五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

防衛機制を考えてみる 其の三

2019年07月21日 | 第3章 無意識の世界

photo 鎌倉 報国寺にて  kamakura houkokuji

14の防衛機制

抑制

生き甲斐の心理学のテキスト86ページ
第8章 心をのびやかにする方法
大テーマ 14の防衛機制(フロイト)

このテーマの冒頭には、
「いうまでもなく人は生涯、幸福に
生きるべき存在です。」
人はできれば、誕生から昨日までの
過去の自分に囚われることなく、
将来の不安におびえることなく生きるために、
個の14の防衛機制を学習しましょう。」
と、書かれてあります。

「防衛する」ための自分の心と身体の動きは、
自分をよりよい方向に生き延びるための
知恵と行動にも繋がります。

ここで、14の防衛機制を一つ一つ
考えていきたいと思います。
『抑圧・抑制・昇華・合理化・感情転移・
置き換え・知性化・退行・逃避・同一化・
摂取・投影・反動形成・補償』

今日は、抑制をテーマにします。
防衛機制「抑制」

テキスト88ページ引用
抑制:
「抑圧より数段軽い感情抑制が抑制。抑制は、
抑圧より健全な状態、抑圧はどちらかというと脅迫的。」

抑圧と抑制の問題点は、劣等感や罪の意識、自信の無さや
不信感や恐怖から自分をさらけ出せない状態。

習慣や慣習による概念により、自分の本音を表出
することができていないことを、自ら意識できている状態が
抑制でもあり、意識していない場合は、抑圧に
該当すると思われます。

誰彼構わず、場所もいとわず、言いたい放題していることが、
抑制からの解放とは言い難く、
理性的な現実吟味力の中で、自由でのびのびと自分を
表現できることを目指したいものです。
自然体でいる人と同じ時空に居合わせた時に感ずる
心地よさを思い起こしてみると、抑制の感覚が
理解できるかもしれません。

人は独断と偏見で荒れ、自分以外の人間は全て驚きの対象
であるという心理に気付くことが大事だ、と、テキストに
書かれています。
私自身、自分以外は驚きの対象である、という概念に接した時に
すとんと腑に落ちた経験を、いつも思い出すのです。

テキスト 生き甲斐の心理学 引用・参照



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