東日本大震災から10年 2021年3月11日
10年前の今日、私は、
昼に新宿御苑ギャラリーの下見をして、
ついでに新宿御苑の庭園を歩き、
その後、明治通り沿いにある神宮前の
表装の師匠のビル内で、研修会に参加しました。
14:46の地震は、そこで体験しました。
ビルが回るように大揺れし、立っていられないので
会議用のテーブルの下に隠れて
ともかく治まるのを待ちました。
揺れているさ中、テーブルに出していた
資料やノート、筆記用具をまとめて、
バッグの中にしまい、
バッグを抱えながら、
「自分がビルの倒壊で死んでも、
魂は天に昇るから、
意識は空に向けていよう。。。」
という思いが咄嗟に湧きました。
家に帰ることを諦め、翌日東横線が動き出した朝に
帰宅し、家族や近所の人たちと無事を喜び合いました。
そして、同時に、
津波による多大な被害と、
原発事故の様子をテレビの画像で見る事となります。
東北に住む生き甲斐の心理学の講座生や
親戚の安否は、メールや
ミクシィで確認し、社会の動きが止まった数日間は、
自問自答しながら、役割の整理を
行っていました。
役割の整理には、ブログが役立ちました。
表装講座でお世話になっていたカルチャーセンターから
依頼を受けて、生き甲斐の心理学講座の計画を立て始めたのは、
6月ぐらいで、そこから9月の開設に向けて動き出しました。
担当者が、いわき出身だったこともあり、
切なる思いを感じ取りながら、
講座の準備をしました。
NPO法人キュールカリタスカウンセリングの
生き甲斐の心理学が本格的に一般の人々対象に
できるようになったのは、東日本大震災が
きっかけだったと、改めて思います。
そして、2011年秋から、宮城在住の講座生Kさんが
動いてくださり、白石や山元町での活動を
計らってくださいました。
そこでの出会いは、
今や私の生涯の宝物です。
2019年秋に逝去されたNPO法人ささえ愛山元の
理事長中村さんとの出会いにより、
2012年から2018年までの7年間、
共に泣いて、共に笑って、喜び合う経験をさせていただいたのです。
宮城のゴッドマザー中村怜子さんの
お人柄によって、自分を活かすことのできた人は
数知れないと思います。
私もその中の一人だと思うと、
出会った瞬間に立場の違いがボーダーレスとなるような
感覚を持たせてくださる人でした。
本来ならば、宮城に出向きこの10年を労い、
スタッフの皆様とハグし合いながら、
山元町の名産「美味しいイチゴ」を
頬張ることをイメージしていたのですが、
コロナ禍の自粛のため、それも叶わず。
東日本大震災の慰霊のために人が移動し、
感染者の数が増える事を避ける事は、
今、一番大事な意識化であると
思いますので、関東に留まり、
手を合わせる一日とさせていただきます。
わだかまりなく、移動できる日が来ましたら、
また山元町に行きたいと願っています。
東に向かって、心の花束を手向けます。
①
目黒カルチャースクール
第1金曜日
2021年4月13日
13:00~15:00
②
目黒カルチャースクール
第3金曜日
2021 3月19日
13:00~15:00
11月はNPOキュール15周年記念展のためお休みです。
ご注意ください。
②
綾子塾「生き甲斐の心理学」
場所:横浜桜木町 婦人会館
時間:13時~15時半
日程:2021年3月9日第4回(第2火曜日)
(綾子塾は、限定メンバー制)
③越乃生き甲斐の心理学
場所:横浜桜木町 婦人会館
(公開講座)
時間:13時~15時半
日程:2021 3月25日(第4木曜日)
9月は24日金曜日です。
紅葉坂植村勉強会
場所:横浜桜木町婦人会館
日程:2021年4月2日火曜日