛇水神社に丁寧に参拝してる親戚も仙台で会社を経営しているのですが、子供の頃からの人徳で、人が好く、震災後7年近く経ち、会社の運気も上がってきているようです。
煮物はストーブでコトコトと炊き上げます。蓋を取らせていただき、パチリ。
煮物も盛りだくさん。
「金蛇水」というあまりにもダイレクトな名称の神社のせいか、台湾や韓国からもお参りに来る人がいるそうです。
宮城の県南は、長い長い浜辺がありました。気候も良く、食の豊かな土地柄でもあります。たいていは東側に海が広がり、西側に山があるのですが、関東に住む私にはその方角に慣れるまで時間がかかりました。その西側の低い山には水が出るところが多く、縄文時代の遺跡や遺物が多く見つかっているのです。
水が出るところには、たいてい神社があります。
水は富に繋がり、白蛇がそこを守ることで鎮静を図り、公平に分配することで、戦いを避けてきたことは、人の知恵でもありましょう。
頂戴した「天下の周り物」を上手に使うことができるよう、私も丁寧に参拝しました。
10割蕎麦とは思えない、繊細な優しい御蕎麦を頂き、蕎麦屋のご主人からアテルイ的な東北の精神性を感じ取りつつ、興味深い体験をさせてもらいました。
お茶屋の中は、いい雰囲気です。でも、来年は取り壊して、新しくなるそうです。ちょっと残念。。。
////
公開講座のご案内
ユースフルライフ研究所
2017年12月19日 つつじが丘勉強会
1月はお休み 2018年2月から講座開始です。
2018年2月6日 鎌倉腰越講座
2018年2月20日 つつじが丘勉強会
NPOキュール東急セミナーBE講座
12月15日13:30~15:30雪谷校
12月22日10:30~12:30たまプラーザ校