写真は奈良 東大寺二月堂
朧な感情 2019年3月15日
奈良に住むことを叶えたいと思い始めてかれこれ20年経ち、今年もお水取りが終わりました。
3月1日から14日までの二週間の修二会を務められた練行衆の御坊様方に感謝して、東(あずま)の国から手を合わせております。
奈良の東大寺二月堂のお水取り(修二会)が終わると2019年の春がいよいよ到来です。
今年の桜も少々早めの開花となりそうなので、昨年と同じく滋賀での勉強会(四月五日)の会期の頃には散る桜を愛でる事となりそうです。
限りなく白に近いピンクの色は、桃色とも言い難く、やはり、桜色は桜色としか色の表現ができません。
言葉に表現するには難しい曖昧な感覚を持つ日本人のアイデンティティは、言語だけでは済まされない雰囲気を察し合うことが、とても大事なコミュニケーションツールとなっていることも確かのようです。
私がなぜ奈良に居たいか、ということを説明しようと思っても、体感的な懐かしさを言葉で表現することが難しく、その体感を言葉に出すと大袈裟な人と、思われ兼ねないと、思う私の感情が湧いてきます。
そういった、口に出せない時の感情自体が、日本人らしさであるのかもしれません。
そして、この時期の木の芽の色も、なんとももやもやした灰色のような色が付いたような温かみのある色にも美しさを感じます。
春爛漫の一歩手前の時期に、木や花の色を楽しむことが出来る事は、朧な美しさを知る日本人の誇りとも言っても良いでしょう。
花粉もいっぱい飛んでいますが、お外を歩いて、朧な貴重な時期を楽しみたいものです。
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つつじが丘から会場が武蔵小金井に変わりました。
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